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| 2009年11月23日(月) ■ |
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| きませんでしたね、あそこで拍手(笑) |
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第247回泉のまち音楽会 「野津臣貴博(のづみきひさ)フルート・コンサート」から。 プロフィール紹介すると、とても長くなるので省略するが、 現在、大阪フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。 近隣の沼津市出身で、今回のコンサートが実現したようだ。 演奏者が曲の間におしゃべりもする「泉のまち音楽会」が、 もう247回を迎えたことに、立ち上げに関わった私としては、 なんとも言えない喜びで、胸が一杯になった。 さて・・気になる一言は、プーランクのソナタを演奏し終えて、 一息入れたところで、ニコニコ笑いながら呟いた。 3楽章まである曲を、観客が、第1楽章を終えたところで、 大きな拍手をしてしまったところから話は始まる。 (仕方なく)彼はマイクを片手に、途中で曲の構成を説明し、 演奏が途切れても、曲が終わりではないことを教えてくれた。 そして、ゆっくり第2楽章・第3楽章を演奏しはじめた。 余韻を残しながら演奏を終えて、 「きませんでしたね、あそこで拍手(笑)」(楽章の合間のこと) 緊張していた会場が、ぱっと和んだ一言が嬉しかった。 観客のマナーで、その街の文化のレベルがわかると言われる。 恥ずかしくない観客になろうっと・・。
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