皇帝の日記
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さて、イサムさんには宝物がある。
目くそと鼻くそだ。
顔に色々くっつけているので、取ってあげようと思って手を伸ばすと、頑として取らせない。 顔を高速で横に振ったり、両手で皇帝の手を退けたり。 そんなに素敵な物でもないだろうに。 鉄壁のガードだ。
でも、写真を撮る前には、ちゃんと綺麗な顔にしてあげないと。 申し訳ないが、その宝物、ほじらせていただきます。
手を伸ばすと、右手でばしんばしん顔を殴られ、更に左手で髪を掴まれむしられ、「ぎゃああああああ」と叫ばれた。
・・・・そんなにか。
最近嘘泣きを覚えたイサムさん。 「ぎゃあああ」とか「ぴええええ」と言うと、お母さんが心配してくれると思っているのだね。 涙なんか、これっぽっちも流れていないし、時々ニコニコしている。 こうして純粋な心が失われて行く人間の性。
でも、嘘の理由が「お母さんにかまってもらいたいから」と言うところがかわいい。 愛い奴じゃ。
ところで、課題が出たので、ジャバ夫さんにイサムさんを預けて、動物園に行って来た。 この動物園好きの皇帝が、ロス動物園に行っていなかっただなんて。 何故なら、遠いからだ。
ハイウエイ9と405と10と5を乗り継いで、北に向かってえっちらおっちら。 人里離れた山際に、ロス動物園はある。 サンディエゴ動物園に比べると小ぶりなれど、丁度大人が歩き回りきれるサイズ。 特に呼び物になっている、珍しい動物とかはいない。
ちゃかちゃかとスケッチをして、さくさく帰って来た。 何故なら、暑かったからだ。
マリーナは、ロスの中でも涼しいと言う事がわかった。 山は暑いわ。
来園者は、子供連れの家族がほとんど。 子供の人口が、親人口を上回っている。 家族がほとんど4−2人の子供を連れているからだ。 不妊治療が盛んなので、双子ー三つ子も沢山。 6人乗りカートを押している人もいた(道が広いから、それでも平気)。 中には、親戚中の子供預かって来ました、という感じで、10人くらいの子供を体中に引っ付けて歩いているお父さんも。 日本の少子化を痛感する光景。
暑くて、さすがにロスっこもイライラ指数が上がるらしく、子供のために来た筈なのに、言う事聞かない子供を怒る親続出。 あれもいやーこれもいやーと、お父さんにうだうだしている子供(子供だって暑いから不機嫌だ)に、切れたお婆ちゃんが「お前は黙ってカートに乗ってろ!」と席にぶん投げた様は、鬼神の様であった・・・。
日本食スーパーで納豆を買って帰ると、ジャバ夫さんが、ビーフシチューを作って待っていてくれた。 我ながら良い躾(?)をした。
でもルー半分に水600mlなのに、1000ml入れてた。 たっぷんたっぷんのシチュー。 むしろ鍋だった。
皇帝

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