皇帝の日記
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2007年06月27日(水) ノルウエー5

ベルゲンの朝は遅い。
何故なら昨夜、ジャバさんは学友と深夜まで飲んでいたから。
7年ぶりの再会なので、大変盛り上がったらしい。
そして皇帝は鼻水大洪水。

どのみち、お店も博物館も10:00まで開かないし、ゆっくり出発。
ジャバさんの学友は、もっと早くお仕事に出かけていったので、棚にあったコーンフレークをもりもり食べて朝食とする。

アパートの前から、港のほうへバスが出ている。
というか、全てのバスは港か空港に向かうようにできているようだ。
他に行くべきところがないから・・・。

バスが街の中心に到着したとき、すでに12:00近く。
そこで、旅行者のインフォメーションセンターへ行き、ベルゲン券を購入することにした。
オスロ券に引き続き、ベルゲン券。
ところが、この受付の混むこと混むこと。
どうやらパソコンがフリーズしたり、新しい会社が参入したばかりで、支持がうまくできなかったり、業務が滞っているのだ。
あー・・・と、一時間弱待たされる。
あー・・・。
おなかがすきました・・・。

ベルゲン券は48時間有効のものにして、さて出発。
港前の交差点にある、エゴンというチェーンレストランで、簡単に腹ごしらえ。
オスロにもこのお店は有った。
日本語や韓国語のメニューもあるし、そこそこおいしい。

港沿いにテクテク歩いていくと、ローセンクランツの塔と、ホーコン王のおうちが残っている。
ローセンクランツの塔は、30分に一回くらい、フランス語や英語、ノルウエー語のツアー(定員10名)が出ていて、それ以外には進入禁止。
聞くと、この日は英語のツアーが14:00に出るので、それに行くことにして、とりあえず隣のホーコン王の館に入る。

えーと、色々何もない。
オスロのお城には、ゴブラン織りのタペストリーとか、綺麗な彫刻の入った木製家具とか、王様の死骸(棺桶入り)とかがあったのに。
ここは入れ物だけ。

ここでトイレタイム。
皇帝のトイレメモによると、犬がトイレに向かって吼えている、とのこと。

ローセンクランツの塔、英語ツアーに参加。
この城の歴史は複雑で、中世はじめに元になる長方形の只の塔の横に数百年後、ちょっと縦長の塔が寄り添って立ち、更に後にオリジナルの塔の高さを揃えるために増築し、二つの建物の横幅をあわせる様に増築し、屋根をそれぞれ増やし、見張り台になる建物を付け・・・・。
と、増築を繰り返した結果、色んな建築様式がひとつの建物の中で混ざり合い、壁に窓が付いていたり、部屋の入り口がルネッサンス様式なのに、出口がロマネスクだったり、ぐちゃぐちゃに迷路になっている。
うん、これはガイドが付いていないと、迷子になってしまうかもしれない。

この変な建物は、はじめ王様とか領主とかが住んだり、別荘にしたり、会議に使ったりしていたのだが、そのうちベルゲンでペストが流行ったときに、偉い人はベルゲンを捨ててしまった。
その後ずっと使われていなかったので、人々はこの建物が何だったか、すっかり忘れてしまった。
やがてベルゲンがハンザ同盟の中心地になると、鱈の保管場所になった。
第二次世界大戦のとき、港で爆薬を大量に積んだドイツの船が爆発し、吹っ飛んだ。
修復した。
と、私のヒアリングが正しければ、そう言っていた。

ついでに、当時牢獄として使われていたという、2メートルくらいの狭い部屋を見せてもらった。
色々な犯罪を犯した人や、外国人が入れられていたらしい。
あるとき、台所のバターが盗まれたので、王様が怒り、台所で働く人全員がこの牢に入れられた。
結局犯人がわからなかったので、全員処刑された。
本当にそのヒアリングは合っていたのだろうか。
合っていたら、嫌だな、と思った。

塔の屋上に出ると、港が一望できる。
中世の建物が一番でかいなんて。
景観保護万歳。
ね、素敵な眺めじゃない、とジャバさんを振り返ると、いない。
ん?
すると、後ろからついてきたヨーロッパの家族連れが、神様!神様!と叫んでいる。
よく見たら、ジャバさんが岩張りの屋根と壁の間に挟まって落ちている。

・・・・・・え・・・・・。

どうやら、景色と私を入れて写真を撮ろうとして、落ちたらしい。
反対に落っこちてたら、怪我じゃすまないぞ・・・。

塔から出て、すぐ近くの聖マリー教会に行く。
聖マリー教会は、ロマネスク様式で、ベルゲンで一番古い建物。
子供が教会の絵を描いた、みたいな、見事な教会の形の教会。
ドイツの船が爆発したときに、大砲の弾が飛んできたとかで、その玉が展示してある、と書いてあるのだが、玉がない。

