皇帝の日記
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ホテルブリストルの朝食は、おいしかった。 しかしどの観光地も、11:00とか、早くても10:00に開くので、できるだけ見て周りたい皇帝にとっては、旅行プランが立てにくいところだ。 その上、大体16:00とか17:00には閉館、閉園してしまう。 店が閉まるのも、やけに早い。
せっかく日が長いんだから、夏の間だけでも熱心に働いたら良いのに・・・。
そしてこの日、昨日雨に降られたせいか、喉が痛い。 ホテル風呂から、お湯が出ないとジャバさんが騒いでいたが、確かに、ほんのりぬるいお湯しか出ないので、ぬるいシャワーで悪化した気がするのだ。
皇帝と違って、のんびり散歩や日光浴などをして過ごしたいジャバさん。 観光経路を練りに練っている皇帝に、「あのさー、一番行きたいところから順番に行ったら良いんじゃない?疲れたら喫茶店に入ってさー。夕方からのんびりご飯食べようよー」と提案し、即効却下される。
もったいない精神。 朝食が終わったら、すぐさま、開店時間の一番早い、オスロ駅近くのセーター屋へ行く。 母にセーターを買ってくるように言われていたので、大人用XS(十分でかい)を母にと、12歳児用(ぴったりよ)を自分に購入。
重いので、一度ホテルに引き返し、荷物を置いてくる。 さて、やや郊外で一番みたい美術館、ムンク博物館へ、電車に乗っていく。 無賃乗車しても絶対捕まらない自信はあるが(駅員がいないので)、小心者なので、一応バカに高い切符を購入し、打刻。 駅の全ての説明がノルウエー語なので、よくわからないが、一時間乗り放題とか、一日券とかあるらしい。
ムンク美術館は、なんとイレギュラーでお休み。 なんということだ。 市内の観光は、ホテルの付近に発着があるので、またまた引き返す。
ここで作戦タイム。 美術館も博物館も交通費も、あまりにも高額すぎる。 お金が気になって、十分に遊べないのだ。 というわけで、ホテルの受付の人に相談すると、オスロ市内観光チケットが、24時間券、48時間券と存在することを教えてもらった。 明日もオスロに居るので、とりあえず48時間券を売ってもらう。 5000円くらいしたが、ディズニーランド程度だと思えばよし。
さて、オスロ券を持って、意気揚々と港まで歩く。 途中の銀細工のお店で、サーメ族の伝統的文様のデザインされたネックレスを買う。 何故か銀細工は日本の相場よりも安い。
港前の市庁舎前広場で、ジャバさんが空腹を訴えるので、適当なレストランに入る。 目の前にそびえる市庁舎を見ながらお昼を食べていると、ちょうど12時の鐘を、市庁舎が鳴らす。 オスロ券の取り扱い説明書を読んでいると、市庁舎に無料で侵入できると書いてあったので、食後、市庁舎まで行く。
はっきり行って、面白いことは何にもなかったです。 なぜなら、建物の大半は、まだ市役所として活躍しているので、見学できるのはホールまで。 ガイドを雇うと、もっと詳しくみせてくれるらしいが、入場料払って入った人は、きっとがっかりだろう。
市庁舎の外壁の、うまいか下手か判断に困る彫刻を眺めながら、港へ行き、フェリーに乗り込む。 なんとここでもオスロ券が発動! 無料でフィヨルドも見れるフェリーに乗り込むことができた。
対岸の、博物館が点在する港に到着。 ここから全ての施設が、オスロ券活動範囲内なのだ。
民俗博物館まで、結構な距離を歩き、更に館内は広大な土地を利用した、建物の屋外展示なので、その中をかなり歩き回る。 木造の見事な教会などがあり、見所は満載だ。 照りつける日差しに気をつけたい。
その後、近所のヴァイキング船博物館へ歩いていく。 オスロ観光に来た人間が、全てここに来るんじゃないかというくらいの、大盛況。 特にフランス人と中国人の山。 皇帝は、ヴァイキングに特にロマンを感じないので、ざくざくと小さな体を生かして、展示を見終わると、館内のベンチに着席。 ジャバさんはもっと詳しく見たいというので、そこで待機していた。
