
|
 |
| 2010年07月30日(金) ■ |
 |
| はなびは くろくんがいたから できたのさ |
 |
絵本「くれよんのくろくん」 (作・絵=なかやみわ・童心社刊)から。 くれよんの話である。(笑) 気になる一言は「黒色」の嘆きである。 真っ白な画用紙の上に、きれいなくれよんの色たちが、 自由気ままに、花や空や雲などを描く様子を見て、 自分も参加しようとしたら、 「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ」と 仲間はずれにされた「くろくん」。 悲しくなって、ぼそっと呟く。 「なんで ぼくって、こんないろなんだろう・・」 しかし、描くことに夢中になりすぎて、 くれよんたちの絵はめちゃくちゃになってしまうところから、 物語は、あらたな展開をみせる。 自分の色ばかりを主張するくれよんたちの色の上を、 「くろくん」が全部塗りつぶしてしまう。 そして、少しずつ、引っかいていくと、花火のように、 みんなの色が、調和して浮かび上がってくる結末に、 絵本とわかっていながら、心が動かされた。 きれいな花火ができたのは、みんながのけ者にしていた 「くろくん」のお陰と気付くシーン。 「はなびは くろくんがいたから できたのさ」の台詞を 今回の「気になる一言」として、残しておきたい。
|
|