| 2016年05月22日(日) |
高校総体大阪大会男子準々決勝 興國−賢明 大阪桐蔭−履正社 女子決勝 追手門−学芸 |
この日は高校総体大阪大会準々決勝。堺で開催されるラウンド16や準々決勝は極めて観戦が困難である。今年出来たスタンド付きの新ピッチS15、S16は観客の多いこの試合をこなすために作られたかと思っていたが使われず、メイン側とバック側が空いていて観戦エリアが広いS8、S11ですら使われない。つまりメイン側は控え部員の応援で埋まり、ゴール裏観戦しかないS6、S7開催という最悪の環境。ゴール裏も二重三重のhト書きが出来るから早目に言って1列目を確保しなければならない。もうそろそろラウンド16とかは堺開催を断念して大阪府下のスタジアム開催でいいと思うし、高体連サッカー専門部も会場整備に動くか、せめて堺のいい会場を抑えてほしいのだが。
さてこの日は第1試合はS7ゴール裏30分以上前到着で1列目を確保。大阪府1部リーグ2位の興國対9位の賢明学院のカードである。リーグ戦では5−2で興國が勝っている。層の厚い大阪ではプリンスはもちろん大阪府1部リーグでも全国上位を十分狙える。昨熱の全国ベスト4の関東一と昨冬の全国準優勝の国学院久我山はともに東京都1部リーグだった。賢明は近年急速に力をつけ、ブレイク寸前の雰囲気が漂う。準々決勝は決勝リーグ進出校を決めるゲームであり、勝つと負けるでは大違いである。また勝てば近畿大会出場も決まる。
高校総体大阪大会準々決勝 興國高校−賢明学院高校 5月22日 9時30分 堺S7 晴 人工芝
興國 賢明 −十番−−九番−−十一− −−−−−九番−−−−− −−七番−−−−十六−− −十番−−八番−−十一− −−−−−三番−−−−− −−−七番−−六番−−− 二番−八番−−四番−五番 五番−四番−−三番−二番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
立ち上がり、賢明はポジションチェンジが多い。4−2−3−1の形は守っているが、前線が流動的で、興国の守備を混乱にかかっているように見える。一方で守備はコンパクトで秩序だっている。戦術的に緻密な悦勝先生らしいサッカーである。対する興國は前線が詰まり気味で、10番が賢明2番に封じられドリブルがことごとく奪われ、11番も不発でサイドが機能しない。しかし2列目の7番が快速ドリブルを仕掛け、変化をつける。8番は左足でロングフィードを見せる。立ち上がり、賢明は8番の右足左CKに対し興国はゾーンで守り破れない。10分、興國は9番の左CK、届かず。16分、興國DF8番のミスを賢明FW9番カット、11番にパスもシュートブロック。決定機。20分、賢明11番の左クロスを6番狙うが興國8番カット。21分、興國16番、右ミドルは弱い。25分、興國10番カットイン、5番シュートのこぼれを11ばん(たぶん)決める。1−0。ゴール裏観戦で逆サイドのゴールだからはっきりわからず。31分、賢明、右CK8番の右足、興国のゾーン破りのお約束としてショートで繋ぎヒールで落とし4番シュートはブロック。34分、賢明10番中央突破からループは上に外れる。決定機。結局前半は1−0。
前半シュート数3(2)対2(1)、CK数3対2、GK数2対1、オフサイドなし、クロス数1対1、ファウル数0対2。FKなし。互角だったが、興國のパス回しに賢明が後半もついて行けるか?
