ぶつぶつ日記
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そのメールをもらった時、 自分のHPのパレスチナ関係のページに載せるか、 ものすごく迷った。 取りようによっては、完全にイスラエル人差別、とも 受け取れるような気がしたからだ。 でも、自分で止めておくのもなんなので、 流れていく掲示板に載せ、そしてほんの数人の人にだけ そのメールを転送した。
そうしたら、仲のいい友達から、自分の体験談として、 留学中にそのメールと同じような(そしてもっとひどい)ことを イスラエル人との対話の中で経験した、というメールをもらった。
どうやら、イスラエルでは私たちが思っている以上に、 情報が統制されているようだ。 彼らに言わせると私たち外国人は、 「嘘つきのアラファト」にだまされているらしい。 パレスチナ側は、わざと悲惨な状況を写して、 (そしてそれは時によるとパレスチナ側の自作自演ということか)、 それを海外に流して、自分たちの有利な情況に利用している。
でも、私たちが見ているもの、 それは紛れもない事実で、 そして多分、イスラエル人よりももっとたくさんの情報を、 日々色々なところから得ることができる。 イスラエル寄りのCNNでだって、 ジェニンやラマラで攻撃があったことは認めているのだから (しかしCNNは絶対に「入植地」という言葉は使わないそうだ あくまで「イスラエル領地内」)。
イスラエル政府が情報を統制し、 そのことで一般イスラエル人のパレスチナ人への 憎悪を煽り立てているとしたら、 イスラエル人やユダヤ人が、 自分たちが「差別されている」と思っても当然かもしれないと思う。 なぜなら、私たちにはイスラエルを非難する理由があるが、 イスラエルの人たちには、自分たちが非難される理由が 思い当たらないのだから。 嘘つきはアラファトで、汚いやり方で世界を動かしているのはパレスチナ。 そして自分たちはいわれのない理由で「今も」差別されている・・・。
一般市民には知らされていない情報を知っているからこそ、 イスラエルの諜報機関のシン・ベトの元長官、アミ・アヤロンのような人物が、 イスラエル政府のパレスチナ対策を非難できるのかも知れない。 事実を知っているからこそ。 知らなければ、どうだろう?
哀れむべきは、もっとも哀れなのは、 攻撃され奪われ続けているパレスチナ人の方ではなく、 イスラエル人の方なのかもしれない。 そして彼らがそのことに気がつくまでには、 どれほどの時間がかかるのだろうか。
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