サッカー観戦日記

2019年09月07日(土) 高校選手権大阪大会3回戦 高槻北−槻の木 金光藤蔭−長尾 高槻−布施工科

高校選手権大阪大会3回戦
高槻北高校−槻の木高校
9時 堺 人工芝 晴

高槻北          槻の木
−−−−−十番−−−−− −−−七番−−十番−−−
−十一−−七番−−九番− −−−−−−−−−−−−
−−−八番−−六番−−− 九番−八番−−四番−十一
二番−三番−−四番−五番 三番−五番−−六番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

このカードは元国際主審で指導者としても大冠を全国に導いた奥谷先生が槻の木に転任し教頭になり、そしてさらに高槻北に転任し校長に就任したという因縁がある。また高槻の府立高校ながら共に全国未経験校でもある。槻の木は島上と高槻南が合併し、高槻南は悦勝監督時代に全国常連だったが、現槻の木の校舎のある島上は全国に出ていない。

立ち上がりから技術に優る槻の木が押し気味だが、高槻北もそれなりの技術と守備力はあるので押し込めない。槻の木はインサイドが強力で4番の潰しや8番のミスのないパスなどで中を支配する。しかし高槻北は7番の正確な技術と10番のポスト、そして大きくサイドへ展開するサッカーで対抗。しかし押し込まれる中で10番のクサビを入れる位置が下がり気味になり、サイド深くへ進入できず、クロスが入らない。そして21分、槻の木、左カウンターから右に展開、11番のクロスにファーへ、ヘッドで合わせるだけ。0−1に。更に直後押し込み4番のPKで追加点。0−2に。槻の木はサイドに蓋をして展開を封じ、高槻北は運べる6番が何とかしようとするが人数で封じられる。結局槻の木が勝利した。

レベルは高かった。高槻北も堺で引退するに値するチーム。この時代、例えサッカーの街・高槻でも優位を保つのは難しいが、こんなに素晴らしいチームが多いという事実は見事だ。



高校選手権大阪大会3回戦
金光藤蔭高校−長尾高校
10時50分 堺 人工芝 晴


金光藤蔭         長尾
−−−十五−−六番−−− −−−十三−−十四−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−十四−−十番−誰々 十一−五番−−八番−十七
八番−二番−−三番−五番 七番−三番−−四番−二番
−−−−−誰々−−−−− −−−−−四一−−−−−

長尾は全国に出たことがある。その時は徹底的にマンマークで守り倒して夢をつかんだ。今はバランスの取れたチーム。当時と力は変わらないが、変わったのは大阪のレベルで、顧問の先生も変わっているし、力は相対的に落ちた。金光藤蔭は左サイドバック8番が好選手でスピードあふれるオーバーラップで脅かし、守備でも効いている。前半終盤、長尾がPKを獲得するが、左に弱く蹴ったキックはキーパーにガッチリキャッチされ失敗。直後失点し、これがフットボールだという格言通りになる。前半でピッチ移動し、他のピッチとながら観戦する。このピッチは金光藤蔭がそのまま勝利。

注目のヌヴェール対清明学院は0−0で試合終盤へ。第3試合の都合上、ピッチを移動していた初芝立命館、全国制覇経験校が吹田東を2−0で下し勝利した。なお終了直前、隣のピッチから歓声が上がり、清明学院がゴールしたことを知る。



高校選手権大阪大会3回戦
高槻高校−布施工科高校
12時40分 堺 人工芝 晴

高槻           布施工科
−−−十一−−十番−−− −−−十六−−二二−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−二四−−八番−九番 七番−六番−−八番−四四
三番−三五−−四番−十三 三六−十五−−十九−誰々
−−−−−三一−−−−− −−−−−誰々−−−−−

技術に優る高槻だが、新学年チームの悲しさ、フィジカルで劣勢で布施工科のパワフルな突進に苦戦する。4分、高槻は左コーナーから先制するが、直後タテに突っ込んできた布施工科16番のミドルで追いつく。更にタテの放り込みに抜ける22番、44番と追加。1−3に。高槻のキーパーは1年生なのだろうが指示に敬語を使っているが不要だ。コーチングは極力手短に。ロスタイム、高槻、左カットインからニアを破り2−3に。ハーフタイムでピッチ移動するが、最終スコア4−3と高槻が勝っていた。走り負けを予想していたが、ボールを持てる分スタミナを温存できたのかも。


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T.K. [MAIL]