皇帝の日記
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2009年06月04日(木) ひいおじいちゃん

母方の祖父が亡くなりました。
長い事寝たきりだったので、一番最近会ったのは、結婚の報告に夫とお見舞いに行った時でありました。
亡くなる前日に、ふらりと立ち寄ったホールマークで、父の日のカードを見つけて「今年はお母さんの代わりに、私が書こうかなあ」と思って買って帰って、書いたばかりでありました。

おじいちゃんには、妻と子供二人が先に死んでしまった事を言わなかったので、天国で皆に会ったら、さぞびっくりするとこでしょう。

私は「親より先に死ぬのは不孝だ」というのは、親が子供の死を悲しがるからだと思っていましたが、今回はそれだけではないと気がつきました。
お婆ちゃんが亡くなった時は、母がよく祖母との思い出話をしてくれたのに、祖父の事を我が家で一番良く知っている人が、もういないのです。
親の存在した歴史の大部分を、子供が持って逝ってしまうということなんでないでしょうかねえ。

夕飯時に、じいちゃんが長い人生に幕を閉じたのです、とジャバ夫さんに報告したら、「じゃあ今日はおじいちゃんの思い出を語ろう」と言われて、あーお母さんがいたら、また新しい話が聞けたかもなあ、と思ったのでした。

ところで、思えば祖父は無口な人であった。
私はよくおじいちゃんの膝に座って、一緒に相撲や野球中継を見て、時々明治のコーヒー牛乳か、オロナミンCをもらって飲んでいた。
でも、何か話をした記憶が、あまりないのだ。
というか、ほとんどない。

母はよく、祖父が私をとてもかわいがっていた、と言っていたが、とてもかわいがっていた孫にさえ、ほとんど話をしていないということは、他の孫にもあんまり話をしていないのではないか。

そういえば、おじいちゃんは救心を飲んでいた。
時々内緒で一粒くれた。
子供に救心は良くないんじゃないかと思うが、あのツブツブがファンシーに見えて、喜んで食べていた。

騙されるな、当時の自分。


皇帝