皇帝の日記
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イサムさんが重い。
イサムさんは、ずーっと同じように重いので、自分はなんて力のない人なんだ、と思っていたが。 こないだもっと月齢の若い子をだっこしたら、羽のように軽かったのだ。 たっぷり入っていると思っていた牛乳パックを持ち上げたら、空だった、くらいの軽さ。
しかし、イサムさんは産まれた時から重かった。 つまり、毎日ちょっとずつ重くなって行くイサムさんを運び続けた結果、知らぬうちに皇帝の腕の筋肉が発達していたのだ。 だが、筋肉の発達と同様に、イサムさんも重たくなって行ったので、結果、常に変わらずイサムは重たかったのだ。
このまま修行を続けたら、ムキムキになりそうだ。 もしかして、ちっとも減らない体重は、腕の筋肉のせいか。 いや、それは違う。
そういえば、腕の筋肉は強化されているが、足の筋力は衰える一方。 何故ならあんまり歩かないから。 アメリカには歩く用事がない。
日本に行ったら、家の前の坂も上れないかもしれない、と心配。
皇帝

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