ところが、なかなかジャバさんが帰ってこない。 ますます入場する人間が増え、人人人となる。 そういえば、ジャバ家の祖先は、大陸に来る前海賊を生業にしていた。 その血が騒ぐのか?かなづちの癖に、とか思っていたら、青い顔したジャバさんが、人垣から出てきた。
「財布がない!」 とおろおろのジャバさん。 それは困った。 とりあえず、監視員のお兄さんに、遺失物届けを出し、前の民俗博物館までの道のりに落ちているかもしれないので、下を向きながら引きかえす。 監視員のお兄さんいわく、ノルウエーで財布がなくなったら、警察が全額保障してくれる、とのこと。 本当かそれは・・・。
疑わしく思いながら、民俗博物館の受付まで行き、遺失物届けを出す。 すると、スタッフのお姉さんが、今まさに、ジャバさんの財布を受付に届けに来たのだった。 ばんざーい。 中身もそのまま。 治安最高。
さて、皆に迷惑をかけ、しょんぼりのジャバさん。 別に、追い討ちをかけて責めたりはいたしませぬが、外国で財布を落とさないようにね(電子ちゃん)。
さて、朝から喉の痛い皇帝。 喉の痛みは最高潮だが、今日中にこの博物館地区を踏破したい! 財布事件でタイムロスはあったが、まだまだいける。 夕日(?)を浴びながら、ずんずんと、やや離れたコンチキ号博物館へ。 いい加減な道路標識に、一度迷子になりかけたが、海を目印に到着。
コンチキ号に関してはロマン。 いかだ(コンチキ号)でペルーからイースター島へ冒険したトールさんの博物館で、http://www.kon-tiki.no/Museum/ こんな様子。 トールさんの冒険は映画化されて、アカデミーまで受賞しているのだ。 しかし、ロマンの証明にはなったが、歴史の証明には、いまだなっていないようす。
すぐ隣に、フラム号博物館。 この船は、皇帝も幼少時から知っている。 世界偉人伝で読んだ、アムンセンが南極点到達した船だ。 確か、冬でも薄着で、窓を開けっ放しにして眠ったりした人の乗った船だ。 記憶とリンクして、ボルテージは最高潮。 しかもでかい! 船が丸ごと展示されているのだ!! 入り口で死んでいる白熊の剥製や、窓際で硬直しているオットセイ、アザラシ、トド、ペンギンもこの際無視して、船の上方に、階段で近づいていくと・・・なんと!船に入れるのだ! 太っ腹!! 大興奮で船内見学。 割と自由に、あっちこっち触ったりできて素敵だ。
更に、すぐ隣に海洋博物館・・・。 こちらは小ぶり。 船マニアにはたまらない模型なんかが置いてあるが、特に船模型好きではないので、あまり盛り上がらない。 別館には、何故か鱈の干物が大量に展示してあり、海臭い。
閉館時間ぴったりに見学終了。 何故か、この日の私の手書き日記メモに 『トイレを掃除する人以上に、重要な仕事はない。トイレを掃除する人は、世界一偉い』 と綴られている。 なんかトイレであったのか・・・。
再び、フェリーに乗り込み、オスロ市内の港で、ロブスターを食べる。 喉の痛みも絶頂だが、ビールでがぶがぶ流し込む。 すると、日本人の観光豪華客船が入港したらしく、大量の日本人観光客があふれ出した。 皆魚介類を注文している。
市庁舎前広場では、WWFの動物写真展が開かれていて、オープンに誰でも見れるようになっていた。 とりあえず、喉が痛いので、コンビニで水を買って帰ったら、なんと炭酸水。 げふう。
暖かい風呂にも入れないしな・・・。 ホテルでぐだぐだ不調を訴えていると、ジャバさんがのど飴を買ってきてくれた。 なんと、市販の風邪薬は、ノルウエーにはないということ。 じゃあどうするんだ、風邪引いた人は。 (後で調べたが、福祉の充実した国なので、風邪引いたら医者に無料で診察してもらい、無料で風邪薬をもらえるらしい。美しい国、ノルウエー・・・。でも外国人には厳しいっすよ)
熱いお風呂に首まで浸かりたいなー・・・と、じっと湯がまを眺めていたら、黒い小さなつまみを蛇口に発見。 押してみたら、黄色いお湯が出た。 あー・・・。
でも何故黄色いのか・・・。
皇帝

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