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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1999年06月30日(水)
文化講座の入場、広域化を望む(41歳)

静岡新聞 朝刊(ひろば)

41歳を越えた今、
学生時代より学習意欲があることに気付いた。
というのは、夕方仕事を終え、そのままの服装で、
三島の日本大学国際関係学部が主催している
「市民講座」の会場に向かい、約1時間半、
講師の話に耳を傾け、帰りにちょっと寄り道して、自分に乾杯。
こんな事でも、自分なりにとても充実した時間を
過ごした気持ちになる。
そして、なぜか毎週水曜日が来るのが待ち遠しくなるといった
変な気持ちを味わっているからである。
スポーツの後の乾いたのどに染みるビールとは違った
勉強の後のビールのうまさを知った気がする。
知りたいことは、自宅のパソコンでキーボードをたたけば
インターネットを通じて、何でも瞬時に分かる。
しかも深夜、どんな時間でも調べられる。
それなのに、なぜか会場の文化センターや校舎に
足を運ぶことにしたのには、もう一つの訳がある。
清水町に住み、清水町で働く私が、
三島市や沼津市で開催する講座に、無理なく受講ができるか、
自分で試している。
生活圏は完全に高域化しているにもかかわらず、
まだまだ近隣市町村の情報はうまく集まらない。
どうしたら、広域の生涯学習情報を個人に伝えられるのか、
そればかりを考えているが、なかなか名案が浮かばない。
しかし今回は無理なく受講できることが分かった。
この経験を、なんとか形にしたいと思う。