皇帝の日記
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2007年06月23日(土) ノルウエー1

深夜に親に車で羽田に迎えに来てもらい、翌朝成田からノルウエーに旅立とうとしていた二人。
実は、沖縄旅行は皇帝からジャバさんに、結納返しのような意味合いでプレゼントだったのだ。
なので、日程表もチケットの手配も、全部皇帝がやり、完璧な仕上がりだった。

しかして、ノルウエーはジャバさんの担当。
絶対なんかあると思ったが、のっけから、飛行機の時間を間違えるジャバさん。
11:20の便なのに、16:00と勘違いしていて、朝のんびりと支度をしていると、インターネットで便を確認した父が、事実を発表。
支度五分で、家を飛び出す。
間に合わなかったら、チケットを変更してもらおう・・・と思っていたが、父ががんばって、成田まで一時間で到着。
メークミラクルだ。
きっと、新婚旅行だったら、成田離婚だ。

しかしノルウエー旅行は今後、こうした挑戦とも思える、ジャバさんのさまざまな失敗に彩られていくのであった。
試されているのですか。

せっかくの楽しい旅行なのに、責め立てても仕方がない。
ということで、気持ちを切り替えて、チェックインカウンターへ走る。
パスポートも持ったし、忘れ物はあわてて出てきた皇帝が、コンタクトレンズを装着し忘れたのと、折りたたみ傘だけ。
まあいいか(と口に出してみる)。

ノルウエーまでの直行便は今のところなく、アムステルダムで乗換えとなる。
乗ったKLMの機体が古かったので、テレビがついておらず、ジャバさんの持ってたiポッドで映画やアニメを見て過ごす。
なんと、音を二つのヘッドフォンで使えるようにする、アダプターを持ってきていたジャバさん。
そういうものは忘れないのだ。
でももっと大事なことがきっとある。

アムステルダムから次の飛行機まで、4時間もある。
アムステルダム飛行場には、時間をつぶせるさまざまな施設があり、美術館も付いている。
リラクゼーションスペースで、指圧とウォーターマッサージをしてもらうことにした。
オランダ人は今世界一大きな人たちなので、マッサージマシンに皇帝が入ると、つま先から下、50センチほどの辺りから、機械がマッサージに入る。

あ・・・・・無駄だ・・・・。

と思う距離が50センチ。
機械の中で、水が往復するたびに、100センチが無駄になっているのだ。
それが終わると、でっかいおじさんが、指圧をしてくれる。
痛い。
痛がっているうちに終了。
飛行場にマッサージ屋さんというのは、とてもいいアイディアだ。

すっきりしたら、美術鑑賞。
英語で解説されているので、ジャバさんに訳してもらい、それから搭乗口まで移動。
掲示板で確認すると、20分以上かかるとのこと。
でかい空港だ。

「ノルウエー人は、靴が綺麗か汚いか、とても気にする」と何かで読んだジャバさんは、途中で靴を購入。

一度、EUに入国の手続きをしなければならないということになり(ノルウエーはEUではないざんすが)、カウンターでセキュリティーチェックを受ける。
すると、ジャバさんが成田で買った、日本酒がひっかかった。
何故。
日本酒は空港内で買われた物であるし、未開封。
だが、チェックの人は、開封されていると言い張り、どうも引く様子がないので、皇帝のバッグに入れて、一度従業員の通用口みたいなところからオランダ国内側に入り、バッグごとチェックインさせた。
セキュリティーに引っかかって国内に入れるとはどういうことだ。
そもそも、爆発物を疑ってのチェックならば、チェックインさせても、意味ないのでは。
そもそもセキュリティーティーチェックで液体小分けにさせて、ジップロックに入れる意味って、全然ない。
とか考えているうちに、搭乗時間も近づいたので、ゲートへ。

飛行機に乗ってから気がついたが、なんと皇帝、コンタクトレンズ保存液(開封済、特大)を、すっかり忘れてリュックサック(手荷物)の中に入れっぱなしだったのだ。
気づけ、セキュリティー・・・。

出発したその日の夜に、ベルゲン到着。
物価の高いヨーロッパに到着。
ユーロの高騰に伴い、EUに参加していないノルウエーでも、クローネが値上がり。
景気が良いらしいのだ。
空港においてあるユニセフの募金箱には、100ユーロがわんさか入って、ほぼ満杯になっている。
寄付金がすでにバブリー。

この日は夏至のお祭の日。
白夜だ。
23:00だというのに、まだ日が燦々と照りつけている。
頭では夜だとわかっているのに、なんだか変な気分。
人も、普通に歩いている。
というか、お祭なので、火を山でたいてる人とか、お酒を仲間と飲んでいる人があふれている。
タクシーは、日本の相場の3倍で、初乗りで1500円くらい。
恐ろしすぎる・・・。

山間に見える民家は、屋根が丸っこくて、かわいい。
沖縄の家は、全体的に四角っぽかった。
きっと角っこが好きなのだろう。
ノルウエーの家はかわいいが、中に住んでいる人たちは巨大でかわいくない。

ホテルは、ハンザ博物館と同じ建物(というか、繋がっている)の奥。
ハンザ同盟でかつて一斉を風靡した建物だ。
ユネスコに指定されているので、取り扱い注意。
古いが、水周りなどは新しく付けられたばかりで、綺麗で清潔。

教科書に出ていたハンザ同盟。
タラの輸出か・・・と感慨にふけっていると、新しく付けられたバスルームの扉が、閉まらないことに気がつく。
アバウトな。

ジャバさんが浴室で「ブラシ忘れた」というので、歯ブラシのことだと思い、すぐ目の前にあるセブンイレブンで買ってこようと思い、ホテルを出ると、忘れていたが夜中なので、というか夜中らしいので、酔っ払いがご機嫌で、あっちこっちで歌い踊り、はしゃいでいる。
でも明るいから、酔っ払いのテンションが、全く不当のように感じられるのだ。
うーん。

ところで皆背が高い。
カウンターに並んでいるのに、売り子さんに気がついてもらえず、何回か飛ばされながら、ようやく歯ブラシを買ってホテルに帰ると、わっしわっし歯を磨いている。
え・・・。
あ、ヘアブラシか・・・。

疲れたので、そのまま皇帝は熟睡。
港に面しており、窓の外からは、大道芸の人がアコーディオンを弾く音がしたが、それが何故かずっとゴッドファーザーのテーマだった。

時差ぼけと太陽に騙されたジャバさんは、その後真夜中の広場に散歩に行ったそうだが、やっぱり日の光の下で見る酔っ払いは、なんだかとってもおかしかったとのことです。

長い一日だった。


皇帝