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しもさんの「気になる一言」
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2003年05月29日(木)
「説明してから資料」より「資料を渡してから説明」

先日に続き、地元の中学一年生に
「新聞の書き方」のヒントを、教壇に立ち話すことになった。
今日は、朝から4クラス続けて・・という私にとっては
未知の体験、離れ業である。
そんな私の「中学校教諭もどき体験」を教室の中で見ていただき、
授業後、感想を求めたら「早口だったね」と指摘された。
「うん、自分でも感じていたけれど・・あれも教えたい、
これも伝えたい、と思うと、つい早口になってしまって・・」と
初体験の言い訳をしてしまった、とほほ。
「どうしたら、早口にならなくてすむのかなぁ」と聞き返すと
「何でもかんでも教えようとしないことだよ」と教えてくれたし、
「子ども達に、考える時間を与える余裕が欲しいね」と
アドバイスをもらった。
「新聞というのは、こういうレイアウトが基本です」と説明し、
それから子ども達に資料を渡していたけれど、
資料を渡して、子ども達に一度考えさせる。
それから、おもむろに説明するパターンの方が、いいらしい。
そうとは知らず、教えたいことを機関銃のように話してしまい、
子ども達はさぞかし、面食らったことだと思う。
板書の下手な字を眺めては凹み、
用意した資料はほとんど役に立たず落ち込み、
クラスごとに違う生徒達の反応に一喜一憂しながら、
私の「中学校教諭もどき体験」は終わった。
「話すのが苦手だから、文章を書いているんだ」という言い訳は
二度と使わないようにしたいな、と今回の体験で思った。
月並みな言葉だけれど、この機会を与えてくれた方々に感謝したい。