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しもさんの「気になる一言」
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2011年06月02日(木)
考えたことありません

書籍「養老訓」(養老孟司著・新潮社刊・191頁)から。
「幸せとはなにか?」と訊ねられた時、
彼はいつもこんなふうに答える、と書いてある。
「考えたことありません」
「幸せとは○○である」というような言葉は、
すべて後知恵の類だとしか思えない。後講釈の典型。
何かが起きたあとに、思いがけなく感じるものが幸せ、と
バッサリ「幸せ」の定義を否定している。
あらかじめわかっているようなこと、
「幸せとはこういうものだ」と定義できるようなものは
幸せではない、ということである。
このフレーズを目にして「あっ」と思った。
そして、今まで「幸せとは・・」と定義していた自分が
なんだか恥ずかしくなってきたのは言うまでもない。
必用なのは「思いがけない」ことを「幸せ」と感じられる
「感受性」なんだな、と理解した。
「年寄りの生き方は、日に一度、感動しようとすることだ」と
書いてある「養老訓」は、楽しい書籍だった。