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| 2009年11月20日(金) ■ |
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| 口から耳に伝えたかったから、紙ではなく・・ |
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経済講演会「社会や福祉とつながる、企業のあるべき姿」 (講師・坂本光司氏)から。 書籍「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である。 鳩山総理の所信表明でも紹介された、 「チョーク工場(日本理化学工業株式会社)」に光を当てた人、 そう表現してもおかしくないほど、本作は感動に包まれている。 今回の講演も、数社を紹介してくれたが、 いい話だけだったら、本を購入して読めばわかる。 それでもなお、講演を引き受けた理由に、なぜか感動した。 それが「口から耳に伝えたかったから、紙ではなく・・」。 日本も、まだまだ捨てたものじゃない。 だって、こんなに素敵な会社があるのだから、という熱い想いが 紙では決して伝わらない講演となり、私の心に響いた。 障害者や生活弱者に対して、 こんな姿勢で取り組んでいる会社がある。 私に出来ることは、口(講演会)とペン(書籍)を使って、 多くの人に、この真実を伝えること・・と言い切った時、 講演中、何度か繰り返された 「この会社の努力に敬意を払うこと、この企業にお礼をしたい」 の意味が理解できた。 彼の残された人生の使い道は「いい世の中を残して、世を去る」。 何度も何度も頷きながら、 私も微力ながら力になりたい、と感じた講演会。 こんな心の揺れは、本当に久しぶりだった。
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