この日は決勝トーナメント準決勝進出4チームが決まる、大一番。組み合わせも配慮されていたようで、最終日は4試合ともに1位と2位の決戦となっている。大会は40分ハーフ。
全日本大学女子選手権第3日
早稲田大学−吉備国際大学
9時30分 堺NTC S2 ピッチ良 晴れ
早大 吉備国際大
−−−大滝−−八木��−− −−−−−高橋��−−−−
−−−−−山根−−−−− 尾山−−−杉田�◆檗歙樟遶�
権野� 檗歟�本��−−大宮�◆檗檗歃点��◆盜睫遶 檗�
臼井−高畑−−千葉�∪佚牒�池田−村松� 欹�西�∪�合
−−−−−鈴木��−−−− −−−−−山本�◆檗檗檗�
早大 監督:長岡義一
GK 1 鈴木望 161/54 3年 日テレ・メニーナ
DF 2 石田みなみ 162/52 2年 常葉学園橘
3 千葉望愛 157/52 2年 浦和レッドダイヤモンズジュニアユースレディース
5 臼井理恵 170/63 4年 吉祥女子中学高校サッカークラブ
6 高畑志帆 165/55 4年・主将 藤枝順心
MF 7 谷本晴奈 157/50 3年 鳳凰
10 山根ひかり 160/54 4年 神村学園
12 大宮玲央奈 152/49 2年 浦和レッドダイヤモンズレディース
27 権野貴子 161/53 1年 常盤木学園
FW 11 大滝麻未 172/59 4年 横須賀シーガルズFC
19 八木彩香 162/52 3年 十文字中学高校
吉備国大 監督:太田真司
GK 1 山本彩可 160/53 2年 鳳凰
DF 3 今西梓 162/55 2年 日ノ本学園
4 池田奈里美 160/53 4年 鳳凰
5 成合瞳 162/53 4年 神村学園
14 村松真冬 172/58 1年 室蘭大谷
MF 6 高野紗希 150/50 1年 藤枝順心
7 杉田亜未 155/47 2年 湘南学院
8 重政絵 160/51 2年 広島文教女子大附属
FW 9 西川明花 166/58 1年 北海道文教大学明清
10 尾山沙希 152/45 4年 FCヴィトーリア
11 高橋千帆 170/65 3年 FCヴィトーリア
なお重政絵は重政・絵(シゲマサ・カイ)である。
早大では石田みなみと千葉望愛が08年U−17W杯代表。臼井理恵・高畑志帆・大宮玲央奈・大滝麻未が11年ユニバー代表候補に選ばれ、大宮以外は本大会の代表に選ばれている。大宮はもとなでしこリーガー。91年生まれだから、浦和でプレーしつつ一浪して早大に入ったのだろうか?
吉備国大では高橋千帆は10年U−20代表候補。尾山沙希と杉田亜未は11年日本女子選抜。村松真冬は11年U−19代表。
2日目までの成績は、早大が3−1尚美大、7−0姫獨大に対し、吉備国大は7−0姫獨大、6−1尚美大。引き分けなら得失点差で吉備国大が勝ち上がる。つまり早大は勝たねばならない。それに伴い、山根を中盤上がり目に配置。大滝は172cmあるが、ポストプレーヤータイプではなく、技術の高いトップ脇として、変化をつけるのが上手い。対する吉備国大の高橋は典型的なポストプレーヤーである。
