2006年10月30日(月)
なんで捨てたくなるんだろ。



7月の終わり頃 異常に物を捨てたくなった
佐藤可士和さんのオフィスの記事を読んだから

『身の回りのものをなくして 一度クリアにする
 すごくおススメですけどね』

好きなものに囲まれていると 発想が偏ってしまうのだそうだ
何もないゼロの状態から生み出されるアイデア
『すごい』と思う

それからだ
45L ゴミ袋を何枚もいっぱいにした
とにかく何か捨てたくて あちこち探す
自分がおかしくなったのかと思うほど


それが ここのところ再発してる
過去をクリアにしたい
変わりたい

だから Gさんのメールを消したんだ
読み返すことが出来ないように
過去に囚われることのないように

『囚われる=心の自由を失う』って意味だそうだ


少し失いかけてる自分に気付けてよかった





2006年10月29日(日)
温度差。



また外へ出たんだと思って 少し待っていたけど先に帰宅
でもそうじゃなかった
Gさんの方が先に帰っていたんだと知って 軽くへこむ

『なんで教えてくれなかったの(`o´) ごはん行こうって言うからか(>_<)』

『ナイスリアクション(笑)
 でもさ もし僕が「帰るよ」って言ったら すみれさんはどうした?』

やっぱり言われたくなくて何も言わず帰ったのかな
今日は出勤してる人が少ない日曜日
周りを多少は気にせず話せるのに・・・


     感じる温度差 
     私は待つ あの人は待たない


他の人と一緒に上がったとかで 声掛けるタイミングがなかったのかな
待ってた自分はアホだなー と思いつつ
こんな言葉を目にしたら少し泣けた


    『3つ目は、未来への期待を捨てることです
     別の言い方をすると「いつか」は来ないのです』


ガツンと来るよ 今の私には
でもそのとおりだ





2006年10月28日(土)
不安が消える日は。



この
彼から返信のない日が幾日も続くこの状況を どう考えよう

単に忙しいだけだとしても こんなに空く?
もし携帯をなくしたとかなら PCにメールが来てもいいはず
それもない

となると?・・・
怖いことが頭をよぎる それも『ふたつ』



昨日も送った
でももう何も送らずに ただ待つほうがいいのかな
もしちゃんと読んでいて返信できないのなら
何度も送るのは迷惑なだけだもの


      ホントはこう送りたいの
      『生きてるならワン切りでいいから掛けて』って
       

笑いながら『騒ぎすぎだよ』って叱ってよ





2006年10月26日(木)
オトナになろう。



そう思う

だから あのときゴネなかった
あれ以上粘れば 惨めになって
自己嫌悪に陥ることは目に見えてるもの

アクションに出ないことが判ったから 自ら静かに撤退


それが出来た自分を
今は素直に褒めちゃえ





2006年10月25日(水)
いつもどおりの。



『昨日休みでしたよね』

通りかかったM坊が言う

『うん 明日も来るよ』

今週のシフトを教えてあげちゃった
ホントこのひとは和むなあ






Gさんも挨拶しに来てくれた
あまりにさりげなくて 誰だか気付かなくて驚いたくらい

『前々回借りた本 もう少し借りててもいい?』

『うん 全然いいよ』

『読みたくなっちゃわない?』

『新しいの読んでるから平気』

『どんな?その時代の?』

『うん そう』



『ねえ 5秒してよ』

『ええええ』

『あ この前わからなかったんでしょ!』

『うん 全然わからなかった(笑)』



『病院はまだ行ってるの?』

『ううん もう行かない』

『え?! まだ痛いんでしょ?』

『うん 痛いよ
 でも「ぎゅー」は出来るよ』

Gさんの後ろから来た人が すぐ横を通る
こんなところで!と声にならない声で注意する私を見て笑い転げる





結構遊べた方なのかな 
今日はどうなのかなって ちょっと気になってたけど 
いつもどおりだったよ





2006年10月24日(火)
小さなことで争うな。



あの御付の方々の喧騒と
殿様の心の広さを感じるゆったりした言い方の差が 
妙に気に入ってる今日この頃





彼はまだ音信不通
何かしら届くまで あちらとのメールをSTOPしてみようかと
たぶん出来もしないを考えたりして

どうか私の『ひとり大騒ぎ』でありますように
 






2006年10月23日(月)
さいしゅうかい。



『昨日のことはねぇ 海よりも深〜く反省してるの(>_<)
 だからやっぱり昨日言った通り「最終回」だね・・』

一昨日のことをこんなふうにメールしてきた

自分からそのことに触れたのは いつもの私のパターン
いいの 昨日だって納得の上で送ったんだもの
そんな返事を予想して

そして今日

『事故以来の夜勤だ』

あまり接点がない

こちらには来てくれたけど挨拶のみ
