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| 2007年04月17日(火) ■ |
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| とてもチェーホフ的な人生ね |
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映画「永遠のマリアカラス」 (監督・フランコ・ゼフィレッリ)からもうひとつ。 世紀のオペラ歌手であるマリアカラスは、 いろいろな場所で活動したためか、故郷がない。 「どの言葉も正しく話せないわ、私は何者なの?」と 自問する彼女に対して、傍にいた侍従の女性がさらっと呟く。 なかなか面白い表現だと思ってメモをした。 私が驚いたのは、映画ということもあるが、 普通の勤労者でも、こんな表現をしたことであった。 アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフは、 ロシアを代表する劇作家であり、また優れた短編小説家であるが、 波乱万丈の人生を送ったわけでもなく、その例えが気になる。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べたが、 その意図するところが理解できなかった。(汗) 「19世紀末にチェーホフは短編小説に革命を起こした」とあるから、 その彼の生き方を指して例えたのか、 「典型的なチェーホフの話は外的な筋をほとんどもたない」とあるから、 彼の作品の特徴を指して例えたことなのか、 今は、この台詞が気になって仕方がない。
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