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しもさんの「気になる一言」
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2006年05月04日(木)
ルビにばかり目がいってしまう、名作

「夏草冬濤」(なつくさふゆなみ)を、やっと読み終えた。
(井上靖著・新潮社・743頁)
物語に、沼津や三島、天城などの様子が随所に出てきて、
たぶんイメージは、いつもより掴みやすかったと思うが、
今回のメモは、漢字や単語のフリガナ(ルビ)関連が多い。
書き出しただけでも、
莫迦(ばか)・確り(しっかり)・屈む(かがむ)・
序でに(ついでに)・尤も(もっとも)・卓(テーブル)・
内儀さん(かみさん)・認めた(したためた)・
対かう(むかう)・強ち(あながち)などなど。
「へぇ〜、なるほど。こう読むのか」とメモが続いた。
夏目漱石とか、谷崎潤一郎などが書かれた名作は、
決まって、面白いルビが振ってある。
最近「こう書いて、こう読ませる」みたいな作品が少ない。
「夏草冬濤」はルビの持つ力を実感した作品となった。
もちろん、いつもの気になるフレーズも満載。
少しずつ紹介していくので、乞うご期待(笑)