ぶつぶつ日記
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2002年06月21日(金) 「壁」を壊す

イギリスのブレア首相夫人が、
「(パレスチナ人の若者が)自爆する以外に希望をもてないと感じてい
る」という発言が
「自爆テロ」を容認していると取られて猛烈な批判を受け、
首相ともども謝罪をした。

それにしても、どうして「自爆する」パレスチナの若者に対して同情的になると、
短絡的に「自爆テロを容認している。」と批判を受けなくてはならないのか。
私自身釈然としないものを日々感じている。

パレスチナ支持のスタンスを持つ人々のほぼ全員が、
自爆テロには反対していることは間違いない。
自爆テロで亡くなった方には同情するし、
ご家族の気持ちは想像して有り余るものがあるが、
じゃあ、同情すべきは「被害者」たるイスラエル人に対してのみ、
許させるものなのか。

パレスチナ問題が始まってはや80年、
こんなに直接的にパレスチナ人がイスラエル人の命を奪うことは、
これまでになかったことだ。
じゃあ、どうして「今」なのか。
昔と今と、何が違うのか。

まず、占領されている時間が長期化し、解決の見込みがないこと。

自治政府と言ったってそんなものは形だけのもので、
実際はイスラエルの良いように「国境」は閉鎖され検問され、
そして自治領が蹂躙されていること。

人々の生活は良くなるどころか悪くなる一方。
失業率は80%以上で、それから抜け出せる道もないこと。

国際社会からの孤立、自分たちは見捨てられていると言う思い。

簡単にあげるだけでこれだけのものが出てくるし、
実際はパレスチナ自治政府の無力化とか、
数え切れないほどのことが考えられるだろう。

なぜ自爆テロに向かう若者があとを立たないのか。
それはハマスだとかジハード団だとか、
そういう組織のなせる技というのはちょっと違うと思う。
どうして、彼らが自爆を望むのか。
心の壁を壊して、
パレスチナの若者の心に耳を傾ける時、
そこからは悲鳴しか聞こえてこないだろう。
私には想像も出来ない、閉塞感と絶望感。

世界が壁を壊してパレスチナへの同情を態度で示せれば、
自爆テロ多発、という現在の最悪の状況は、
変わってくるように思える。

誰にも、死なないで欲しいと思う。


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