ハーフタイムで興國はバルサのイムノを歌っている、明らかにバルサを意識したパスサッカーだし。40分(後半5分)交代があったっぽいが分からない。賢明2番は相変わらず興國10番をよく封じている。また賢明のGK1番はよく声の出るいいGKだ。賢明11番左クロスにファーで9番スライディングシュート、届かず。いい形。47分、興國7番が仕掛けサイドチェンジ、11番が右クロス、9番合わせて2−0。以降興国は徹底的にパスを回し始める。49分、11番右からカットインシュートは上に外れる。59分、興國9番→19番。CFに。52分、賢明、左FKは興國GK1番がナイスパンチ。55分、興國、左で7番仕掛け、6番ミドルは上に外れる。決定機。興國7番の高速ドリブルが止まらなくなってきた。賢明は追撃どころか守備に追われ、非常に苦しい展開である。興国はクリアが増えて堅実なゲーム運びである。62分、賢明、右CK、誰かが左足で入れるが、興國GKが非常に高く安定したキャッチ。63分、賢明7番に警告。ラフ。レイト。賢明は長身FW19番が入っている。65分、興國5番痛む。この時間帯、隣のピッチで東海大仰星が先制。東海大仰星1−0桃山学院。70分賢明、7番、2枚目の警告で退場。足裏。興國、11番の右クロスに10番ファーで狙うが右に外れる。決定機。72分、興國、19番右クロスに11番中でトラップが流れる。72分、賢明の右CK,左足も実らずタイムアップ。興国が2−0で勝利、決勝リーグに進んだ。
後半シュート数7(3)対2(1)、CK数1対2、GK数2対7、オフサイド数2対1、クロス数2対4、ファウル数1対3、FK数2対1。やはり興国が一枚上だった。サッカーを楽しむというより、負けることに対する重圧が漂う重苦しいゲームだった。興国はエースナンバー10番があまり活躍できなかったが、タテに突破できなければ、7番を活かす動きを見せ、チームに貢献した。と言うか、今年のエースは7番か。
なお、隣のピッチは結局東海大仰星1−0桃山学院で終わった。
いつも思っていることだが、リーグ戦で強い、つまり真に強いのに、トーナメント戦では弱いチームと言うのは存在する。お隣中国では瀬戸内、そして関西では大阪桐蔭である。プリンスリーグではいつも優勝を争うのに、全国での実績では久御山、京都橘や履正社に抜かれて行った感がある。日本ではサッカーの華はトーナメント戦だ。何かのきっかけで突き抜ければ、トーナメントの戦い方も身につくとは思うのだが。
両者プリンスリーグ参加チームなので、プログラムをもとに当てにならない選手リストをアップした。高校総体予選は試合ごとの登録なので背番号と実際の選手も試合ごとに入れ替わる。そこまであくまで参考のために。
会場の堺は年々大阪のラウンド16や準々決勝を開催するには過酷な環境となった。この日のS6,S7はバック側が空いていないし、メイン側は控え部員の応援でいっぱいなので、ゴール裏観戦しかない。ゴール裏にせよ、二重三重の人だかりが取り囲むので、早目に行かねば一列目を取れず、観戦困難である。多分こういうゲームの為に仮説スタンド付きのS15、S16がオープンしたと思うので使ってほしかった。あるいはせめてバック側が空いているS8やS11とか。特にプリンスリーグ首位の履正社対3位の大阪桐蔭の好カードだけに。
高校総体大阪大会準々決勝 大阪桐蔭高校−履正社高校 5月22日 11時20分 堺S6 晴 人工芝
大阪桐蔭 履正社 −−−十九−−二十−−− −−−−−十一−−−−− 九番−−−−−−−−八番 −七番−−八番−−十番− −−−七番−−十番−−− −−−十三−−六番−−− 二番−三番−−四番−五番 四番−五番−−十四−十五 −−−−−一番−−−−− −−−−−十二−−−−−
