プリンスリーグ参入戦は関西6府県のリーグ優勝チーム同士が1試合戦い、勝者が昇格、敗者は府県リーグに残留する。プリンスリーグからは最低3チームが降格。あとは上のリーグのプレミアで橘と東山が降格争いを繰り広げ、最低どちらかは落ちる。それによってプリンスからの降格チームがさらに増えるか、年末のプレミア参入戦に参加する関西2チームが昇格して、降格チームが減るか?まあ来季の公式戦経験を考えると3年生が下級生に残してやれる大きな財産になる重要なゲームだ。6チームとも近畿大会出場校。つまり今年の高校総体予選では上位進出という意味では波乱は少なかった。府県リーグ上位の重みだ。
プリンスリーグ関西参入戦
草津東高校−初芝橋本高校
9時45分 堺S11 ピッチ人工芝 晴れ
草津東 初橋
−−−十番−−十三−−− −−−十番−−九番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十九−七番−−九番−十五 七番−六番−−八番−二十
二二−六番−−三番−十六 五番−二番−−四番−十五
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
近畿大会プログラムとはあまりに違いすぎて参考にならないので割愛。
草津東 監督:雨森康 GK 1
DF 16
3
6
22
MF 15
9
7
19
FW 13
10
初橋 監督:阪中義博 わかる選手だけ記載
GK 1 立川小太郎 186/74 3年 富田中
DF 15
4 西岡伸 179/65 3年 川上FC
2 永見皓平 182/75 3年 ガンバ堺
5
MF 20
8 渡辺淳揮 174/71 3年 ガンバ門真
6
7
FW 9 柳原慶斗 179/68 3年 和泉FC
10 末吉塁 165/64 3年 川上FC
立ち上がり、初橋が��柳原のどんどんハイボールを入れるが、草津東CB陣、特に6番が圧勝。近畿大会のプログラムだと草津東の番号なら上背がないので、この時点で別物と判明。2分、初橋��渡辺が右CKを右足で入れる。�だ床�飛び込むが上に外れる。9分、草津東、右から一気にサイドチェンジ、左の10番がGKと1対1も立川、落ち着いて見て、10番が慌てた感じでシュートは正面。超決定機。15分、初橋、バックパスがGK�[�川に戻る。草津東10番が目の前にいるが、パスをその10番(太田)に出してしまい、難なく1対1を決められる。1−0。一瞬何が起こったか判らなかった。立川が反応が凄く、身体能力もあり、物凄いタレントなのだが、技術的に甘く、磨かれてない中体連出身選手らしいGK。ロングキックは練習してるようなのだが、短い繋ぎが危ない。16分、草津東、サイドチェンジ、左で13番がグラウンダーで入れ、ファーに15番詰めるが届かず。決定機。初橋のプレスはサイドに寄せすぎて逆サイドが空いてしまっている。しかもそれならそれで、サイドチェンジを許さないほど激しいプレスでもなく、どうしちゃったの?という感じが強い。近畿大会でも見た、守備陣の能力は高いが、チームとしての守備能力がイマイチな初橋だ。22分。草津東15番、左CK、初橋GK立川パンチに行くが届かずファーへ、しかし合わせられず。25分、初橋�だ床�が持ち上がり6番へスルーパス、更に7番へ出そうとするがカット。29分、草津東、サイドチェンジを受けた19番がフリーで左クロス、10番ニアに突っ込むが左に外れる。西岡が良く寄せていた。31分、草津東がペナ内に突っ込んだところを��永見?が倒し警告。PK。13番(山本悠)が逆をついて左に決めて2−0。32分、草津東、右パスを受けた誰かがシュート、左隅を襲うが立川セーブ。決定機。38分、初橋GK立川のロングフィード、草津東22番が空振りして油断していたか、6番のカバーが甘く、9番柳原が1対1を決める。草津東2−1初橋。40分、初橋15番が競り合いで右足を痛める。42分、15番→3番。45分、草津東13番が裏に出て、立川が前に出ているのを見てループも上に外れる。決定機。結局45分ハーフの前半は2−1で終了。
3点ともミスからだった。前半のシュート数は7(4)対3(2)、CK数1対4、GK数1対2、オフサイド数2対4、クロス数5対3、ファウル数3対5。草津東としては前半で勝負を決めたかった。
