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| 2003年11月16日(日) ■ |
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| お願いだから、笑顔を見せないでおくれ |
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高橋尚子選手のマラソンを、テレビにかじりついて見ていた。 約2時間半。結果はご承知の通りの2位。 このレースを記憶に残す言葉を探していたが見つからず、 結局は、私の心からの叫びとなってしまった。 「途中から足が棒になっちゃいました」「あ、足が止まった」 「途中でエネルギーが切れた」など、いろいろメモしたが、 どれも私にとっては、アンテナに引っかかる台詞ではなかった。 私は、以前「笑顔について」 元手が入らない、しかも利益は莫大。 与えても減らず、与えられたものは豊かになる。 一瞬間見せれば、その記憶は永久に続くことがある(後略)・・ などと紹介したことがある。 しかし、今日の彼女の笑顔を見ることは、とても辛かった。 痛い時は痛い、辛い時は辛い、そう叫んで欲しかった。 国民の期待を真っ向に受けて走った、最後のトラック一周は なにを考えているんだろう・・と私は目頭が熱くなった。 そしてゴール、彼女の引きつった笑顔がブラウン管いっぱいに 映し出された時、私はその瞬間の想いをメモにした。 若干31歳、31番のゼッケンをつけた胸に込み上げてきたものを 考えると、私たちはもの凄いプレッシャーを彼女に与えている。 そんな気がしてきて、申し訳なくなってしまった。 レースが終わった今夜、どこかで思いっきり泣いていて欲しい。 負けることだってあるさ、彼女もひとりの人間なんだから・・。 私たちに弱さを見せた彼女、もっと強くなる予感がする。
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