皇帝の日記
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2007年03月25日(日) カウアイ2・サウスショア

カウアイ島は、丸い形をしているので、簡単に東西南北に分けて旅行するのがよろしかろう、と言うことになった。
一日に一方面で、四日で全部見れるわけですね。
別に急いでいないのに、観光しなければならない、という強迫観念に駆られる皇帝。
リラックスして、ホテルでごろごろして、セレブ気分、がどうしてもできないのだ。
見れるものは見ておかなければ。
さあ、ホテルのバイキングで朝ごはんを食べたら、さっさと出かけよう!

と思ったのだが、ジャバさんがごろごろ旅を希望しているので、朝食の後に、ホテルのプライベートビーチで、ちびっとごろごろすることにした。

朝食のバイキングは、とてもおいしかった。
バイキングで、こんなにおいしいと思ったことはない。
しかし、人手が足りないらしく、サーブにやたら時間がかかる。
人より鳥の方が多い始末だ。
残飯を狙った、なんだか見たこともない鮮やかな色の鳥が、テーブルに舞い降りてくるのだ。
テーブルわきに流れる人口の川には、鯉まで。
これがリラクゼーションというものなのか?
巨大な、足の長い白い鳥が、皇帝のテーブルにじっと立っていて、怖かった。

ビーチに出てみると、海水はかっきり透明。
波は絵の具でも入れたかのように青い。
すばらしい。
これは癒されずにはおれない。
マーベラス。
浮かれていたら、クリップ式のイヤリングが、片方落ちて、海に帰っていってしまった。
一瞬、ものすごく落ち込む皇帝。
済んでしまったことはしかたがない。
さあ、観光へ行くぞ。

初日なので、あまり移動面積の広くなさそうな南側観光にした。
ホテルがイーストコーストなので、わりと近場だ。
ハイウエイに乗って、いざ。

助手席でナビをして、気がついたのだが、島が大変小さいので、ちょっとぼうっとすると、あっという間に目的地をはるか彼方に通り過ぎてしまうのだ。
これは参った。
地図から目が離せない。
なのに、窓の外はすばらしい景色。
外も見たい。
ああああああああ。

とジレンマに陥っている間に、ツリー・トンネルに到着。
ツリー(ユーカリの木)が、道の両側に鬱蒼と生えて、トンネルになっているというだけ。
さっさかと通り抜けてしまう。
ああああああああ。

と思っていると、次のポイント、スポウティング・ホーンに到着。
岩肌の海岸に、穴が開いていて、波が打ち寄せると、ゴーと言いながら、3メートルくらい、クジラの潮吹き状態になるところだ。
よく見ると、隣にもっと大きな穴が開いている。
でも岩の周りが壊れていて、潮が上がらなくなっている。
大きいほうは、音しか出ない。
砂糖の会社が、畑に海水がかかるのを嫌がって、夜中にこっそりダイナマイトで爆破したらしい。
大きいほうは元々、10メートル以上潮が上がったらしい。
残念だ。
しかし「こっそりダイナマイト」って、大胆すぎてこっそり感が沸いてこない。

周辺にみやげ物の屋台が出てたので、覗いてみる。
さっきイヤリングを落としたので、ハイビスカスの銀ピアスを買って、耳にはめておく。

地図では、そのすぐ脇に、ジェラシックパークの撮影場所にもなった、アラートン・ガーデンがあるということになっているのだが、道が行き止まりだ。
屋台のおばちゃんに聞いてみると、私有地だから、ツアーに入らないと見れないということだ。
ツアーは、潮吹き穴のちょっと手前で受付していた。
二時間半を要する、私有地庭ツアーだという。
私有地の庭を巡るのに二時間半とは一体・・・。
しかも、広いので、毎日違うルートを通って、紹介しているというのだ。
ガイドを乗せたバスで、庭に侵入していく。
しばらく山を登ってから、上の方で下車。
ガイドの説明を聞きながら、下っていくコースだった。
庭は、科学の庭とかアジアの庭とか、色んなスペースになんとなく別れているらしい。
猫が沢山いた。
耳の上端を片方切られているのが、保護猫の証拠とのこと。

ガイドのおじさんの説明を簡単にすると、こうだ。
1)最近5年の間に二回、巨大なハリケーンがクリーン・ヒットしたため、木も建物も、軒並みなぎ倒されて、痛んでいる。
2)でも、だいぶ綺麗になったと思う。
3)戦争中に、日本人の使用人たちが造った庭だ。
4)庭に日本人がいることは、戦争中黙っていた。
5)今、彼らの植えた竹の始末の仕方がわからないので、ほったらかしだ。
6)きっと几帳面な日本人の庭師が生きていたら、この竹を見て怒るだろう。
7)色んな果物を研究のため植えているが、敷地内の癌のおばあさんが数十年、毎日果物を盗み食いしている。
8)悪性の癌なのに、まだ元気に果物を採りに来るところを見ると、新種の柿に抗癌作用があるのではないか(とおじさんは思っている)。
9)亀が卵を産むので、ビーチで遊べない。
10)時々映画の撮影で俳優がゲストハウスに泊まるが、衣装をクローゼットに置いていったりする。
11)見つけ次第もらう。

蚊に刺されながら、そんなことを聞いていると、「ハンター」と呼ばれる、グレーの雌猫がツアーについてきた。
猫は沢山要るけど、ネズミを捕るのはハンターだけらしい。
ツアー中も、バッタを捕まえていた。

ホテル路に着く前に、オールド・コロア・タウンに寄る。
古い町並みを残して、観光地にしている。
小さいので、10分くらいで周れてしまった。

ホテルに帰ると、ビーチサイドで無料カクテルのサービスをしていた。
マイタイを飲んでいると、フラダンスのショーが始まり、見終わってから、ホテルで夕食をとる。
カニとステーキのバイキングという、痛風になりそうな食事をもりもり食べて、バーでファンキー・モンキーという、甘いバナナ味のカクテルを飲む。
その後ハリケーンを飲んで、本日の旅は終了。

時々小雨が降るが、天気は良かった。


皇帝