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| 2009年11月11日(水) ■ |
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| 貧困ビジネス |
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これだけ「生活弱者」を対象に国が支援をし続けると、 それを逆手にとって儲けようとする人たちが必ず出現する。 それが「貧困ビジネス」。(イヤな熟語だ) 世界の発展途上国では、本当に「貧困」の人たちが溢れ、 日本にはストリートチルドレンはいない、と説明したら、 「そんなはずはない」と、最後まで信じてもらえなかった、 という話を聞いたことがあるが、 日本の「貧困」は、世界では「貧困」と呼ばない気がする。 例えば、新型インフルエンザ接種の優先順位をみても、 どうもしっくりいかないのは、私だけではないはずだ。 もちろん、妊婦・子どもを大事にするのが悪いわけではない。 しかし、もっと大きな視点で日本の今後を考えた場合、 今、新型インフルエンザで倒れて困るのは、 低所得でも頑張って働いているお父さん、お母さん。 生活保護を受けずに、朝から晩まで働いている彼らは、 注射をする時間さえなく働いている、それも低所得で。 そんな一家で、彼らが倒れたら、生活がままならないばかりか、 家族の不安は、莫大なストレスとなってくる。 だからこそ、以前にも提案した「受験生」と、 一所懸命働いている「低所得の父・母」を優先して欲しい。 彼らを大切にしないと、あとで大きなツケが回ってくる。 「貧困ビジネス」・・最悪な方向に向かっている気がする。
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