3分、吉備国大、右クロスに��高橋ダイレクトも正面、いきなり決定機。序盤は潰しあいで主導権をともに狙う。しかし五分でお互いに形を作れない。早大�拡�木は元U−15代表で、スペースを突く動きが見事。16分、その八木の右クロスをファーで折り返すも跳ね返される。17分、吉備国大�っ單弔�裏に出し、��小山が抜け出しGKと1対1になりかけるが、GK飛び出して当てて左CKに逃げる。�┰点�の左CKはニアでクリア。19分、早大の右クロスを��大滝が遠目からオーバーヘッドも大きく外す。直後にも右クロスを27権野シュートに行くがブロックされる。早大��谷本は小柄だが敏捷で、攻め上がりが素晴らしいし、突っ込んでくる相手をいなすのも上手い。守備も相手ドリブルに対する重心移動が安定している。22分、吉備国大��高野のカットから突っ込みシュートはブロック。お互いに寄せが早く、シュートチャンスが少ない。23分、吉備国大、左70度35mFKを��高野が右隅を狙うがキャッチ。27分、早大のロングフィードに��大滝と規模国大の��村松が競り合い、大滝ファウル。27分、吉備国大��尾山が左から切れ込み、マイナスのクロスに��西川トラップが乱れカットされる。吉備国大��高野はよく拾いミスなく展開するあたりが、フランス代表のスベランを思い出させる。今後U−19代表に絡んでもおかしくない選手。早大は山根が周りがよく見えていて、展開力もあれば、FWに出すパスも精度が高い。31分、吉備国大��高野がロングもGKキャッチ。33分早大��山根に警告。ペナちょい外でタックルが足にかかる。右80度18mFKを吉備国大��孝の狙うが上に外れる。決定機。33分、吉備国大��西川の右クロスが��尾山の上を通過。39分、吉備国大��尾山が中央を突破、GKが出たところを浮かすが上に外れる。決定機。結局前半は0−0で終了。
前半シュート数2対4、CK数0対1、GK数2対4、クロス数4対2、ファウル数11対6、やや吉備国大ペース。早大は��大滝を活かせず。ワイドに開いたハーフも活きず。中で細かく崩す動きがないから、サイドにスペースが空かず、攻め急ぎの影響で、SBも上がれず、攻撃が単発的。対する吉備国大は��尾山の圧倒的な突破力が光った。村松もいいCBだ。
ハーフタイムで早大�拡�木→��瀬口七海。高校時代は典型的なCFで、10年には17歳でU−20代表に入ってU−20W杯に出場した逸材。もちろん現在のU−19代表。
いきなり左スペースへ。瀬口左からシュートはDFがブロック。43分早大ベンチに主審から注意。48分、吉備国大・��西川から�┰点�へ、左の��尾山に出し、ラストパスが�Э�田へ、完璧に崩したがシュートは左に外れる。決定機。��高橋に早大が引き付けられてしまった。12分、早大��大宮→�科‖�真菜美。(153/46 2年 室蘭大谷)13分、吉備国大、右FKを素早くスタート、�Э�田がミドル、早大DFに当たり方向が変わり、GKキャッチ。16分、吉備国大、後方からのパスを��高橋が巧みなトラップでコントロールして右突破、クロスは�┰点�に合わず。17分、早大�∪佚弔留Ε�ロスを�科‖凜椒譟爾蘯紊�、右に外れる。決定機。21分、吉備国大�Э�田が負傷でピッチ外へ。この隙に早大が攻め、��大滝のキープから�科‖瑤�右シュートも左ポストを叩く。決定機。吉備国大�Э�田が慌てて戻る。これで早大へ傾いていた流れが元に戻る。決めたかった2度の決定機。27分、左60度30mFKを��谷本狙うが上に外れる。27分、吉備国大��尾山→��福井しほり(149/48 2年 室蘭大谷)28分、早大、正面35mFK.馬力のある大滝が狙うが大きく上に外れる。35分、早大��谷本→�だ虱嫋新叩�167/60 2年 常盤木学園)がCBに入り、��高畑がボランチへ。38分、吉備国大�ダ�合→21武田ありさ(159/52 2年 日ノ本学園)。39分、吉備国大�っ單帳���鎌田蘭(159/56 2年 高知JFC.ROSA)。40分�┰点�→�鮎床蕊膽損辧�160/50 3年 湘南学院)。吉備国大、中盤でのパスカットから��高野がトップスピードに乗って突破、1対1となり上げずにファー狙うが外す。決定機。41分、早大、40mFKで��大滝が狙うが右に外れる。吉備国大��西川→�果邊嵎姑�加(156/54 3年 鳳凰)。結局スコアレスでタイムアップ。吉備国大がグループリーグを突破した。
