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| 2009年11月25日(水) ■ |
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| 時には、使うべき言葉を使わなくては・・ |
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映画「チェンジリング」(クリント・イーストウッド監督)から。 誘拐された息子の生還を祈る母親と警察との闘いを描くのだから、 母親役・アンジェリーナ・ジョリーに注目が集まってしまう。 勿論、彼女の演技は素晴らしいものだったが、 今回、私がメモしたのは、脇役の人たちのちょっとした台詞。 彼女同様、警察に反抗して精神病院送りにされた女性の1人が、 彼女を助けようとして、医師を殴ってしまう。 その制裁として、電気ショックを受けたにもかかわらず、 「殴りたかったの・・気持ちよかったわ」と微笑み、 「くそくらえ、くたばれ」みたいに汚い言葉を吐いた。 「女らしくないわよ」と接する彼女に、ズハッと一言。 「時には、使うべき言葉を使わなくては・・」と言い、 「失うものがない時にね」と続ける。 このフレーズ、私の胸に響いた。 こんなに悔しい時、怒っている時には、こんな言葉しか浮かばない。 女らしい言葉では、感情が表現できない・・と言いたげだった。 「その場にあった言葉を使う」って、迫力が違うよなぁ。 特に「失うものがない時は」・・は、もう誰にも止められない。
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