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May日記 |
| 2006年08月18日(金) |
| 「「大きなかぶ」はなぜ抜けた? −謎とき 世界の民話ー」小長谷有紀編/講談社現代新書 16人の専門家による民話・伝承文学の考証。 地域は異にするものの、それぞれの立場による切り口はさまざまで、物語の持つ時代背景や土地柄、またその人間性ゆえの奥深さに興味の尽きない一書。 執筆者には民俗学者が多く、謎ときもさりながら(専門分野への)愛情自慢を聞いてるようでなかなかに楽しい。 余談だが巻末の執筆者紹介で同年輩の助教授が居られ、皆さんそろそろそんな時期なんでしょうか。第一線で活躍する姿に拍手。 「日本語の歴史」山口仲美/岩波新書 著者紹介を読むまで気が付きませんでしたが、この人の本、以前読んだことがありました。感想を書いたような気がするのですが探し出せません。エンピツさんは各日記に自板検索機能をつけてくれたら良いんじゃないかと思います。というのは置いといて。 「せめぎあう、話し言葉と書き言葉!」帯に踊る惹句のこのクォテーションが著者の思いを代弁しているようです。 古代から平安、鎌倉・室町、江戸を経て明治以降現在に息づく日本語の変遷が、各時代ごとにテーマを変えて取り上げられています。トピックごとに現象が顕著な時代を取り上げて、と言い換えたほうが正確かもしれません。理解しやすい、とっつきやすい手法で面白く読める。 例示が豊富で親切、多少煩く感じるときもあるが様変わりしていく様子が実感できて嬉しい。 最近になって、ようやっと少し本が読めるようになってきました。 ここ何ヶ月か、全くと言っていいほどまともに本が読めなくて、自分でもなんかおかしい。ひょっとして悪い病気でも患ってるんじゃないかと焦ったり消沈したりしつつしていたのでちょっと安心。 漫画とか軽い小説ならまだしも堅めの本になると手にとるのも億劫で、開けば上滑りする視線を引き止めるのに一苦労、ページを繰る前に閉じてしまうということが続いていました。 結果的に読まなかった時期というのはありますが、こんなに長い間、意識的に「読めない」と思ったのはかつてなかったような気がします。 頑張って取り返すぞ!(笑 |
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