後半シュート数は7対6、GK数は6対5、クロス数は6対4、ファウル数は6対6.早大のシュート数には無謀なロングFKなども含まれているから、やはり吉備国大が押していたと見るべきだろう。メモした決定機数は後半2対2。紙一重の勝負だったが、サッカーの神様が勝敗を決めるには惜しい勝負と判断かねたのかもしれない。引き分けで得失点差で決まった。なお同時刻のもう一方は尚美大2−1姫獨大となった。
公式記録
全日本大学女子選手権第3日
日本体育大学−日ノ本短期大学
11時10分 堺NTC S5 ピッチ良 晴れ
日体大 日短大
−−久保田−−伊藤−−− −−−代田� 歉�平� 檗�
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
高島�K面遶 歸菘牒⊂�栗�⊂�谷野�|翕膈“�山�〆愼���
藤澤��富樫��−吉田−山縣�9松絖 蘖梱 歙昌貝‘K椨�
−−−−−山本�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歙敞�� 檗檗檗�
日体大 監督:矢野晴之介
GK 19 山本有紗 168/59 2年 常盤木学園
DF 2 山縣尚実 165/58 3年 日ノ本学園
3 冨樫香織 164/55 3年 十文字中学高校
4 吉田彩香 163/56 4年・主将 FC.VIDAレディース
5 藤澤真凜 161/55 2年 十文字中学高校
MF 7 小栗麻緒 157/54 2年 日ノ本学園
8 伊藤侑菜 158/45 1年 十文字中学高校
9 高島瑠里子 162/54 3年 名古屋FCレディース
10 嶋田千秋 165/58 2年 日テレ・メニーナ
20 北野梨絵 160/50 1年 神村学園
FW 11 久保田麻友 161/56 4年 甲府市立甲府商
日短大 監督:田淵径二
GK 1 切畑琴乃 165/70 1年 日ノ本学園
DF 2 西山衣美 169/64 1年 INAC神戸レオネッサ
3 浦晴菜 164/52 1年 日ノ本学園
5 江上成美 162/53 1年 日体大
10 藤本まどか 164/54 1年・主将 東京電力女子サッカー部マリーゼ
MF 4 中島千尋 155/55 1年 日ノ本学園
6 小谷野優 150/48 1年 Forestall
7 尾山沙里 143/37 1年 FCヴィトーリア
8 齋藤愛 147/47 1年 日ノ本学園
FW 9 代田美希 162/50 1年 日ノ本学園
11 小平紋 157/47 1年 日体大
一部の選手の生年を記すと、西山が91年、江上が88年、小谷野が88年早生まれ、藤本が84年、小平が89年早生まれだ。他は92年生まれ。
日体大はチャレンジリーグに参加。山本有紗が11年の日本女子選抜、山縣尚実が10年U−20代表候補、藤澤真凜が06年U−15代表候補、嶋田千秋が08年U−17W杯代表、久保田麻友が11年ユニバー代表。相変わらずのタレント軍団である。
西山衣美は06年U−15代表候補、江上成美は日体大時代に西関東選抜。名前といい前所属が同じヴィトーリアであることといい、尾山沙里は吉備国大・尾山沙希の妹かな?
