ぶつぶつ日記
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2002年05月02日(木) アルゼンチンの島歌

朝、寝起きにぼーっとテレビを見ていたら、
数年前に流行ったBOOMの島歌がかかった。
どうやらこの島歌、今大不況で銀行もまともに動いていない
アルゼンチンで大流行しているらしい。
ワールドカップアルゼンチン代表の応援ソングにもなったとか。

聞こえてきたのは「日本語」、
でも歌っているのはひげ面のアルゼンチン。
この方、アルフレッド・カセーロ氏をいう
アルゼンチンでも有名なコメディアン兼プロデューサーだそうで、
ブエノスアイレスの日本料理レストランで島歌を聞いて、
すぐにレコーティングを決めたそうだ。
ブエノスアイレスでリサーチしたところ、
本当にみんな知ってる、知ってる。
子どもも大人も、みんな歌える。
「意味はわからないけどね〜。」
意味はわからないけれど、この歌には何か郷愁とかそう言うものがある。
だから日本語のままで歌うことにしたと、カセーロさんが言っていた。

知らなかったのだが、アルゼンチンにいる日系の方々の
実に90%が沖縄出身だそうだ。
彼らにはきっと、懐かしい響きをもって聞かれているのだろう。
カセーロさんの島歌にも日系2世の女性が参加している。

この曲を書いた宮沢和史さんがブエノスアイレスを訪問したそうで、
その様子を朝のテレビで放送していたのだが、
日本庭園に5000人の群集を集めたミニライブの様子を
最後まで見られないのがとても断念だった
(遅刻してしまうので、途中で家を出てしまった)。
日系の人ではなく、極普通のアルゼンチンの人が
島歌を聞き、一緒に歌い、そして涙ぐむ。
日系の女性は踊りだす。

世界は確かに、国を越えて1つになれる。
それは今言われているような「グローバル化」ではなく、
その時、その時、様々な文化や国を媒体として。
それが日本の歌のこともあるし、
踊りや、料理や、とにかく何でもその媒体になりうることが出来る。
横並びにならなくても、同じ言葉を話さなくても、
宗教も文化も違っても、
人が人を思う気持ちの、一番底の所は、
やっぱり同じなんじゃないかなと、
駅までの道を、自転車に乗りながら思ったのだった。

いい、朝の始まり。


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