皇帝の日記
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両親学級というのに参加した。
参加したと言うか、実は皇帝、他のお母さんに混じって授業を受けて、同じ速度で理解できる気が全くしなかったので、贅沢にも個人授業をお願いしていたのだ。 今回は、産科のナースに家まで来てもらって、ジャバ夫さんと一緒に陣痛からお産までの説明を受けた。
ナースとはいえ、おばちゃんはもう前線を引退したベテラン。 今まで6000人以上の出産を手がけ、死産は一度もないのが自慢。 自分の時が一番難産だったから、知識の有る無しと安産とは、関係がないと言っていた。 ちなみに、自分の時は丸二日間陣痛と戦い、力つきて帝王切開だったそう。 二日間陣痛・・・恐ろしい・・・。
立ちあい出産が一般的らしく、「立ちあい出産しますか?」とは聞かれなかった。 当然する事になっているようだ。 日本の医者は「アメリカ人だもんね、立ちあいだよね」とか、嫌そうに言っていたが、あれは日本人の夫が立ちあうと言っても、ああいう言い方だったんだろうか。 思い出して、むっとしてみる。
立ちあうからには、夫も出産のお手伝いをしなければならない。 ジャバ夫さんのすることは、時計片手に陣痛の頻度を観測する事と、食事と水の用意をする事と、へその緒を切る事だそうです。 へその緒を!? そんな、素人が除幕式みたいに、気軽に切って良いものなんだろうか。 謎だ。
二時間みっちり指導を受けたが、結論としては、全く英語がわかりません。 だって、陣痛とか破水とか、英語で何ていうか、なんて、用がなければ普段考えた事もない単語が山盛り。 おばちゃんの使う単語は、一々医学用語だし。 「おしっこ」って英語はわかるけど、「お小水」って英語はわかりません。 酷い時には、一つのセンテンスが丸々わかんないのだ。 ジャバ夫さんが、時々通訳してくれたから、まだ助かりましたが・・・。
無痛分娩は、エピドロー。 陣痛は、レイバー。 破水は、ウオーターバッグがブロークンするわけですね。 勉強になりましたが、多くても一生に三回くらいしか使わなさそうだ。
そういえば、四六時中家にいるので、隣近所が何者かが、段々わかってきた。 引っ越しの挨拶をしないので、東京以上に近所付き合いが希薄なんですけど。
かたっぽのお隣さんは、どっかの大使館にお勤めで、車が公用車ナンバー付けている、黒のプリウス。 皇帝のプリウスが保険屋から帰ってきたら、駐車場がWプリウスになる予定。 隣の間取りは、我が家より一部屋多い、バルコニー二段構えの豪華部屋だ。 壁が厚いので、家の中にいるかぎり騒音は聞こえないのだが、毎回外から部屋の前を通るたびに、夫婦喧嘩しているのが聞こえる。 子供もいるようなので、是非仲良くしていただきたいものだ。 あと、声は聞こえないのに、毎晩かすかにイビキが聞こえる。 声より大きなイビキって。 奥さんのイライラは、その辺から来ているのではないだろうか。
もうかたっぽのお隣さんは、三人のティーンエイジャーの女の子がルームシェアしている。 エレベーターで出会ったところ、全員日中は学校に行ってると言っていた。 片付けが得意ではないらしく、よく家の中身が通路に飛び出て、大家さんに注意されている。 注意された次の日には、また飛び出ている。 金曜の夜にパーティーするのが習慣らしく、毎週末ぎゃあぎゃあ騒いでいる。 壁は厚いが、バルコニーに出て騒がれると(喫煙している客は、外に出てくる)、結構響くので、いかがなもんか。 というか、ティーンが喫煙しているのも、いかがなものか。
皇帝

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