大阪桐蔭 監督:永野悦次郎 GK 1 稲垣佳祐 180/70 98/10/17 3年 セレッソ大阪 DF 2 前田紘基 176/68 98/08/25 3年 豊橋デューミラン 3 渡邊充能 172/65 98/06/12 3年 奈良YMCA 4 田村浩都 177/67 98/06/14 3年 ヴィッセル伊丹 5 神戸康輔 00/03/09 2年 プログラムに記載なし MF 9 福島祐済 173/61 98/05/20 3年 エストレラ姫路 7 西矢健人 173/59 99/11/07 2年 ヴィッセル神戸 10 仲田健人 172/63 98/09/15 3年 ディアブロッサ高田 8 神崎大雅 163/54 98/10/18 3年 豊橋デューミラン FW 19 小林和真 171/61 98/09/24 3年 奈良YMCA 20 岩城宏典 185/69 99/02/15 3年 ガンバ門真
履正社 監督:平野直樹 GK 12 瀧浪朋生 プログラムに記載なし DF 4 難波智博 171/62 98/07/26 3年 FC江坂 5 清翼空 177/67 98/05/29 3年 川上FC 14 左居隼人 177/65 99/04/03 2年 高槻FC 15 池田達矢 165/60 98/08/11 3年 FC PASENO ITAMI MF 6 大塩真生 174/66 98/10/03 3年 千里丘FC 13 坂本樹 174/65 99/12/17 2年 千里丘FC 10 8 福井翔馬 172/63 98/08/23 3年 阿武山中 7 夏山瑞輝 175/65 98/05/25 3年 明倫クラブ FW 11 澤島輝 180/68 98/04/24 3年 ガンバ大阪Jr.Y
大阪桐蔭は後方からビルドアップ、というよりボランチへのパスコースを消されてバックラインで回させられている。3番はなかなかのフィードあり。2番はレフティーで隙があれば上がりを狙う。7番も引いてきて組み立てる。ドリブラーでもあり能力は高い。4番は堅実な守備。5番も。9番はレフティーのドリブラーで攻撃のスイッチを入れる。FW]はやや弱いか?対する履正社はCB陣のフィードはイマイチだが、ボランチにきっちり入り、底から組み立てる。10番が快速。11番はポスト役だが前を向いたときは弱い。8番は鋭い飛び出しを見せる。と言うか8番の能力を最大限生かすサッカーに見える。5分、履正社、右で11番倒されFK、6番の左足にファーで4番狙うが届かず。6分、履正社、ボランチに入ったところで8番飛び出し、左裏を取り受けてペナ内左40度から強烈な右足アウトフロントシュート、決まって0−1。10分、履正社右クロスに8番左足ミドルはGKナイスセーブ。決定機。14分、左FK、履正社13番(右足)、6番(左足)が構え13番が入れて7番逸らすがGKキャッチ。このプレーで大阪桐蔭2番痛む。18分、大阪桐蔭、右FK、9番入れて誰にも触らず左に逸れる。大阪桐蔭は後半勝負と睨んでいるのか、バックラインでじっくり回し、スローテンポの入りである。これで失点がなければ大阪桐蔭のゲームプラン通りと言うべきだろうが。26分、履正社裏へ、11番へのボールに対し大阪桐蔭3番処理ミス、裏に抜けるが4番ナイスカバー。29分、大阪桐蔭、19番→15番。前半のうちのてこ入れ。33分、履正社、右FK、13番右足も繋いで崩そうとする。36分、履正社7番タテ突破から左クロスに11番合わせるが、惜しくもサイドネット。決定機。結局前半は0−1。
前半シュート数1対4(3)、CKなし、GK3対3、オフサイドなし、クロス1対1、ファウル8対3、FK数1対4。まあボランチがゲームを作れた履正社とそうでない大阪桐蔭の差だが、全体として大阪桐蔭は何ら引けを取らず、ただゲームプランとして前半は抑え目に行った印象。
ハーフタイム、大阪桐蔭9番→16番。↓の布陣。
