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| 2010年12月26日(日) ■ |
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| 大石内蔵助、もっと先を読んでよ |
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映画「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督)から。 夫婦ペア割引で、一緒に鑑賞した妻は、帰り道で 「大石内蔵助、もっと先を読んでよ」と怒っていた。(笑) その原因は、大石内蔵助が、 討ち入りの事実を後世に伝えるため生かされた、 寺坂吉右衛門(佐藤浩市)には 「生きて生きて、生き抜くのだ」と命令し、 「これがそちの大事な役目だ」と送り出したにもかかわらず、 自分の隠し子を守るために、密かに討ち入り前夜に逃亡させた 瀬尾孫左衛門(役所広司)には、 「生きて生きて、生き抜くのだ」と命じなかったことに、 納得がいかない様子だった。 目的を果たした武士(孫左衛門)が「武士道」と称して 割腹自殺するのは本人の勝手だが、 赤子から育てられ、全てにおいて頼りにし、恋心まで抱いていたていた 孫左衛門がいなくなったことをのちに知った時の、 姫の悲しみは、計り知れない・・と言うことだろう。 「私が嫁いだから・・」と結婚を後悔するシーンは、私でも想像できる。 だからこそ、大石内蔵助の隠し子を16年間育てた孫左衛門に 「生きて生きて、生き抜くのだ」と命じて欲しかったようだ。 最後の悲しい結末に、横で泣いているのかと思ったら、 その原因となった「もっと先を読まなかった、大石内蔵助」に 憤りを感じていた妻が可愛かった。
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