後半開始。51分、初橋�だ床�ロングフィード�瓦惘Ε轡紂璽箸倭霙電譯韮烹曳屐�好セーブ。決定機。52分、初橋��柳原ポストプレーから7番シュート、左に外れる。決定機。後半立ち上がり初橋は猛烈なプレスで草津東にサイドチェンジもロングフィードも許さない。しかしこの時間帯に点を取っておきたかった。62分、初橋6番→11番。タカハシコールが聞こえるので、6番は高橋響(2年 168/62 エルパFC)で間違いなかろう。63分、草津東サイドチェンジ、左の19番、シュートはワンタッチもあって左ポストを叩く。決定機。左CKへ。64分、草津東、左でつなぎ、右へ16番、駆け上がりシュートはわずかに左に外れる。決定機。草津東16番→5番。66分、草津東13番、下がって受けて突っ込むがシュートはブロック、右CKへ。これはGK立川が決めてかかったような飛び出しでキャッチ。高かった。70分、草津東、右から10番1対1、ループはワンタッチで左CKへ。決定機。71分、初橋��渡辺→19番。渡辺は中心選手にして主将だが、何があったのだろう?72分、草津東、10番、GK立川が前に出ているのを見てループもバー。決定機。75分、草津東13番切れ込む、しかしシュートは正面。初橋7番→14番。サンキューリョートのコールから7番は山本遼人(2年 161/55 明洋中)で間違いなかろう。80分、初橋誰か→18番がFWに。9番柳原と2トップ。草津東もいつの間にか11番イン。FW。13番も10番もいる。10番がトップ下っぽい。しかし10番→14番。守備重視?しかし87分、初橋の攻勢の前に草津東、思わずペナ内でファウル。PKこれを��柳原が決めて2−2。草津東1番→17番。ワールドカップでのファンハール采配以来のトレンドである、PK戦直前のGK交代。94分、草津東11番m左突破からシュートも左ポスト。結局2−2でタイムアップ。PK戦へ。
草津東6番、失敗。右に蹴るが立川セーブ。
初橋4番(西岡)、成功。右隅。
草津東、15番失敗。左に蹴るが立川キャッチ。
初橋、2番(永見)、成功。真ん中。
草津東、5番、成功。逆をついて右に決める。
初橋5番、失敗。セーブされる。
草津東、9番、失敗。左に蹴るが立川セーブ。
初橋10番、失敗。左に蹴るがセーブされる。
草津東3番、成功。逆をついて左へ。
初橋9番(柳原)、成功。逆をついて左に蹴る。
結局PK戦で初橋が来季のプリンスリーグ関西への出場権を獲得した。
流れが細かく変わる面白いゲームだったが、ポストやバーに3回当てた草津東が終了間際に追いつかれると、GKが立川なこともあってPK戦ではまず負けると思わざるを得なかった。草津東としては勝ちゲームを落とした感じ、初橋は拾った感じが強い。互角の力だっただけにPK戦はしょうがないか。
第2試合は金光対久御山。共に今期観ているが、やや金光が上の印象がある。加えて観た後金光は全国高校総体を経験している。更に重要なのは久御山が前日に高校選手権京都大会を戦っていて。連戦ということだ。つまり試合前から金光が圧倒的優勢とみていた。
プリンスリーグ関西参入戦
金光大阪高校−久御山高校
12時20分 堺S11 ピッチ人工芝 晴れ
金光 久御山
−寺田−−新家−−眞口− −−−和田�◆飮擁�−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−大村−−−−−
荒田−星野�◆飮嚇牒�白川�◆檗飮核椨�島−−下村−−
−−二番−羽田�∋鞍屐檗檗×慧帖殀�田−−横畑−中園��
−−−−−一番−−−−− −−−−−佐藤�◆檗檗檗�
金光 監督:岩松哲也
GK 1
DF 3
4 羽田健人 2年 183/75 千里丘FC
2
MF 18 白川翔 2年 163/57 伊丹FC
15 山田楓真 2年 170/65 千里丘FC
14 星野祐作 2年 168/61 KONKO FC
5 荒田成貴 3年 172/64 FC平野
FW 7 眞口幸太 3年 166/60 ガンバ大阪
10 新家碧 3年 163/63 千里丘FC
8 寺田優作 3年 174/70 枚方FC
久御山 監督:松本悟
GK 88 佐藤由維斗 2年 176/74 京都サンガFC
DF 4 中園勇樹 2年 172/64 宇治FC
13 横畑慶太 3年 178/69 紫光SC
8 八田紘輔 3年 180/76 AC infini KYOTO
38 澤田涼平 3年 163/51 ソレステレージャ奈良2002
MF 10 島優希 3年 161/52 ソルセウ
20 下村育海 3年 169/61 ソルセウ
97 山本蓮 2年 171/60 京都サンガFC
7 大村英梨也 3年 169/59 京都サンガFC
FW 23 四方健介 3年 173/65 保津川イレブンFC
78 和田幸之佑 2年 173/59 木津南中
まず両者の戦い方について。久御山は中盤ダイヤモンドと表記したがポジションチェンジが激しい。更に2トップが大きく開き、中央にMFが飛び出せる独特の布陣だ。一方の金光は形としては3−4−3だが、両サイドが引いて5バック気味の慎重な守備で数的優位を作り、久御山のドリブル突破を封じる。3トップはポジション自由で、久御山サイドバックが上がれば同サイドのFWが下がって対応。そして攻撃ではポストプレーはあまり使わず、スペースにボールを走らせ、久御山守備陣との走力勝負に持ち込む。もともと走力に自信のある金光が久御山という走力に弱点を持つ上、ゲーム前から不安を抱えるチームと対戦すればどうなるか?