−−−−−十五−−−−− 二十−十番−−十六−八番 −−−−−七番−−−−− 二番−三番−−四番−五番 −−−−−一番−−−−−
後半、一気に大阪桐蔭が加速する。7番のゲームメイクが冴え、10番が仕掛け始め、8番の加速するスピードも光り、アイディアに溢れたサッカーを披露する。というか、これが本来の大阪桐蔭のパスサッカーだ。履正社は押し込まれるが、持ち前の粘りでシュートは撃たせず、撃たせてもしっかりブロックし、レベルの高い攻守を見せる。14番はフィードはイマイチだが、守備センスがある。両サイドアタッカーも引き、確実に守る策に出ている。8分、大阪桐蔭15番?→11番。またも布陣をいじる。↓
−−−八番−−十一−−− −−−−−−−−−−−− 二十−十番−−七番−十六 二番−三番−−四番−五番 −−−−−一番−−−−−
10番から左スペースに流れた11番へ、左クロスを10番ヘッド、上に外れる。決定機。履正社10番→25番。大阪桐蔭20番→13番。55分、大阪桐蔭、放り込みに8番ボレー、上に外れる。決定機。60分、大阪桐蔭、11番仕掛け履正社5番倒し警告。故意。正面20mFK、7番(左足)と10番(右足)が構え10番のキックは左を襲うが、履正社GKキャッチ。決定機だが、コースが甘かった。決めておきたいFKだった。履正社6番→35番。64分、大阪桐蔭2番に警告。履正社は15番がキックもイマイチ精度足りず。65分、大阪桐蔭15番の左クロス、履正社DFクリアで右CKへ。そのキックを3番ヘッド、上に外れる。履正社5番→3番。じっくり時間を掛けつつ警告もらわない程度にゆっくりとピッチから出る。この辺りも履正社の実戦的強さだ。72分、大阪桐蔭、右FKも履正社GKキャッチ。履正社11番→14番。やはりゆっくり交代。結局0−1で履正社が逃げ切った。
後半シュート数4(1)対0、CK数1対1、GK数1対3、オフサイド数1対0、クロス数1対3、ファウル数5対4、FK数2対1.ただしかなり集中していたのでスタッツは当てにならず。隣のピッチは青ユニが白ユニに勝ったかと思ったら、大阪学院3−1近大附らしい。
選手名を特定できない試合では個人にフォーカスできないが、履正社は中盤全員が強力に思えた。前半ゲームを組み立て後半は守備で貢献したボランチ。8番の飛び出しや10番のタメなど。ただし後半に限れば大阪桐蔭のほうが良かった。レジスタ7番の組み立てや10番の飛び出し、2トップがサイドに流れて受ける組み立て、それに伴い逆サイドが飛び出すなど、組織的な崩しは見事だった。正直大阪準々決勝ではなく、全国高校総体決勝で観たかったカードだ。
大阪の女子はここ10年ほど大阪桐蔭と大商の2強が支配していた。以前新人戦で1度星翔が優勝した年はあったが、全国につながる大会では常に2強が優勝していた。その2強が今年はともに準決勝で敗退した。昨年全国高校総体準優勝、しかも日ノ本学園相手に押し気味に進め、引き分けに持ち込まれたが、PK戦であと一人決めれば全国制覇というところまで行き、冬も全国ベスト4まで行ったチームのレギュラー8人が残った大商は追手門に敗れ、大阪桐蔭は大阪学芸に敗れ、新時代の到来を思わせる展開である。
高校総体大阪大会女子決勝 追手門学院高校−大阪学芸高校 5月22日 14時 堺S6 人工芝 晴
追手門 大阪学芸 −−−五番−−十五−−− −−−九番−−十番−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 九番−七番−−十一−十番 七番−八番−−六番−十四 二番−六番−−四番−三番 三番−五番−−四番−二番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
