ぶつぶつ日記
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| 2002年05月10日(金) |
「我々を傷つける可能性のあるものは、その前に殺す。」 |
今回のパレスチナ側からの自爆テロは、 確かに非難に値するものだとしても、 どうも、相変わらずマスコミの報道には違和感を感じる。 イスラエルはあくまで自制心を持ち、 寛大に処遇し、その結果がこれだった、 と言うようなシャロンの論調をそのまま、 ずらずらと並べているだけのような。 そこには、シャロンの国家主席としての責任や罪を問う 日本人としての独立した発言はほとんど(全く?)ないし、 ましてや、 「我々を傷つける可能性のあるものは、その前に殺す。」 と言うシャロンの言葉に、 何一つ言葉をはさまないのはどういうことだろう。 これがどんなに恐ろしい言葉か、 わからないはずはないと思うのだが。
シャロンは以前、 「本当に恐ろしいのはテロリストではない。女と、子供たちだ。 女はテロリストになる子供を生産する。だから女を攻撃しなくてならない。」 と言っていたことがあったそうで、 その時は耳を疑ったが、 今回のようなせりふを聞くと、そんなことを言うのもさもありなん、 と思うようになる。
これが拡大解釈されれば、 ジェニンやナブルスへの攻撃は「正当防衛」と言うことになるのだろう。 なぜなら「パレスチナ人」であると言うことはすなわち、 いつかはイスラエルに攻撃を加える可能性がある人たち、 と言うことだから。 自分たちを守るためには、「今」テロリストではない、 攻撃をしてこない一般市民も、 「正当防衛で」やっておかなくてはならない。
アラブには「イスラエルの野望」を信じる人たちが本当に多い。 それは、まず手始めにパレスチナを皆殺しにする。 それが完了したら、アラビア半島やエジプトまで、 大イスラエルの領土を復権させるために攻めてくる、 というものだ。 これを被害者妄想と笑う人も多いだろう。 しかし、タルムードにそのことが書いてあり、 その大イスラエル帝国の権利を主張する超過激オーソドックス多数存在することを考えれば、 そして、シャロンが平然と 「我々を傷つける可能性のあるものは、その前に殺す。」 と言い放ち、それを何の恐怖もなく国際社会が受け入れるならば、 アラブ人の誇大妄想を、誇大妄想と切り捨てられはしないと思う。 「我々を傷つける可能性のあるもの。」と 周辺諸国を判断し、攻撃を開始しない保証は、100%と言い切れるだのろうか?
これは言い過ぎかもしれない。 あまりにもイスラエルに厳しく、 パレスチナ、アラブに甘すぎるのかもしれない。 しかし、恐怖はなにものをも支配する。 現在、恐怖に支配されているのは、イスラエルの方ではないだろうか? その恐怖心が暴走を始めたら? そしてその暴走をアメリカの後ろ盾が後押ししたら? その先は、誰にもわからない。
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