皇帝の日記
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朝起きたら、太陽光が弱いので「この時期に曇り?」と思って外を見てみれば、一面の灰景色。 ジャバ夫さんの赤い車も、渋い灰色に。 ラジオでは、外に出て運動しないように、とお達しが出ている。 にもかかわらず、朝から勤勉にランニングに出かけた、アホなルームメイトも、早めに戻ってきた。 やっぱり息苦しかったそうで。
妊婦は空気清浄機のフィルターを取り替えて、部屋を閉め切ってフル稼働にして待機。 灰が肺に入るので、皆外出禁止。
さて、サンタバーバラのジャバ実家付近は、鎮火したらしい。 でも、だいたい燃えた後の鎮火なので、未だ山中の車両は通行止め。 通行止め解除になるまで、避難所待機、とかが順当と思うのだが、そこは大草原の小さな家の国。 男達は自力で山をハイクして、家の様子を確かめに、ボチボチ登山しているそうな。 女性は待機。 男女平等とか言ってますが、アメリカほど男女の別がはっきりしている国はないと思いますよ。 女性はやっぱり守るべきものなのね、この国では。
義父母のところには、ワシントンから義弟が緊急帰宅しているので、義父、義弟、庭師の面子で、登山を開始、昼までに家に到着したらしい。
結果、残念ながらやっぱり母屋は燃えてしまったらしい。 そして、何故か私の滞在していたゲストハウスと、駐車場のプリウスだけ無事。
ゲストハウスのすぐ下の果樹園と、隣のプール、馬小屋は全焼。 プリウスの隣に駐車してあった、秘書のトラック(なんでトラック)は、燃えた木の下敷きになってお釈迦。 電話をくれた義父が「皇帝の物は無事だよ」と言うので、家自体に火が来なかったのかと思ったら、まさに、皇帝の物だけが無事と言う意味だった。
皇帝魔女疑惑。
ジャバ夫さんのプレゼント(アクセサリー類は、引越しで紛失しないように、全部持っていっていた)や、結婚式のお祝いの品々、買ってもらったばっかりのMAC等等。 色々大事な物もあったけど、家族の命に比べたら、燃えても仕方のないものだと、言い聞かせることが出来た。 でも、どうしても諦められなかったのが、母が赤ちゃんのために編んでくれた茶色のセーター。 ゲストハウスのクローゼットの中にあったのだ。
あーそれだけはどうにか燃えないで欲しいー。 と毎晩念仏のように唱えていたら、残ったのだ。
しかし、ゲストハウスに生えていたティーツリーが全焼したのに、何故に家だけ残ったのか。 皇帝の執念か、母のご利益か。
馬はアニマルレスキューに救出されて無事。 鶏は家畜なので助けてもらえず、ガスタンクの隣にいたので、ローストチキンに。 亀は行方不明。 鯉は池の深いところにいたので、半分は無事。
災害と言うのは、恐ろしいものでございます。 なむなむ。
ロッキーは元気。
皇帝

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