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| 2004年01月16日(金) ■ |
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| 奈央子は揺さぶられ、沈み、分解され、集められ、そして何度も溺れた |
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以前読んだ林真理子さんの「anego」から、気になる一言。 さすがに記憶は出来なかったので、メモを見たけれど・・ どうして、わざわざ、この台詞を取り上げたか、というと 第130回芥川賞に若い女性が二人も選ばれ、 新聞各紙を賑わせているからである。 受賞された作品の感想は、読んでからにするとして、 冒頭のようなセックス表現が彼女達の作品には出てこないだろう、と 勝手に予測したからかもしれない。 一昨年、芥川賞の大道珠貴著「しょっぱいドライブ」を読んだ時、 なんだか、表現・描写にもの足りなさを感じたのは記憶に新しい。 小説家は、いろいろな経験の積み重ねが大切である、と思う。 五感をフルに活用した表現に醍醐味を覚え、その言い回しに 感動すら覚えてしまう。 確かに若い人の感性も、それはそれで大切であると思うが、 やはり私は、それなりの経験を重ねた小説家の書く物語が好きだ。 本屋では、彼女たちの受賞作が売り切れ続出で、増刷待ちらしい。 確かに一発勝負の芥川賞であるが、はてさてどんな作品なのか、 選評などの予備知識なしに読んでみて、後日感想を載せたいと思う。 ただし今の私には、以前直木賞から漏れ話題になった 横山秀夫著の「半落ち」の映画を、小説を思い出しながら 観た方が満足がいくような気がしている。
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