| 2025年11月08日(土) |
高校選手権島根県大会決勝 大社−明誠 |
もともと高校選手権予選は関西外も観ていたが、コロナ禍でその傾向が強まった。関西外で私が特に注視しているのは東海・北信越・中国・四国の近接地域である。行きづらい地区に頑張ってまでは遠征しないが、負担にならない範囲ならば。で中国地方ではもともと岡山と広島に入っていたが、コロナ禍で山口県と鳥取県に行った。残るは島根県である。が県サッカー場は益田。つまり大阪からならば新幹線で新山口まで行った挙句山口線特急で2時間もかかる。とにかく遠いのだ。山口県大会の維新も山口線沿線だが、それよりもさらに遠く、しかも温泉もないとなると負担感が……と思っていたら、予選決勝は松江で開催とある。しかも常連で夏にも見た立正大淞南ではない。通常遠征は準決勝など2試合以上観戦のケースに考えるが、これならば1試合でも行こうと決断した。
松江にはバスとJRがある。バスの方がはるかに安い。行きは間に合うのでバスを決断した。大阪から4時間半くらいで松江駅だ。中国道で岡山の真庭市で米子道に入る。高槻には真庭市からの直売の食材店があり、安くて良質なので重宝している。JR駅でいえば姫新線中国勝山駅を中心とする街だ。しかし山間部でむっちゃ不便だろう、これは。米子に着いてから西に向かい、目的地の陸上競技場付近のインターで高速を降りるがバスからは降りれず、松江駅へ。駅では帰りに食べるしじみラーメンの店を確認してから路線バス待ち。30分くらいかかって目的地近くに着く。路上駐車が多い。この時点で嫌な予感がしたが、会場は超満員だった。島根県大会決勝ってこんなに盛り上がっているのか。たぶん島根県で最も盛り上がるサッカーの試合だろうな。JFLの神楽しまねは盛り上がらなかったんだろうなあ。一度行くプランを立ててバスも確保したが、近親者にコロナ感染者が出て、自重したのだ。
さて会場は超満員にもかかわらず、イベントは一切ない。グルメも全くない。高体連の先生方がイベント事を苦手としているのは分かるが、観客サービスが一切ない。返して言えば純粋にサッカーの試合を見に来るサッカーファンが島根県にも大量にいるのだ。
高校選手権島根県大会決勝 大社高校−明誠高校 11月8日 13時半 浜山陸上競技場 ピッチ並み
大社 監督 中村展久 GK 1 梅木琢磨 3年 182 神楽しまね DF 2 石川虎之介 3年 176 浜田一中 3 栗原貴志 3年 181 くにびきFC 4 武信瑛大 3年 175 くにびきFC MF 11 星野千凪 3年 169 出雲一中 5 松本理玖 3年 165 斐川西中 8 坂田幸大 3年 180 玉湯SC 15 野津理生 3年 170 玉湯SC FW 7 中林雄英 3年 167 くにびきFC 10 石川晄 3年 165 くにびきFC 18 原知輝 3年 182 くにびきFC
明誠 監督 白谷建人 GK 17 富森悠斗 3年 165 大阪市ジュネッス DF 12 小谷優惺 3年 159 DE SA FIAR西宮 5 森口桔平 3年 160 レインボー若狭FC 4 山本光雅 3年 175 ベルガロッソ浜田 2 藤井良太 3年 170 横田中 MF 13 原田琉希 2年 165 山口サッカークラブGraceINFINITI 3 高岸優羽 3年 168 武生FC 7 稲村良真 3年 170 JOGА MAIS 6 藤田総司 3年 171 斐川西中 FW 14 �盒鏡穎臓 。廓� 165 ベルガロッソ浜田 10 池田龍心 3年 176 高津中
大社 十八 十番七番 十五八番五番十一 四番三番二番 一番
明誠 十番十四 六番七番三番十三 二番四番五番十二 十七
