皇帝の日記
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2007年04月12日(木) 行く先もわからぬまま

結婚式のテーマカラーだの、あれこれしたり、しなかったり。
第一候補の日が、インド人と日本人にとって、とても良い日だったから、予約が一杯かもしれないとか。
いや、八百屋お七が火あぶりになった日だとか。
ビザがなかなか取れないから、9月に籍だけ入れてしまわないと、来年アメリカに入国できないかもしれないだの。
フィアンセ・ビザを取ったら、2ヶ月以内に結婚しろだの。
何の罠だそりゃ。

盗んだバイクで走り出しそうなほどワー!となったので、走り出してみた。

でももう15の夜ではないので、ちゃんとバスに乗ってみた。
普段、どの国にいっても、地元の移動手段で歩き回り、一週間で地図をものにするというのに、ロスではいつもジャバさんに連れられているせいで、まったく何も覚えていないという有様だ。
これは良くない。

家の目の前から、8番のバスが出ている。
薄々、この通りを直進したら、きっと海に出るんだろうな、と思っていたが、まさにその通りだった。
ぼへーと乗っていると、海沿いの巨大ショッピングストリートに到着。
バスの中に置いてある路線図をもらい、読んでみると、だいたいのバスが、このターミナルから出ているため、こっからどこへでも行けてしまうということがわかった。

とりあえず、こっちの知り合い二人が、そろそろ誕生日なので、プレゼントを買いに、気絶するほどかわいい物が並んでいる、雑貨屋さんに入る。
あまりのかわいい雑貨や服に悶絶する。
カップのセットと、石鹸のセットを買って、出る。

並びのアクセサリー屋も、体を掻き毟りたくなるほど愛らしいデザインが一杯だ。
でもここは出費をセーブ。

うろうろしていると、ウエディング関係のショップを発見したが、あえて入らない。
リングピローとか、見たらまたワー!となって、反抗したくなって、学校の窓ガラスを割るかもしれないからだ。

いやいや、大人だから、窓ガラスは割ってはいけない。
それ以前に、学校に行っていない。

スタバと、CD屋と、視聴バーがいっしょくたになった店に入る。
コーヒーを飲みながら、ドーナツを食べて、音楽を聴く。
そして、隣の本屋に入る。

ウエディング関係の書籍が、ずらっと平積みされている。
ワー!
そうか、逃げられないのか。
仕方ないので、一番薄い、結婚式雑誌を買って、逃げるように出てくる。

さて、3時です。
良い子は暗くなる前に帰りましょう(盗んだバイクで走り出すんじゃなかったのか・・・)。
同じ8番バスに乗って行けば、環状線なので、また元に戻れるわけですね。
だがしかし、降りたところから乗ろうとしたら、1ブロック先でないと、ピックアップできないという。
理由はなんとなくわかるのだが、どうせあんた、ぐるっと回って帰ってくるくせに・・・。
一言で1ブロックったって、歩いたらけっこうある。

しかしルールはルール。
いかにあほらしくても、守らなければなりません。
フィアンセ・ビザと同じです。
体制に反抗するには、あまりに育ちすぎた。
とぼとぼ歩くと、やっぱり同じおじさんが回ってきた。
かさばる本と、カップをぶら下げて、むーっと思う。

ビッグ・ブルー・バスという、通称「BBB」というマシンだが、誰もBBBと呼んでいない。
「バス」って言います。はい。

自転車でやってきたおじさんが、バスのフロントに自転車をくくりつけて、乗り込んできた。
なんかフロントが出っ張っているな、とは思っていたが、そんな使い方をするのか。
海に繋がるバスだから、きっとサーフボードとかも乗せてくれるのでしょう。

近所にバスが来たとき、「あ!」と思って、停車合図の紐を引っ張ってしまったが、実は2駅も手前で降りてしまった。
バス停に名前が書いてないんだもんよ。
あまり遠くないので、てくてく歩いていく。

かくて、軽い家出は終了。
今度バスに乗って、海の公園に行こうと思う。
そして「海のバカヤロー」と叫びながら、走ってみよう。


皇帝