7分、金光、右FK。控え部員「セイショ、セイショ、清少納言」コール。確認できない選手の中に税所という選手でもいるのだろうか?12分、強烈な右シュートは右ポストを叩く。17分、金光、��山田が��星野にダイレクトパス、星野は撃てず。直後にも��山田下がり、裏へ、�┿�田正面シュート、右を襲うがGK佐藤キャッチ。決定機。20分、金光�┿�田、力強いポストプレーから��新家が右シュート、決まって1−0。寺田は金光の中では唯一ポストプレーが得意な選手。そして新家の素早いサポートも光った。21分、金光、久御山DFからカットした��山田がシュートも右に外れる。決定機。久御山は守勢一方でシュートどころではない。スペースを潰され足元で受けてもすぐ寄せられパスワークも発揮できない。25分、金光�┿�田のポストプレーから��星野、左シュート、左ポストを叩く。決定機。28分、金光�р淡�のスルーパスに��新家ワントラップシュート、決まって2−0。直後にも金光�┿�田カットからシュート、久御山GK佐藤が好セーブ。決定機。31分、久御山�寛実滋�90番。32分、久御山㉓四方が角度のない左シュートはサイドネット。初シュート。33分、久御山78和田シュートは上に外れる。34分、金光�р淡�が突っ込んで、久御山��八田?がペナ内で倒し、警告&PK。これを金光�р淡�が自ら左隅に決めて3−0。直後にも動揺した久御山DFが奪われ金光�┿�田がミドル、セーブされる。超決定機。45分、久御山㉓四方がシュート、セーブされ左に外れる。結局前半は3−0で終了。
前半シュート数は12(7)対4(1)、CK数3対0、GK数3対7、オフサイド数0対2、クロス数7対0、ファウル数5対3。率直に言って前半で勝負はついていた。金光の��新家がセットプレー担当だが、右利きながら両足で蹴れる。ショートコーナーなどの工夫もしてきた。後半の金光はケガ人を出さず、セットプレーの手の内を隠しつつ、更に点差を広げ、次の試合に向けていいイメージで終わらせることが重要だろう。
48分、金光、激しいプレスから�┿�田がカット、右シュート緩い。51分、金光、�ス單弔虜献�ロスを�┿�田シュートも上に外れる。決定機。久御山も97山本、右シュート、ブロック。金光��新家、左カットイン、�┿�田ワントラップシュートはブロック。決定機。53分、金光��山田がタメて�р淡�シュート、GKの脇を抜けるがDFがライン上クリア。決定機。55分、気が付くと金光16番がいつの間にかイン。��星野アウト。右クロスを16番シュートも左ポストを叩く。しかもオフサイド。新家が仕掛けてシュート、右隅を襲うがセーブ。決定機。63分、金光�嫁鮴遐�9番。65分、金光9番、カットイン、シュートが右隅を襲うもGK佐藤キャッチ。決定機。久御山、中から繋いで左へ、78和田角度のないシュート、右に外れる。71分、金光�┿�田、左からカットイン、しかしカットされる。久御山㉓四方→3番。そのままFW。75分、金光、左クロスを�р淡�が落とし�┿�田が蹴りこむ。4−0。これで久御山が意気消沈した印象を受けた。80分、久御山㊳澤田→11番。FWに入る。布陣変更は乱れていてよくわからないがスクランブルっぽい。81分、金光��新家タメて左16番がループ、上に外れる。決定機。83分、金光、左クロスを�р淡�が右足アウトで狙うが右に外れる。決定機。85分、金光GK1番→17番。89分、久御山、得意のショートパスとドリブルで崩し正面20mFKを獲得する。これを3番が狙うも上に外れる。なお直前に金光3番→10何番?がイン。ロスタイム、��新家のショートコーナーから繋いで左クロス、�け�田がニアで逸らす。決まって5−0。結局5−0で金光が圧勝した。
後半シュート数は8(5)対4(1)、CK数1対1、GK数3対3、オフサイド数1対0、クロス数4対1、ファウル数10対1、FK数0対1。金光は後半は中で繋ぐ攻めもあり余裕を感じた。ファウルが多いのは危険なシーンを早目に潰していたからで、苦しいファウルではなかった。大阪と京都のレベル差か、実戦経験の差を感じずにはいられない。今の大阪一部リーグは関西では異常にレベルが高く、即プリンス上位を狙えるチームを輩出する。金光は来年も楽しみだ。
久御山は本来こんなものじゃないが、すべてが金光に有利に働いた。京都府高体連は日程を考えてくれたら……と思わずにいられない。前日の高校選手権京都大会は楽勝だったので、体力の消耗は少なく、純粋に力の差があったのかも知れないが。金光はもっと点が取れた内容だったし、唯一の決定的なFKもモノにできず、この敗戦は久御山にとっては引きずりそう。何とか切り替えてほしい。