2日目までの成績は日体大が6−0福大、3−1静産大、一方の日短大は1−1静産大、3−1福大。要するに、日体大は引き分けでも突破、日短大は必勝である。なお日短大がケガ人の影響で11人ジャストしか登録しておらず、それで3連戦の三日目なので、体力的には厳しいだろう。秋のリーグ戦では10人で戦ったこともあったらしい。ただし日ノ本学園高校はこの年代で全国制覇しているので、勝者のメンタリティーが染み込んでいると思われる。
1分、日短大、右45度35mFKで中島が入れるがクリア。4分には日短大、左60度22mFK、�ス松紊�狙うが浮いた。9分、日体大、左50度FKを細かくつなぎ、右へ展開、山縣が右クロス、跳ね返される。日体大は嶋田を中心にパスを回し左右に揺さぶる。そして次々にクロスを上げるが、日短大がことごとく跳ね返す。高さもそこそこあるが、集中力が凄い。日体大・久保田はユニバー代表ということで期待したが、トラップが乱れ、また161cmの身長でポストプレーを求められたり、空中戦を要求されたりと噛み合っていなかった。また運動量があり、局面で激しく守れているので耐え切れている。日体大が攻め続け、日短大が守り続ける。28分、日短大スローイン、��代田がポストプレーで落とし、�∪昌海�スルーパス、��尾山に届かず、その前にGKキックでクリア。いい形。29分、日短大�┷愼�が突破を仕掛け、日体大�テ�澤も快速を飛ばしついていき、右CKに逃げる。34分、日体大�┛貌�→�臆蝋臚狎ぁ�154/41 4年 名古屋FCレディース)。結局前半はあまり動かず。
前半はシュート数5(5)対3(2)、CK数2対1、GK数1対1、クロス数9対3、ファウル数7対2。日体大ペースながら、シュートに持ち込めず。
後半もペース変わらず。1分、日体大、左CKを��嶋田が右足で蹴る。2分、日体大、右70度25mFKに��嶋田が構える。日短大は壁3枚。女子とはいえ、��嶋田のキックを甘く見ると痛い目にあうぞ、と思っていたが、シュートは上に外れる。4分、日体大�テ�澤、馬力ある突破から左足シュートもGKキャッチ。5分、日体大�臆蝋腓�右から切れ込むもカットされる。再び攻めなおし、�臆蝋腓�ら�Ь�栗が左足で右クロスがファーに飛ぶが触れず。8分、�Ь�栗シュートがバーを叩く。�臆蝋腓皚Ь�栗もいいドリブルがあり、後半はパスを回すだけではなく、ドリブルも交えてきたので、日短大は自陣に引いて耐えるのみ。12分、日体大��嶋田の右CKを右足で入れたこぼれを嶋田自身が右クロスをファーで�∋喝僂�ヘッドも行き過ぎてゴールと逆方向にしてしまい、クリアされ左CKへ。超決定機。17分、日体大�臆蝋腓�右突破から切れ込みペナ内で右シュート、GKセーブ。決定機。その右CKで��嶋田がニアにあわせて誰か?ボレーも右に外す。決定機。18分、日体大��高島の左クロス、ニアで��久保田がピンポイントで触るがGKに当たる。20分にも��高島の左クロスをファーでGK�\敞�ファンブル、かろうじて抑える。21分、日体大��久保田→21工藤麻未。26分、日体大��嶋田が2本シュート、こぼれを誰かシュートも弱く日短大GK�\敞�キャッチ。27分、日体大�緩面遒�ら��高島へ、シュートはブロック。完全に日短大の足が止まり、激しく守れなくなって、ギリギリでシュートをブロックするのみ。至近距離でブロックされたシュートはかなり多い。35分、日体大がスルーパスに工藤が突っ込むがDFが足先でカット。39分、日体大�∋喝僂留Ε轡紂璽函↓臆蝋腓�突っ込むがGKキャッチ。37分、日体大��嶋田→23志賀浦令渚(161/61 2年 常盤木学園)。40分、�緩面遐��渦疾邵賛ァ�157/50 3年 神村学園)。結局後半もスコアレス。日体大はグループリーグ突破、準決勝進出を決めた。
後半のシュート数は18対0。GK数0対14。クロス数14対2。まさにワンサイドゲームだった、と言って悪ければ、ハーフコートマッチだった。しかし耐えてしまうところは、日短大のメンタリティーの凄さだ。はっきり言って高校トップレベルのほうが大学トップレベルより若干上だ。日ノ本学園高校は常盤木学園に次ぐ第二集団のチームで、常時全国制覇を狙える位置にいる。日短大は日ノ本からごっそり上がるわけではないから、現時点での力は高校のほうが上だが、主力がまとめて大学に上がるようになれば、二年生までの短大でも十分全国制覇を狙える。選手層の差から足が止まり、日体大に対しなすすべがなかった。しかし来年は楽しみだ。日体大がかつてのフィジカル頼みのサッカーからパスを回せるサッカーになった。チャレンジリーグの影響だろうか?日体大にせよ常盤木や
JFAアカデミーの上にはなかなか行けないが、理想は感じた。嶋田は再来年のユニバーシアードでは十分活躍できるだろう。
なお同時刻に行なわれた同じグループの結果は福大2−3静産大だった。
公式記録