立ち上がりから大阪学芸の個々のクオリティーの高さが目を引く。ます、止まる、蹴るがしっかりしていて自陣からじっくりパスを繋ぐ。そして対人守備も固い。そして女子サッカー特有だが、キック力が弱く、鋭いサイドチェンジが出来ないために、サイドバックを極端に中に絞って、極めてコンパクトさを保つ組織戦術。特にボランチ6番は小まめに足の出る守備で中盤を締め、5番は声が出ていて高さもある。GK1番も。9番は力強く、10番も身体強い。これに対し追手門は15番が力強くあたりに耐えられる。またやはり対人守備がしっかりしていて、引きながらも簡単に突破されない。この辺り、両者実績で先行する大商や大阪桐蔭を倒すために、みっちり守備を鍛えてきたということが分かる。監督さんがしっかりしているな、というか、リクルートでいい選手を取ってきただけではなく、チームとしてしっかりしている。9分、大阪学芸、8番が正確な右CK。これは左CKへ。11分、大阪学芸、左CKを4番ヘッド。0−1。14分、大阪学芸、右CK、今度は左足で誰かが蹴る、と見せてショートから右クロス、左に流れる。追手門も9番が左CKを蹴るが逸機。立ち上がりから大阪学芸が回し続ける。23分、追手門11番、右ポストをかすめるシュート。大阪学芸も右CKから14番が入れるがクリア。終盤にも大阪学芸、右CK.逸機。結局前半は大阪学芸が0−1で勝利。
前半シュート数1対3(2)、CK数1対6、GK数2対4、オフサイド数1対0、クロス数1対4、ファウル数3対4、FK数0対2。大阪学芸ペースだが、追手門も耐えるだけの力はある印象。個人が局面で奮闘するとゲームは締まる。
後半開始。38分(後半3分)、追手門15番突っ込むも倒され右FK。ペナ右角付近の好位置。11番右足はキャッチ。42分、大阪学芸、7番の左クロスを10番ボレー、当たり損ねも2次攻撃、3番から右へ9番右クロスに誰か?合わせて0−2。47分、大阪学芸5番のロングフィード、10番がシュートは左に外れる。決定機。大阪学芸、誰か→18番。左ハーフ。ポジションチェンジはなさそうなので7番か?52分、大阪学芸右クロスに9番競って18番シュート、ブロック。やはり大阪学芸の2トップは力強い。左CKになり6番シュート。外れる。大阪学芸、誰か?が鼻血でピッチ外に出て、守備が薄くなる。たぶん8番。その時間帯、55分、追手門11番スルーパス、5番、左裏に抜けて出てきたGKの上を抜く。1−2。大阪学芸が甘いというか、追手門が抜け目がないというか。57分、大阪学芸8番→24番がボランチに。更に誰か?→19番もボランチに。66分、追手門、左突破、大阪学芸、誰かに?警告。69分、追手門、左Ckは大阪学芸24番クリア。71分、追手門、左CK、上に外れる。72分、大阪学芸、右クロス、19番が落とし、誰かが典型的なポストシュート、上に外れる。結局1−2で大阪学芸が初優勝。近畿大会出場を決めた。
後半シュート数4(2)対2(1)、CK数1対3、GK数2対4、オフサイドなし、クロス数2対4、ファウル数5対3、FK数2対0。
後半に関しては互角だったかな、と。大阪学芸は8番を中心にボランチでゲームを作れるので、その分支配力で上回った。追手門は守備からカウンターのチームだったが、大阪学芸CB陣も固く、追手門のエース10番が何度かサイドを崩しにかかるが、中をきっちり守られていた。とは言え大阪学芸の失点は甘かった。この辺り経験不足なのだろう。
これで大阪学芸は近畿大会初出場を決めた。前回大会で大阪代表の大商学園が全国大会出場を決めたためシードで、日ノ本とは逆の山になる。したがって精華と同じ山に入るかそうでないかで全国の可能性は大きく変わる。精華と逆なら全国は決まったも同然だが、コンパクトな守備は精華のパス回しに対抗できるだろうし、厳しい対人守備はドリブルにも対抗できるだろう。とは言え甘さがどう出るか。今まで力だけなら十分なチームが、経験の無さから甘さを露呈して敗れるゲームは山とみてきた。この辺り、どうなるかだ。
|