初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2009年10月06日(火)
ダンスなんて、忘れたわ

映画「ヘアスプレー」(アダム・シャンクマン監督)から。
人種、チビ・デブといった差別用語を、
前向きに、そして明るく吹き飛ばしてしまい、
鑑賞後、メチャクチャ元気がもらえた映画であった。
「世の中がどんどん変わっていく」ワクワク感を
主人公のはち切れんばかりの笑顔が後押ししてくれる。
彼女の母親役は「サタデー・ナイト・フィーバー」でブレイクした
ジョン・トラボルタ。もちろん男(笑)。
ここでも、男とか女とか、の常識をぶち壊している。
ただ、女装したジョン・トラボルタ、というよりも、
特殊メイクを施し、ふっくらな女性の着ぐるみを身につけた
ジョン・トラボルタ、の表現が正しいのかもしれない。(汗)
内気でほとんど家から出なかった母親が、娘に導かれて、
新しい時代に飛び出し、自分を再発見していくストーリー。
「ママ、60年代にようこそ!!」と手を引き、ダンスへ誘う。
そこで、華麗なダンスで一世を風靡した彼(彼女)が、
「ダンスなんて、忘れたわ」という台詞を呟いたから、メモ。
また、娘の彼氏が出て行ったあと
「彼はきっと戻ってくる」と娘を慰め、
「母親だからそう言うのよ」の娘の切り返しにも、
「男の気持ちもわかるのよ」とさらっと答えるシーン。
これも、母親が男だと知っていたから余計に笑えた。
常識の呪縛から逃れたいあなた、是非、観て欲しい。