皇帝の日記
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2007年06月25日(月) ノルウエー3

ホテルブリストルの朝食は、おいしかった。
しかしどの観光地も、11:00とか、早くても10:00に開くので、できるだけ見て周りたい皇帝にとっては、旅行プランが立てにくいところだ。
その上、大体16:00とか17:00には閉館、閉園してしまう。
店が閉まるのも、やけに早い。

せっかく日が長いんだから、夏の間だけでも熱心に働いたら良いのに・・・。

そしてこの日、昨日雨に降られたせいか、喉が痛い。
ホテル風呂から、お湯が出ないとジャバさんが騒いでいたが、確かに、ほんのりぬるいお湯しか出ないので、ぬるいシャワーで悪化した気がするのだ。

皇帝と違って、のんびり散歩や日光浴などをして過ごしたいジャバさん。
観光経路を練りに練っている皇帝に、「あのさー、一番行きたいところから順番に行ったら良いんじゃない?疲れたら喫茶店に入ってさー。夕方からのんびりご飯食べようよー」と提案し、即効却下される。

もったいない精神。
朝食が終わったら、すぐさま、開店時間の一番早い、オスロ駅近くのセーター屋へ行く。
母にセーターを買ってくるように言われていたので、大人用XS(十分でかい)を母にと、12歳児用(ぴったりよ)を自分に購入。

重いので、一度ホテルに引き返し、荷物を置いてくる。
さて、やや郊外で一番みたい美術館、ムンク博物館へ、電車に乗っていく。
無賃乗車しても絶対捕まらない自信はあるが(駅員がいないので)、小心者なので、一応バカに高い切符を購入し、打刻。
駅の全ての説明がノルウエー語なので、よくわからないが、一時間乗り放題とか、一日券とかあるらしい。

ムンク美術館は、なんとイレギュラーでお休み。
なんということだ。
市内の観光は、ホテルの付近に発着があるので、またまた引き返す。

ここで作戦タイム。
美術館も博物館も交通費も、あまりにも高額すぎる。
お金が気になって、十分に遊べないのだ。
というわけで、ホテルの受付の人に相談すると、オスロ市内観光チケットが、24時間券、48時間券と存在することを教えてもらった。
明日もオスロに居るので、とりあえず48時間券を売ってもらう。
5000円くらいしたが、ディズニーランド程度だと思えばよし。

さて、オスロ券を持って、意気揚々と港まで歩く。
途中の銀細工のお店で、サーメ族の伝統的文様のデザインされたネックレスを買う。
何故か銀細工は日本の相場よりも安い。

港前の市庁舎前広場で、ジャバさんが空腹を訴えるので、適当なレストランに入る。
目の前にそびえる市庁舎を見ながらお昼を食べていると、ちょうど12時の鐘を、市庁舎が鳴らす。
オスロ券の取り扱い説明書を読んでいると、市庁舎に無料で侵入できると書いてあったので、食後、市庁舎まで行く。

はっきり行って、面白いことは何にもなかったです。
なぜなら、建物の大半は、まだ市役所として活躍しているので、見学できるのはホールまで。
ガイドを雇うと、もっと詳しくみせてくれるらしいが、入場料払って入った人は、きっとがっかりだろう。

市庁舎の外壁の、うまいか下手か判断に困る彫刻を眺めながら、港へ行き、フェリーに乗り込む。
なんとここでもオスロ券が発動!
無料でフィヨルドも見れるフェリーに乗り込むことができた。

対岸の、博物館が点在する港に到着。
ここから全ての施設が、オスロ券活動範囲内なのだ。

民俗博物館まで、結構な距離を歩き、更に館内は広大な土地を利用した、建物の屋外展示なので、その中をかなり歩き回る。
木造の見事な教会などがあり、見所は満載だ。
照りつける日差しに気をつけたい。

その後、近所のヴァイキング船博物館へ歩いていく。
オスロ観光に来た人間が、全てここに来るんじゃないかというくらいの、大盛況。
特にフランス人と中国人の山。
皇帝は、ヴァイキングに特にロマンを感じないので、ざくざくと小さな体を生かして、展示を見終わると、館内のベンチに着席。
ジャバさんはもっと詳しく見たいというので、そこで待機していた。

