サッカー観戦日記

2023年04月02日(日) プリンスリーグ北信越 第1節 ツエーゲン金沢−星稜

プリンスリーグ開幕戦は始発のサンダーバードで金沢に向かってもキックオフに間に合うバスには乗れない。どうしても10分遅刻するが仕方ない。星稜高校OB本田圭佑がお金を出して作った金沢大学のグラウンドである。



プリンスリーグ北信越 第1節
ツエーゲン金沢U−18−星稜高校
4月2日 10時半 金沢大学グラウンド 人工芝 晴


金沢
十一二十
七番十三四番十四
二六三番十五二番
一番

星稜
二二十一
二四六番七番二三
二番四番五番三番
一番

10分遅刻。立ち上がり、星稜が前から言って、自陣からビルドアップする金沢を嵌めてボールを奪い、素早く裏に蹴り込むプランで流れをつかむ。しかし技術・戦術・パワーで上回る金沢がプレスを受けても繋げるようになり、屈強なキャプテン4番が中盤で当たり勝ち、左足で前方にミドルパス、左右に展開と、ボランチナンバーの4番にふさわしい、圧倒的に攻守に絡む存在感で中盤を支配、7番は素晴らしいスピードでカットインドリブルを見せ、たぶんサイドというより、昔なら中央突破型のドリブラーになっただろうし、右の14番もカットインしてサイドバック2番が追い越していく。これは左の26番も同じ。2番のほうがインナーラップが得意かな。センターバック15番も高くてパワフル。2トップはともにスペースに流れて受けるのが上手いが、サイドに流れるという意味ではなく、小さなスペースを見つけてさっと動いて受ける感覚がある。さらに11番と7番はシャドーストライカー的に飛び出すのが上手い。13番はリンクマンとしてあらゆる局面に顔を出す。
星稜はサイドバックが攻守に能力が高いが、個々の能力でほぼ全面的に劣勢では苦しい。立ち上がりはサイドバックによるコーナーキックもあったが、徐々に単なる放り込みになり、金沢のゴールキーパーは高さ、足もとともしっかりしているので正確に処理されてしまう。
前半終盤には劣勢に対し星稜の選手が、こうなるのは分かっていた、という声かけもあった。劣勢でも耐えるのが高体連で全国制覇経験のある強豪校の勝負強さである。

後半も金沢ペースが続く。そして75分、右を破り7番がスピードに乗って仕掛けて中に入れて11番が決めた。1−0。以降も無難に時間を進めた金沢が順当に勝利した。



試合後兼六園に向かったが、桜満開で道路も人がぎっしりだった。兼六園にはいろいろな見どころがあるが、日本最古の自然圧による噴水や、そのもととなっている池を楽しんだくらいで、池からの流れを渡る橋も人でいっぱいだったし、園内の店もいっぱいですぐに撤退した。兼六園の向かいには石川門から金沢城もあるのだが、人が多すぎて断念。金沢駅に向かい、ゴーゴーカレーを食べて、青春18きっぷ鈍行で帰阪するのだった。


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T.K. [MAIL]