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| 2006年12月10日(日) ■ |
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| 色の強さということは、色の単純さからきます |
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三島市の「佐野美術館」で、日本の近代洋画を代表する 「梅原龍三郎」さんの展覧会が開催されているので、 ひとりでのんびり鑑賞することにした。 ルノアールとの出逢いが、彼の人生を大きく変えたが、 その色彩感覚は、独特のものが感じられた。 そのルノワールに彼は、こう言われたらしい。 「デッサンは勉強で補うことの出来るものだが、 色彩はタンベラン(気質)によるものだ」と。 多くの裸婦像や伊豆や富士などの景色に使われた洋画は、 その独特の色彩感覚を楽しませてくれた。 他の画家と違うところは・・と考えていたら、 冒頭の説明文を見つけた。(情報源は、色彩関連図書) あまり多くの色を混ぜないことで、色そのものの力が 私を惹きつけているようだった。 私のお気に入りは、出口付近に飾られていた 彼が88・89歳に描いたと記されていた「自画像」、 しばらくその場から離れたくないほどの力があると感じた。 1年に1回、下手でも「自画像」描いてみようかな。(汗)
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