ところが、なかなかジャバさんが帰ってこない。
ますます入場する人間が増え、人人人となる。
そういえば、ジャバ家の祖先は、大陸に来る前海賊を生業にしていた。
その血が騒ぐのか?かなづちの癖に、とか思っていたら、青い顔したジャバさんが、人垣から出てきた。

「財布がない!」
とおろおろのジャバさん。
それは困った。
とりあえず、監視員のお兄さんに、遺失物届けを出し、前の民俗博物館までの道のりに落ちているかもしれないので、下を向きながら引きかえす。
監視員のお兄さんいわく、ノルウエーで財布がなくなったら、警察が全額保障してくれる、とのこと。
本当かそれは・・・。

疑わしく思いながら、民俗博物館の受付まで行き、遺失物届けを出す。
すると、スタッフのお姉さんが、今まさに、ジャバさんの財布を受付に届けに来たのだった。
ばんざーい。
中身もそのまま。
治安最高。

さて、皆に迷惑をかけ、しょんぼりのジャバさん。
別に、追い討ちをかけて責めたりはいたしませぬが、外国で財布を落とさないようにね(電子ちゃん)。

さて、朝から喉の痛い皇帝。
喉の痛みは最高潮だが、今日中にこの博物館地区を踏破したい!
財布事件でタイムロスはあったが、まだまだいける。
夕日(?)を浴びながら、ずんずんと、やや離れたコンチキ号博物館へ。
いい加減な道路標識に、一度迷子になりかけたが、海を目印に到着。

コンチキ号に関してはロマン。
いかだ(コンチキ号)でペルーからイースター島へ冒険したトールさんの博物館で、http://www.kon-tiki.no/Museum/
こんな様子。
トールさんの冒険は映画化されて、アカデミーまで受賞しているのだ。
しかし、ロマンの証明にはなったが、歴史の証明には、いまだなっていないようす。

すぐ隣に、フラム号博物館。
この船は、皇帝も幼少時から知っている。
世界偉人伝で読んだ、アムンセンが南極点到達した船だ。
確か、冬でも薄着で、窓を開けっ放しにして眠ったりした人の乗った船だ。
記憶とリンクして、ボルテージは最高潮。
しかもでかい!
船が丸ごと展示されているのだ!!
入り口で死んでいる白熊の剥製や、窓際で硬直しているオットセイ、アザラシ、トド、ペンギンもこの際無視して、船の上方に、階段で近づいていくと・・・なんと!船に入れるのだ!
太っ腹!!
大興奮で船内見学。
割と自由に、あっちこっち触ったりできて素敵だ。

更に、すぐ隣に海洋博物館・・・。
こちらは小ぶり。
船マニアにはたまらない模型なんかが置いてあるが、特に船模型好きではないので、あまり盛り上がらない。
別館には、何故か鱈の干物が大量に展示してあり、海臭い。

閉館時間ぴったりに見学終了。
何故か、この日の私の手書き日記メモに
『トイレを掃除する人以上に、重要な仕事はない。トイレを掃除する人は、世界一偉い』
と綴られている。
なんかトイレであったのか・・・。

再び、フェリーに乗り込み、オスロ市内の港で、ロブスターを食べる。
喉の痛みも絶頂だが、ビールでがぶがぶ流し込む。
すると、日本人の観光豪華客船が入港したらしく、大量の日本人観光客があふれ出した。
皆魚介類を注文している。

市庁舎前広場では、WWFの動物写真展が開かれていて、オープンに誰でも見れるようになっていた。
とりあえず、喉が痛いので、コンビニで水を買って帰ったら、なんと炭酸水。
げふう。

暖かい風呂にも入れないしな・・・。
ホテルでぐだぐだ不調を訴えていると、ジャバさんがのど飴を買ってきてくれた。
なんと、市販の風邪薬は、ノルウエーにはないということ。
じゃあどうするんだ、風邪引いた人は。
(後で調べたが、福祉の充実した国なので、風邪引いたら医者に無料で診察してもらい、無料で風邪薬をもらえるらしい。美しい国、ノルウエー・・・。でも外国人には厳しいっすよ)

熱いお風呂に首まで浸かりたいなー・・・と、じっと湯がまを眺めていたら、黒い小さなつまみを蛇口に発見。
押してみたら、黄色いお湯が出た。
あー・・・。

でも何故黄色いのか・・・。


皇帝