| 2004年09月08日(水) |
AFC U-17選手権 日本−中国(ショックにつき雑感のみ) |
日本3−1中国
12分:日本の両CBが相次いで致命的ミスを犯す。目の前にボールが こぼれた中国18番が難なく右スミに決めて0−1。 28分:右FKで吉本の放り込みを今度は中国が致命的クリアミス、 ペナ内正面の青山の前にこぼれ、落ち着いて決めて1−1。 46分:左サイドFKを金子が素早くDFウラへの絶妙のボール、ニアで 潰れ正面の伊藤が決める。2−1。 90分:左CKから決めて3−1。
後半日本は得失点差の関係から必死に攻めるが、北朝鮮がタイを4−1で 破ったためにグループリーグ敗退となってしまった。日本の出来は良く、 下がりすぎる悪癖も無く、中盤で激しく相手を潰す本来のサッカーが出来た。 加えて中国がミスを連発、モチベーションもイマイチだった部分にもかなり 助けられた。中国の前半のファウルはわずか1。 全員が激しい守備をこなす本来のサッカーは出来ていた。日本の得点は結局 セットプレーからのもので、結果的には流れの中から点を取れなかったが、 少なくともCKやサイドでのFKをとれるチームではある。今大会では 3試合で3失点だったが、守備力は歴代最高だったのではないか。
まあ中国と北朝鮮がグループ内での2強だったし、順当な結果だった。準々決勝 で北朝鮮は韓国とぶつかる。
森本がいれば、という気持ちもあるが彼はU−19でもレギュラー・クラス。 「開催国にはベストメンバーを召集し勝ち進むことで大会を盛り上げる義務が ある」というのも一つの正論だが、育成年代ではひとつ上の世代での経験こそ が最優先されるのが鉄則である。(ベンチ要因なら話は別だが)森本は U−19代表に不可欠な選手であり、しかもU−19には余剰戦力など どこにもない。今回下手すると準々決勝でツーロン準優勝の中国とぶつかる 組み合わせなのだから。いつもならU−19のほうは最低ワールドユースの 出場権は獲得できるだろう、という楽観的な気持ちでみているが、今回ばかりは そんな余裕はどこにもない。
それにしてもW杯予選の後半が生中継で観られるなんて思わなかった。停電 で後半がなかなかスタートせず、名古屋のホテルにて観戦。J開幕の G大阪−浦和を思い出した。そういえばその日はカシマでジーコの雄姿に 見惚れていたなあ。ジーコに対する尊敬を当時のまま持ちつづけたかった な……。
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