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| 2003年04月07日(月) ■ |
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| ひらがなが多くて、漢字が少なかったよ |
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芥川賞受賞作「しょっぱいドライブ」(大道珠貴著)の 読後感想を聞かれて、私の口から出た一言だった。 読み易い、と表現すればよかったのだが、 最近、宮部ワールドにはまり、ルビの振ってある漢字を 読み続けたせいか、今回はあっという間に読み終えてしまった。 今風といえば今風。あまりに身近すぎたのか、感想が出てこない。 小説というより、書くのが大好きな女性の日記を 読んでいる感じがした。 インターネットの世界では、もっともっとワクワクする作品を 書き続けている人たちを知っている。 (この表現、どちらかに失礼になるだろうか?・・) 結局、作者はこの作品を通じて、私達に何を伝えたかったのか、 それすらわからない状態でいる。 書籍の帯には「候補作中、人間と人間関係を描ききったのは この一作だけだと言ってもいい。 主人公と九十九(つくも)さんという年配の男との関わりに、 さみしいユーモアが漂うあたり、並々ならぬ力を感じる」と 芥川賞選評より、高樹のぶ子氏のコメントが添えられている。 そう、読み込むのか・・と思いながら、上記の感想と メモが取れなかった自分が恥ずかしかった。
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