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| 2009年10月23日(金) ■ |
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| 引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ |
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映画「空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―」(手塚昌明監督)から。 どうして、女性ってこんな感情的なんだろう?と思うシーン満載。(笑) 誰もが、救難に来たのだから、救えるものなら救いたい、 けれど、そのために無理をして、救援隊も死んだらどうするんだ。 何度も何度も、同じような場面があるから、気にかかった。 三浦友和さん演じる「隊長」が、主役の彼女に無線を通じて叫ぶ。 「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ、川島」 また、木村佳乃さんの台詞だったかな、 「救われる人にも、救う人にも家族はいるからね」も同じ意味だろう。 「感傷で救難活動をしてはならない」、そんな台詞もあった。 正義感・使命感だけで行動することを「無茶」と言う。(汗) 特にメンバー全員の命を預かる立場の人間は、 常に冷静でなければならないことを訓練で教わり、 それが実行できるからこそ、 女性初の救難ヘリUH−60Jの新人パイロットとなったはずなのに。 実は、私たちの仕事も同じことが言える。 途中経過で、効果が上がらないと判断したら、引き返す勇気を。 「幕開け」は喜ばれるけれど、「幕引き」は不満をふづけられる嫌な役目。 全体のために、引き返すことは、何も恥ずかしいことではない。 肝に銘じておきたい台詞だった気がする。
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