凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年02月19日(日) プレゼント

アイが図書室から「小学生の簡単ソーイング」みたいな本を借りてきた。
この子は物語じゃなくこういう実用書(?)ばかり読みたがる。
料理の本であったり、簡単パーティグッズだの、手作りおもちゃだの、果てはアツトドア辞典だの。
それじゃ読書じゃないよなぁ。
読解力も身につかないだろうし。
幼稚園まではそれなりに読み聞かせはしてきたつもりなんだけど。
自分でチョイスする本はそういうのばかり。
まぁ、これも個性なんだろうし、読解力は育たなくても違うものは育つんだろう。
長い目で見てあげよう…とは思うけど(握り拳)
こういう実用書って結局親が一緒に実際作ってあげないといけないわけで!!!(更に握り拳)
バレンタインの次は裁縫かいっ!!
「おかあさんみてこれ!可愛くない?!」と嬉しそうに差し示すページには「簡単パッチワーク」
きーーーーーーーーーーーーーー!!!母はぱっちわーくなんか作った事ありませんっっ!!!!!無理ですっ!!!!ってか、針持ってちくちくちくちくちくちくちくちく縫うのなんか神経持ちませんっっっっ!!!!
ミシンでがーーーーーーーーーーーーーーーっしかできません!!!
それすらしつけもしない荒業で適当にやるのしか!!!
気分はちゃぶ台返し!しかしそんな事を表情に出すわけもいかない。(←充分出てるかもしれんが)
平静を装いつつ「でもいきなりこれは難しそうよ?こっちが簡単そう」と布をハート型に縫って綿をつめて安全ピンを縫い付けただけのブローチをすすめる。
「かわいー」と本人も納得。
で、「これ、ゴムつけたら髪を結ぶゴムになるよね?ゴム作りたい!」と応用編で行こうとする。
ううむ。そうきたか。まぁいいけど。
適当に端切れをひっぱりだし、綿だのなんだの、ありあわせで材料をそろえる。
「あのね、●日は先生の誕生日だったんだって。だからこれ作ってプレゼントするの!」
え。先生にハートの形のゴムですか。
「でも大人はこんな可愛いゴムで髪は結ばないよ?ブローチにしたら?」とうろたえつつ提案してみると「えーどっちがいいかなぁ」と真剣に悩むアイ。

はぁ。まぁでも、料理にしろ、裁縫にしろ、楽しく出来れば人生それだけでもちょっと楽しいものになるわけだし。
これで料理や裁縫が好きな女の子に育てばこっちも楽になるわけだし(←腹黒?)
ガンバレ俺。
でもさ、一言良い?
先生の誕生日ってお母さんの誕生日の前の日だったんだね。
お母さんには何もプレゼント無いの?先生にだけ?
…まぁ、良いか。それだけ担任の先生を信頼してるってのは。
それだけでも学校に行くのが楽しくなるわけだしね。
うん。いや、良いんだよこれで。多分。(そっと涙を拭く)





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