サッカー観戦日記

2017年04月09日(日) プレミアリーグ開幕節 阪南大高−広島




阪南大高は当初阪南大そっくりの4−4−2でプレッシングからのショートカウンターのチームだった。しかし濱田監督の好みではなかったようで、チーム強化の過程で勝つために採用した戦術だったようだ。ここ2年ほど繋ぐサッカーにシフトしていて、昨年のプリンスリーグ関西では3試合残して独走優勝を決めた。全国のトーナメントではイマイチ結果を出していないが、既に全国トップクラスの力があるのは確かだ。対する広島はトップチームに合わせて下部組織もミシャ・システムを採用。独自の特殊なサッカーを追求し、幅広いプレースタイルを持つ選手を育成している。


プレミアリーグ開幕節 
阪南大学高校−サンフレッチェ広島ユース
4月2日 長居陸 晴 ピッチ良

阪南大高         広島
−−−−−福羅−−−−− −−−−−中谷◆檗檗檗
−−−宮崎−−岩丸−−− −−−仙波−−明比−−−
岸田◆檗殍迷辞 檗歟翅辞村山−川村−−根角−川井
小川−吉田岳−吉田伸鍋坂 −−大越⇔げ−渡部◆
−−−−−太田◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歛臟−−−−−



阪南大高 監督:霤長
GK 21 太田航生  187/73 00/10/02 A.C.Sakai
DF  2 鍋坂陸平  173/65 99/09/01 川上FC(第3種)
    4 吉田伸弘  177/73 99/12/31 ガンバ大阪堺ジュニアユース
    5 小川大空  180/75 99/10/18 RIP ACE SC(第3種)
    6 吉田岳晴  177/72 99/05/13 法隆寺FC U−15
   22 北村隼   175/67 02/01/14 千里丘FC
MF  7 宮崎空翔  173/62 99/04/07 千里丘FC
   14 岩丸翼   169/60 00/03/14 ガンバ大阪堺ジュニアユース
   16 岸田悠希  170/62 00/11/29 千里丘FC
   19 中村成龍  169/59 00/05/20 JSC SAKAI
FW  9 福羅光希  168/68 99/06/18 IRIS(イーリス)生野SS
リザーブ
GK  1 小出勘太  178/62 00/06/09 千里丘FC
DF  3 伊吹卓祐  172/63 99/07/17 川上FC(第3種)
MF 18 密山祥嗣  173/65 99/06/14 IRIS(イーリス)生野SS
FW  8 八畑汰介  177/67 99/06/24 ガンバ大阪ジュニアユース
   11 瀧川海斗  168/67 99/04/05 川上FC(第3種)
   13 島田龍之介 161/55 01/02/05 奈良YMCASCジュニアユース
   23 和田育   168/60 00/12/19 法隆寺FC U−15

広島 監督:沢田謙太郎 
前所属記載なしはサンフレッチェ広島F.C.ジュニアユース出身
GK  1 大迫敬介  185/86 99/07/28 FELICIDOD(フェリシド)FC
DF  2 大越寛人  166/62 00/09/19 GRANDE(グランデ)FC
    4 里岡龍斗  180/64 99/06/04 
    8 川井歩   177/65 99/08/12
MF  3 中谷超太  171/62 00/06/12 FC.Livent
    6 根角裕基  165/63 99/06/15
    7 川村拓夢  180/65 99/08/28 
   14 仙波大志  164/62 99/08/19
   18 村山勘治  167/57 99/04/07
FW 11 明比友宏  172/65 99/08/27
   17 渡部快斗  176/67 00/05/08 セレッソ大阪西U−15
リザーブ
GK 16 佐藤海斗  184/71 00/07/02 FCみやぎバルセロナ
DF 13 岡野周太  177/67 99/05/18 
MF  5 松本大弥  178/71 00/08/10 横河武蔵野FCジュニアユース
   19 大堀亮之介 172/60 01/01/10
   22 山大地  182/74 01/01/08
FW  9 三原大幸  170/64 99/09/14 
   20 桂陸人   162/62 00/09/16



