初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2009年07月29日(水)
「論語」には、40代に関する言葉が多い

書籍「論語一日一言」(村山孚著・PHP文庫刊・388頁)から。
孔子が多彩な弟子たちとの対話によって
「仁」の思想に基づく君子の道と、
真に人間らしい生き方を説いた「論語」をわかりやすく解説し、
一日一話の形で編集された、私の愛読書である。
その中で彼は、40代に関する言葉が多い、と気付いた。
お馴染みの「四十而不惑」(四十にして惑わず)から、
「四十五十にして聞こゆることなくんば、
これまた畏るるに足らざるのみ。
(40歳、50歳にもなって、これはという特徴がないような者は、
恐れるに足らない)
「年四十にして悪まるるは、それ終わらんのみ」等
(40歳にもなって人に憎まれるようでは、もう、おしまいだな)
これは何を意味するのか。
孔子が40代という世代を重視していたのか、
それとも40代の弟子が多かったので、自分たちの世代についての
師の発言を特に覚えて記録したのか・・と定かではないが、
私は、前者の意味に解釈したいと思う。
40代の男性、女性のみなさん、是非「論語」を一読して欲しい。
1つでも、心に残ることがあればいいじゃないか。