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| 2006年12月16日(土) ■ |
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| この診察室は観覧車だ。 |
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小説「空中ブランコ」(奥田英朗著・文藝春秋刊・265頁) に収録されている作品の中から、もうひとつ。 (作品名はメモ忘れ。さらに「診断室」かも。ごめんなさい) この単純で誰もがニヤリの例えが、私をくすぐった。 なぞかけのような楽しみがあるからだろう。 「診察室」とかけて、なんと解く。 「観覧車」と解く。その心は・・ 「乗ったら1周する間、そのペースに合わせるしかない」。 ねっ、上手い・・と手を打ちたくなるでしょう。 今までの最高傑作は「今の仕事は、反復横飛びだ」 「どうして?」 「だって、疲れるだけで、前には進まない」 予想外の例えをして、その理由でニヤリとさせる。 「例え」は、シンプルで判りやすい、が一番。 これって、私の目指している言葉遊びの1つかもしれないな。
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