皇帝の日記
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ツイッターで、何故に夫の愚痴を言う妻は多くて、妻の不満を口にする夫が少ないのか、という疑問を見た。
それは、男は人もうらやむ女と結婚した、という栄誉を得たいからではないかと思う。 「あいつの奥さん美人だ」 「かわいい嫁さんもらった」 「料理が上手」 「優しいらしい」 「おもしろい」 実際そうであろうがなかろうが、そう思われたいのである。 そして、そんな素晴らしい家庭を手に入れた、あの男は「できる男」なのである。 仕事も任せたい。
そんなわけで、わざわざ「僕はこんなくだらない女と結婚した無能です。見る目が無かった。無念です」と吹聴する男はいないのである。 結婚相手の程度すなわち、自分の程度が知れてしまうと言っても過言ではない。
で、なぜ女は平気で夫の悪口を言うのか。 しかもオンラインで不特定多数に向けて。
それは、女には自分の意志や決断ではない、何かのっぴきならない事情によって、その男と結婚させられてきた時代が長かったせいではなかろうか。
(それが大部分と思われるが)親が決めた結婚であったり、暴力で手込めにされたからであったり、妊娠してしまったからであり、村に適齢期の男が一人しか居なかったからであり。 自らの聡明さでは抗えない事情で、それこそ無念、こんな男と一緒になるしかなかったのです。 という言い訳が、長い事存在した功罪。 駄目な夫が居る女には、「苦労するね、かわいそうに」という同情の余地があったのである。
妻が夫の文句を隣の奥さんと言いあうのは、長年許されて来たストレスのはけ口なのであります。
しかし、時は21世紀。 今や多くの日本人女性は、男性を自分の判断で選び結婚するも、しないも自由。 一生独身でも、のたれ死ぬ程には困らない時代になった。 多少の愚痴であれば「微笑ましい」「あるある〜」で済むが、あんまりにひどい夫だと公言すると、「じゃあ何故一緒に居るの」とつっこまれても仕方が無い。
これが、ちょっと上の世代だと、ガチで親の決めた結婚で、本人に選択肢が無かったりするので、黙って愚痴を聞いてあげましょう。
あと、舅姑が嫁の悪口を言うと、同じく自分で嫁を選択したわけではないので「苦労するね、かわいそうに」という同情が一時得られるが、実のところ「そんな駄目な嫁を選んだ、駄目な息子を育ててしまいました」と言うようなもんなので、こちらも程々に。
皇帝

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