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| 2003年05月26日(月) ■ |
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| 自分の活躍できる場所は、川か海か |
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1998年、40歳にしてプロ・デビューした ジャズシンガー・綾戸智絵さん。現在、45歳。 波乱万丈な人生を送ってきた彼女が、自分の人生を振り返り 呟いた台詞が、気になる一言。 低音のハスキーボイス、彼女は普通の音楽の世界では輝かなかった。 しかし、ジャズと言う自由な音楽のジャンルで、ブレイクした。 そんな状況を、彼女は、この一言で片付けた。説得力があった。 たぶん、私の解釈も付け加えると、こうなる。 淡水魚なのに、海で泳ごうとしている魚。 逆に海水魚なのに、一所懸命、川で暮らそうとしている魚。 同じ「魚」という分類であるが、本当は全然違う生き物である。 人間はそれに気付かず、アップアップしているのではないか。 自分は、どちらのタイプの魚なのか、しっかり知る必要がある。 身体も心も苦しくない、安心して生きることが出来る環境を 自分なりに確保してから、じっくり生きていけばいい。 だからこそ、彼女は、 ジャズ=薄暗い閉鎖的なジャズ・クラブの音楽というイメージを、 底抜けに明るく楽しい音楽に塗り替えることができた、と思う。 まずは、自分の活躍の場探し。これから始めたい。
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