すぐ隣に、ブリッゲン博物館がある。
博物館には、ブリッゲン(大昔の商店街だと思ってください)の歴史が発掘品などを中心に飾られ、ドイツの船の爆発したときの被害の状況なんかも、白黒写真付きでよくわかるようになっている。
でも、客がいない。

あまり誰もいないので、ジャバさんと走り回り、007ごっこ(遺跡に隠れて撃ち合いをする)をしていたら、足音がしたのか、チケット売り場のお姉さんが様子を見に来た。
怒られるかと思ったが、笑ってみていた。
というか、けっこう長い間黙って見ていたらしく、気がついて目が合った時に笑われた・・・。
楽しいんだよ、007・・・・。
ゴルゴでも良いけど。

さて、同じ通りのならびに、ハンザ同盟博物館がある。
初日に宿泊したホテルの表だ。
ハンザ同盟は、西ヨーロッパが中世400年に渡って結んでいた、商業の同盟。
ベルゲンはその中心地で、鱈の乾物を主に扱っていた。

ヴァイキング→北欧→ペスト→ハンザ同盟→北欧みたいな。
北欧ってのは、スウェーデンやデンマークの王様が、ついでにこの辺も支配していたりだったので。
だからというか、デンマーク好きじゃないとか、ぽろっという若者もいたりした。
ついでに、ジャバさんがアメリカ人だとわかると、ブッシュ嫌い、という人もいた。
あんま、皆思ってても言わないから、珍しい国だな、と思った。

なんとハンザ同盟博物館は、ベルゲン券が通用しないのだ!!
2000円位するチケットを買って、中に入ると、丁度ツアーの日本人とガチンコになってしまった。
背の高い外国人ツアーなら、競争率の少ない高さから盗み見れるのに、日本人のおじいちゃんおばあちゃんって、丁度皇帝と同じ高さ。
うーん・・・見えない・・・。
ジャバさんは逆に、上から全部見えて、日本語ガイドの話も聞けたらしい。

建物は、当時のまま木造。
鱈の干物も展示してあるので、生臭い。
商人や船乗りの宿泊施設もあり、壁に女の人の絵を落書きしたのが残っていた。
この建物は、女性禁止だったとのこと。
ほんでも、ノルウエーは近世以前から男女同権だったらしい。

さて、実は学友と食事をしようと、港で16:30〜17:00に会う約束をしていた。
日本人で、しかもA型の私としては、この「〜」はなんなのさ、という感じ。
しかも「港」。
広いよ!!

というわけで、16:00に博物館を出ると、チケットに何か書いてある。
どうやら、先ほど行った聖マリー教会の近くに、ハンザ同盟集会所の建物、というのがあり、ハンザ同盟博物館のチケットを買った人は、本日無料で見学できるらしい。
ぎゃー!全部見なきゃ(何で?BYジャバ)
すっとんで元に戻るが、一角全部ユネスコの建物で、どれが該当の建物だかわからない。
すると、教会の前に郵便局が。
インフォメーションセンターで発券を待っている間、葉書を書いたので、それを出しがてら、道を尋ねる。
お姉さんは、そこで10年近く働いているが、博物館に入ったことがない。
よくわからない、とのこと。
坂の上をうろうろしていたら、それっぽい民家を発見して、入ってみたら確かに博物館らしい。
しかしこの建物、集会に使われていた、というだけで、特に何もない。

16:45
あー!!遅刻!!(何で?BYジャバ)

さあ!待ち合わせの港に行くぞ!と早足で歩いていたら、学友と道で出会った。
え・・・なんで港にいないの・・・?

よくわからない、よくわからないよ。
でも出会えてよかった。
ペンギンという名前の、地元の人でにぎわうカフェでビール乾杯。
ヨーロッパのビールは味が濃いのう。
電車の中で食べた、レンジでチンのミートボールがまずかったので、ここでリベンジ。
おいしい。
何故ミートボールとポテトにベリーのジャムをかけるのか、よくわからないけど、おいしかった。

地元新聞があるので、読めないながら見てみたら、(発音は違うけど、英語で想像できる程度の違い)「水族館でペンギンのベビーラッシュ、名前募集中」というようなことが書いてあるらしい。
じゃあ明日は水族館に行こう。

夜21:00まで開いている、ということで、H&Mという、北欧のユニクロみたいなチェーン店に行く。
お買い物、お買い物(やめてーBYジャバ)

コンビニで更にビールを買って、バスに乗って帰って、猫と遊びながらビールを飲んで寝る。


皇帝