凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年02月16日(木) バレンタイン

現時点でのアイの将来の夢はケーキ屋さんだそうな。
そんなアイは必然的にバレンタインの時は燃え上がる。
手作りお菓子を皆に食べてもらえる絶好の機会だからだ。

三歳の時、「てづくりちょこけーきをあげたい」とほざき、それをなんとか思いとどまらせて溶かしたチョコを再度固めたこれのどこを手作りと言うのか謎だけれど、世間ではこれでも手作りチョコと評価するらしいチョコを作り、集合住宅内の幼稚園仲間に配りまくったあの日から早や四度目のバレンタイン。
「今年も作るの?」と聞くと「もちろん!」といつものメンバーの名を上げる。
まぁいいけど。でも貰ったオンナノコ達は正直毎年戸惑ってると思うけど。
で、せっせとラッピング用の袋を買い、材料を買い、あれこれ用意する母。
なんだなかなぁ。

しかしバレンタイン当日帰宅してから配るというので前日に急いで作ろうと画策するも、その日はアイはバトミントン教室の日で、帰宅して宿題すませてバトミントンに行くまでのわずかな時間にチョコなんぞ作れるはずも無く。
去年は不精してチョコ&クッキーの材料が全部箱に入っているのを買って作ってみたが、クッキーが変な食感で微妙に不味かった。
手を抜くとやっぱりそれなりの出来になるというのを学習したので、今年はきちんとクッキーから手作りで焼きましたとも。私が。

世の中には菓子作りが好きな人って山ほどいるけど、問いたい。
楽しいか?どこが?作る過程が?出来た達成感?食べた満足感?満腹感?
私はその楽しさが全然分からないのだよ!どこが楽しいんだ!
イライラしながらクッキー生地をめん棒で伸ばし、ハートの形なんかで型抜きしてせっせとオーブンで焼いてその間チョコの湯せんの用意して、もうイライラが度どんどん増してきてたまらんのですが。
なんて、他人に言えるはずも無く。
お菓子を作るのって幸せよねー食べてもらうのはもっと幸せーという顔してなきゃね。
いや、確かに甘いもの食べるのって幸せな気分になるよね。
わたしゃ栗餡のおまんじゅうの方が好きだけどさ。ふっ。


でも少しずつではあるけれど、確実にアイが一人で出来る事も増えて来ているような。
少なくとも三歳の時より楽。作りながらチョコべろべろ舐めまくらないし。
その分脇からアユムがつまんで舐めまくって材料食べまくっていたけど。
この調子なら再来年あたりには溶かして型に流し込むだけのタイプなら一人で作れるようになるんじゃないかな、と希望的観測。
その頃はアユムと二人で台所占領して料理の本片手にせっせと作ってくれ。
せっかく姉妹なんだからさ。
その日も多分目の前よ。がんばれ俺。
料理好きな娘に育てるんだ。
そのためにもせっせとバレンタインにチョコを溶かしまくるんだ。
そうすればきっとアイは「お菓子作るのってしあわせー食べてもらえるのってもっとしあわせー」なんて本気で言える女の子に育っていくんだろうから。





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