ぶつぶつ日記
DiaryINDEX|past|will
ある日、風呂上りにまったりしていると、母がいきなり言った。 「お父さんなんだけど、会社がオオクボヒコザエモンのように 健康な限りいてもらうようにって。だから、来年以降も働けるんだって。」 ????誰ですか???? 「だから、お父さん。」 って、そりゃわかってますがな。 その、オオクボさんって誰ですか? 「うーん、江戸時代の・・???」 時代劇嫌いの母に聞いたのが間違いでした。 わかるわけありません。 その後、ネットで調べてみたものの、 わかったようなわからないような、大久保彦左衛門。
うちの父は、戦後のごたごたのなか、 頼りにならん父親の収入の代わりに、 兄弟姉妹のため、中学もろくに出ないうちから、 町工場に丁稚に出た人です。 それでも、いろんな水質関係の国家試験に受かっていて、 それがあったので、結構いい年になって今の会社に転職。 完全なブルーワーカーですけどね。
その父が来年ついに70になり、 会社の決まりとしては、 もうこれ以上嘱託として働くこともできないはずでした。 60歳が定年で、今まで大して給料も下がらず、 雇ってくれていた会社には、家族全員大変感謝してます。
でも、会社辞めてどうすんのかなー、 体はまあ人並み以上に元気だけどねー、 趣味っていっても、つり程度だしねー、 と家族が思っていたら・・・。
なんと、特例中の特例として、 健康で勤められる限り70過ぎても勤め続けてもらうように!と、 先日、本社から通達があったそうなんです(父は本社勤務じゃない)。 生き字引?かなんだか知らないけど。 家族としては、ありがたいことなので、 変だなんておおっぴらには言わないけど(笑)、 ちょっと変な会社(^^;)。
でもまあ、健康だし・・・、 変な娘(私か)がいるし・・・、 別に娘、学費出してもらってるわけでもないけど、 親が健康じゃないとできないことってたくさんあるし・・・、 いつまでも、いきいきと働いて欲しいと思うのでした。
健康で働けるということは、 やはり何よりも贅沢なことだと思うのです。
|