広島は並びとしては3−4−2−1なのだが、ボランチЮ鄲爾トップチームの森崎和幸ポジションで最終ラインに下がってロングパスで組み立て、上がればきっちり繋ぐ上にセンターバック的なプレーも出来る。個人的には来季のトップ昇格確実とみている。3バックの中心のげは組み立ても出来る選手だが、川村に多くを託し、守備で長所を発揮する。GK‖臟は世代屈指のGKで反応に優れる一方で、ミシャシステムで要求されるビルドアップでは持ち味を発揮できていない。この選手もトップ昇格濃厚だとみているが。両アウトサイドがタッチライン際をアップダウンし、相手両サイドを引き付けるのが主要任務。空いたスペースにストッパーが上がり、2シャドーがギャップを使い、圧倒的支配で1トップがいずれマークを外して決める。これに対し阪南大高は用意周到な策を用意していた。まずフォーメーションとしては4−3−2−1で、4バックは極端に中に絞り、タッチラインの68mどころか34m以下の幅にコンパクトに絞る。そして大きく空いたアウトサイドにはサイドハーフが下がり、6バック気味になる。1トップ福羅は守備の負担を減らし、広島の後方のパス回しはある程度自由にさせる。そしてカウンター要員としてスピードと強靭な身体でキープするも孤立しているので奪われる。1ボランチ㉒北村はなかなかの逸材。しかしシステム上脇が空く。しかし広島は2シャドーが上がりすぎて3トップ気味になり、フリーになりやすい位置を使えない。阪南大高の2シャドーは本来広島の2シャドーのケアに追われる想定だと思うが、負担が軽くなってしまっている。広島はアウトサイドもクロスを上げられず、╂邂罎料農欧蕕靴ぞ紊りも必ず人がついて行っている。明らかに阪南大高のサイドハーフは運動量の負担が大きい。プレミアリーグは5人交代なので、行けるところまで行く意図かと思った。広島が一方的に回すが、決定機を作れず、阪南大高は全くシュートに行けない。33分、広島╂邂罎留Εロスを明比ボレーも惜しい。38分、╂邂罎留Εロスを佳嫉灰悒奪鼻⊂紊乏阿譴襦7萃蟲 川井も運動量がもともと多い選手だが、過重な負担がかかりがちな広島トップチームにふさわしい運動量が身につけば、トップでもミキッチに代わる戦力になれる選手。結局前半は0−0で終了。

シュート数0対3(2)、CK数2対2、GK数2対0、オフサイド数0対1、クロス数2対5、ファウル数2対4、FK数1対1。

後半開始、広島は次々にクロスを入れ始める。阪南大高GK㉑太田はいささか怪しい。キャリア浅いらしいが、キャッチングが出来ず、クロスはほぼパンチだし、そのパンチも怪しい。足元も不得手だ。大迫なら難なくキャッチするようなボールも辛うじてパンチというシーンが目立つ。そして阪南大高サイドハーフはスタミナを削られ、広島のアウトサイドが効いてくる。57分、╂邂罎留Εロス、イージーなボールだが、阪南大高GK㉑太田パンチもミス、Ю鄲爾料阿僕遒船侫蝓爾妊潺疋襪鮹,込む。0−1。15分、阪南大高カウンター福羅、初シュートも弱い。広島は徐々にシャドーが引いて受け始め、阪南大高を押し込む。しかし阪南大高はクロスを跳ね返し続け、シャドーもチャンスを作れない。阪南大高さ氾朕はクロス対応がよく、指示も出せるいいセンターバックだと思う。64分、広島、╂邂罎らC翆に当ててポストで落とし明比シュートも上に外れる。68分、広島根角→ゾ硝楝臾錙C翦廚妊丱薀鵐垢鬚箸辰討い拭ゲームメイクは物足りなかったが、普通のタイプのボランチとしては何の問題もない選手だ。阪南大高はУ楮蠅鉾茲譴魎兇犬襪、セットプレーのキッカーだけに交代させづらい。65分、30mFK、阪南大高鈎翅爾左上に鋭いシュートも大迫セーブ。大迫でなければ決まっていたような見事なシュート。そして阪南大高はキッカーが二人いることを確認する。阪南大高76分岩丸→瀧川海斗、㉒北村→㉓和田育。これはプライドをかけた交代だ。つまり超守備的なスタイルを捨て、本来の阪南大高の4−4−2へ変更。

阪南大高         
−−−瀧川−−福羅−−− 
−−−−−−−−−−−− 
岸田宮崎−−中村∀妥
小川−吉田岳−吉田伸鍋坂 
−−−−−太田◆檗檗檗檗

ただし守備から入るスタイルは変わらない。一か八かの攻撃的スタイルで追加点を喫しゲームを壊してしまってはこのゲームどころかシーズン自体に悪影響が出る。84分、福羅→島田龍之介。良く身体張ったが、ずっと1トップで限界だろう。88分、広島C翆→慣卜人。90分、阪南大高、右CK,鈎翅爾離ックにニアに飛び込んだΦ氾蝶戮ヘッド、決まって1−1。結局このまま1−1で引き分けた。

後半シュート数2(2)対3(2)、CK数3対4、GK数3対1、クロス数3対、ファウル数3対7、FK数1対1。

強かったのは明らかに広島だ。しかし阪南大高はリーグ戦に照準を合わせ万全の策を練ってきた。劣勢を覚悟のうえで自分の形を捨て、徹底的に守る策を採った。普段に不断の努力をしているかどうかはリーグ戦に現れる。阪南大高が本気でプレミア残留を考え、日常的に目的意識を明確に持ったハードな練習に取り組み、高校の大会では本気で全国制覇を狙っていることはよくわかった。

広島はやはり優勝候補だろう。強かったし、育成面でもトップ昇格するであろう選手や他のJクラブに入れそうな選手や大学で即Aチームをつかむような選手も目についた。引き分けたけれども何の問題もない。このまま頑張ってほしい。

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