ぶつぶつ日記
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2002年11月02日(土) 日本語教師残酷物語

とある日本語教師のサイトで、
「いかに日本語教師は辛いか」というスレッドがのびにのびて、
一向に終わりそうにない勢い。
どんな職業もやりきれない部分ってあるけれど、
日本語教師もかなりやりきれない職業。
愛情がなくっちゃやってられない職業だけど、
それにしても、あまりに労働条件が悪すぎて、
全然良くなりそうにないので、
余計にこう言うところで盛り上がってしまうのだろう。

多分、ここのスレッドに書き込みをしている人のほとんどは、
経済問題を切実に考えている人だと思う。
奥様だったり、おうちが裕福だったりする人にとって、
こんなにやりがいのある仕事はなく、
多分労働条件の悪さなんて、全然気にならないはずだ。
でも、男性や独身女性は思う。
「老後、どうするよ?」
年金もない、保険もない。
昇給も見込めない、年収は何年経っても増えない。
その年収は平均的サラリーマンの足元にも及ばない。
ないないずくし、ないずくし〜の年末がやってくる。

奥様先生が悪いとも思わない、
お金持ちなのも結構。
でも、世の中そうじゃない日本語教師もいる。
そして、色んな先生がいる方が、学生にもいいってこと。
少なくとも、自分の生活に窮していない、
老後の心配のない先生には、
現状の待遇を容認するような発言は控えてもらいたいと思う。
そういうことを、経営者は利用するのだから。
大体、日本語教師を目指している大学生に、
こんなことを言えますか?
「生活の心配のない人しか、日本語教師には向かないのよ。」
なんて?

私たち日本語教師の残酷物語はまだまだ続く。
でも荒唐無稽な理想が、つねに社会を変えてきた。
奴隷解放も、女性の参政権も。
最初は誰にも支持されなかった。
時には当事者たちからも理解されなかった。
でもあきらめなかったこと。
言いつづけたこと。
それが彼らの立場を変えたのだ。
私たちだって、変えられるかもしれない。
変えていかないといけない。
何もしないであきらめるのが、
一番どうにもならないことだと思う。


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