大社は出雲市の高校。出雲市と言えばサンフレッチェ広島の下部組織だったサンフレッチェくにびき改めくにびきFCというしっかりした育成チームがあり、育てられる。長年島根県ナンバー2だった高校で、プリンスリーグに所属することもある。神楽しまね出身もいる。しかし県ナンバー2でも中体連出身者が複数いることに驚いた。
明誠は似た名前多数の高校だ。「明るく」「誠実」なのだから。野球漫画家あだち充のマンガにも登場しそうな名前だ。高校サッカーファンの立場からすれば藤枝明誠も浮かぶ。島根県の明誠高校は益田にある。益田のサッカー熱は知らない。県立サッカー場があることしか知らない。前所属チームもほぼ地元ではなくサッカー留学だ。
明らかに体格で大社が上回る。というより明誠は決勝進出にしては小柄すぎる。しかし明誠は身体の使い方をよく工夫している。それを象徴するのが大社のストッパー�∪仞遶ど霓�が潰しきれないことだ。また不器用でシンプルに蹴る。キャプテンの�7�原への依存度が高い。カバーできて競り勝ててロングボールの起点でもある。��野津はロングスロー担当。ボランチ�ゾ硝椶�守備的、�┷篥弔�攻撃的で両足使う意識がある?��星野がセットプレー担当。�恩兇蝋發気念犠 4靄榲�には大社はロングボールを多用する。
明誠は�О霏爾魯札奪肇廛譟蔀甘�。ゾーンの受け渡しに工夫があり、教えられている印象がある。しかしマークはルーズだ。ロングスローだけを買われて入っているような��小谷のインパクトが凄い。��原田は速い。��池田はレフティ。エース。
大社ペースながら前半は0−0で終了。そしてハーフタイム、戦術の根幹に見えるセンターフォワード �恩侠��咳麁f恒� 3年 171 出雲三中 ��野津→�ζ8彊某瓠。廓� 169 くにびきFC
となる。�咳麁�がそのままセンターフォワード。身体能力の高い選手。
スタイル自体は変わらない。後半13分、左コーナー��中林のキックに�∪仞逎悒奪匹韮院檻亜�16分、中央を崩して�咳麁�が決めて2−0。20分、��星野の右クロスを明誠クリアしきれず��石川ヘッドで3−0。結局終始大社ペースで3−0で圧勝した。
大社について。全国での目標は初戦突破というあたりになるだろう。全国で戦うには前線も最終ラインもいささか頼りないので守備を仕込むことになりそう。鍛えられているし、全国の平均的な高校とは勝負になる。味方のミスをミスにしなかった�7�原のキャプテンシーに期待だ。
明誠について。島根県も2強以外は厳しいかもしれない。地元の選手で0−3ならまだしも、サッカー留学で完敗となると、島根県の人材がどの程度いるのか?
島根県のタレント不足を痛感した遠征だった。くにびきFC以外に育成のしっかりしたチームはあるのか?そもそもクラブチーム自体少ないのでは?この両校だけでなく、大会プログラム全体を読んで不安になる。自民党の失われた30年を通じて地方は疲弊している。人口ピラミッドも経済も。年々高校サッカーの地方もやせ細り、県ベスト4すら優勝校と大差があったりする。もちろん昔のベスト4よりははるかに強いのだが。この問題は不景気な内容になるのでスポーツエンタメ記事ばかり書くメディアも取り組んで記事にしてくれない。しかしながらサッカー界も不景気なのだ。
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帰りは松江駅でしじみラーメン食べた後、バスは席がないのでJR特急やくもで帰ることにした。があいにく指定席売り切れ(全車指定席)。やくもは車両が良くなったが、乗車定数が減った。そしてグリーン車を見たら残り1席。贅沢は敵だ!的な価値観で生きてきた人間にとっては相当葛藤があるが、帰られないのでは話にならない。泣く泣くグリーン車に座った。そりゃあいい席でしたが……。
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