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| 2007年07月06日(金) ■ |
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| 「改革」と書いて「カイゼン」とルビをふるな |
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本来「改革」という言葉の意味は、 従来の制度などを改めてよりよいものにすること。 それに対して「改善」は、悪いところを改めてよくすること。 しかし、毎日のようにテレビや新聞で目にする 「公務員制度改革」「医療制度改革」「年金制度改革」・・は、 「改善」としか思えないような動きではないだろうか。 当事者にとっては、大きく変えたつもりであっても、 大所高所から眺めると、やはり「改善」の域を出ていない気がする。 今までの事務の流れを大きく変えただけでは、改善。 悪い状態に陥った「仕組み」から変えなければ、 「改革」とは言い切れないはずだ。 今、国から、県、地方自治体の市町村まで、 こぞって「行政改革」に取り組んでいるが、 自分たちが変えようとしていることは、 事務の流れなのか、基本的な仕組みなのか、 「改革」と書いて「カイゼン」とルビをふっていないだろうか、 もう一度、大きな視野で見る必要がありそうだ。
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