ぶつぶつ日記
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イギリスのブレア首相夫人が、 「(パレスチナ人の若者が)自爆する以外に希望をもてないと感じてい る」という発言が 「自爆テロ」を容認していると取られて猛烈な批判を受け、 首相ともども謝罪をした。
それにしても、どうして「自爆する」パレスチナの若者に対して同情的になると、 短絡的に「自爆テロを容認している。」と批判を受けなくてはならないのか。 私自身釈然としないものを日々感じている。
パレスチナ支持のスタンスを持つ人々のほぼ全員が、 自爆テロには反対していることは間違いない。 自爆テロで亡くなった方には同情するし、 ご家族の気持ちは想像して有り余るものがあるが、 じゃあ、同情すべきは「被害者」たるイスラエル人に対してのみ、 許させるものなのか。
パレスチナ問題が始まってはや80年、 こんなに直接的にパレスチナ人がイスラエル人の命を奪うことは、 これまでになかったことだ。 じゃあ、どうして「今」なのか。 昔と今と、何が違うのか。
まず、占領されている時間が長期化し、解決の見込みがないこと。
自治政府と言ったってそんなものは形だけのもので、 実際はイスラエルの良いように「国境」は閉鎖され検問され、 そして自治領が蹂躙されていること。
人々の生活は良くなるどころか悪くなる一方。 失業率は80%以上で、それから抜け出せる道もないこと。
国際社会からの孤立、自分たちは見捨てられていると言う思い。
簡単にあげるだけでこれだけのものが出てくるし、 実際はパレスチナ自治政府の無力化とか、 数え切れないほどのことが考えられるだろう。
なぜ自爆テロに向かう若者があとを立たないのか。 それはハマスだとかジハード団だとか、 そういう組織のなせる技というのはちょっと違うと思う。 どうして、彼らが自爆を望むのか。 心の壁を壊して、 パレスチナの若者の心に耳を傾ける時、 そこからは悲鳴しか聞こえてこないだろう。 私には想像も出来ない、閉塞感と絶望感。
世界が壁を壊してパレスチナへの同情を態度で示せれば、 自爆テロ多発、という現在の最悪の状況は、 変わってくるように思える。
誰にも、死なないで欲しいと思う。
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