そのあと 話題をわざわざ探し話し掛けてみたりする
苦しい自分をちょっとバカだと思いながら

忙しいからか Gさんは歩みを止めない
今日もまだ絶賛後悔中?話したくない?
・・・ってこれも私のお約束かな






M坊と話す

『はい M坊にラブレター持って来たよ』

と伝言メモを渡す

『M坊はここに来て長いんだって?』

『9年くらいですかね』

『・・・先輩だったんだ!M坊いくつ?』

『29です』

『Gさんのほうが後の入社でしょ?M坊にタメ口だよね』

『僕はバイトですから』

キミは謙虚なんだなあ

『あたしだってホントはM坊なんて呼べないんだなぁ
 でもこれからも呼ぶから(笑)』




話し終えてブースを横切る
大きな荷物を持ったGさんが通路の真ん中に立っている

『ジャマなんですけど』

と言う私に荷物ごと突進(爆)
あー いつものGさんだと ここでやっと安心する




『明日休み?』

『ううん 出勤
 休みだったら寂しい?』

『いいえ 明日寂しいのは あ な た』

『ううん 全然寂しくない』

くっそー・・・




なんとなく気になったので聞いてみる

『今週いつ休み?』

『知りたい?いないと寂しい?』

ほらほら 楽しそうに聞いてる




最終回
それでいいんだ





2006年10月21日(土)
Mさんの人柄と第2部。



7月に異動されたMさんとの2回目の飲み会

『今日 7時ね』

意外にも早く集まれるらしく それに合わせて仕事していたら
目の前に投げ込まれた二つ折りのメモ

『待ち合わせ 7時半に変更』

Gさんこんな字書くんだっけ

『先に行ってるからね 着いたら連絡して』

メールひとつ送って会社を出る






前回と同じ駅
近くのドラッグストアを覗く
携帯が震える

『今出たんだ Mさんも同じくらいだって言ってた
 もう少し待ってて』

『やだ』

『わがままなコだなあ このコは』



Mさんの姿発見!
しばらくしてGさんも合流
ネットで下調べしたという店へ



この方はホントに素晴らしい人
Mさんのこと キライな人なんで絶対いない
社内でも大人気だったし

『なんで?なんで?って思わないようにするんだよ
 この人はこういう人なんだな
 たまに仕事してたら「あー今日は珍しくやってるじゃん」て思えばいいんだよ』

『Mさんのこういう言葉がいいんだよね』

Gさんが私を見て言う
Mさんのアドバイス きっとこういうのを『心に染みる』って言うんだ

『Gは真正面で受け止めちゃうからな たまには交わさなきゃ』

『そうなんですよねえ わかってるんですけどね』

『まあそれがGのいいところでもあるんだけさ』

ふたりの会話を ふたりの顔を見比べながら聞く
これがまた好き

しかし・・・
目の前でクリームソーダをおいしそうに食べる男ふたりって
私にはひと口もくれないんだから!!!




『すみれさんてリアクションがおもしろいんですよね』

『うんうん すぐ返ってくるからね
 しかし○○(私の所属セクション)の人と飲むなんて初めてだよ』

ふたりが言い合ってる
確かにそうだね 
MさんGさんたちのセクションとうちらでは あまり交流がないだろうな



会計を席で待ってる間
Gさんは私の財布を手にして カード類を1枚1枚見てる
しかも無断で(笑)

『これは何?これはどこのカード?』

見られて困るものは入ってないので
チェックする姿を眺める








改札口でMさんを見送る
Gさんと私の乗る路線はもう電車がない

『タクシーかぁ・・・少し歩く?』

乗り場とは反対方向に歩き出すGさん

『こういう場面をさ ご主人とかに見られちゃったら・・・って思うんだよね』

いつもの話になる

私に言わせたいんだと言う
自分のしたいことと同じかどうかを 私の口から聞きたいんだと

『カマ掛けてるよね』

と言って笑うずるい人
0時過ぎの見知らぬ街を あてもなく歩く

こうして歩けることをシアワセに感じる
『アドレスは教えようと思ってた』とか暴露話?がチラホラ
でもまさかこんな仲になるとは お互い思っていなかったね

『Mさん うちらのことどう思ってるかな』

『うーん 何かあるとは思ってるだろうね』







『公園見つけてるんだ 悪いことするために』

ホントか冗談なのか判らないことをいうGさんだから
話半分流します

背丈ほど植え込みを見つけ それる

『なにしたい?』

キスするのかと上を向くと 微笑みながら自分の顔を後ろへそらす
胸に寄りかかると私の胸にポンポンと触れる

また更に歩き出す 駅とは反対方向に
見つけた小さな公園
ちょっと明るいベンチに腰掛ける

『何つけてるの?』

『ん?これセクシーボーイって言うんだ』

オンブルローズみたいな香り 女性でも使えそう

胸元から手を伸ばし 直接触れる
下も確認したいらしい でもこれは阻止

『次は させてあげるかも』

いつ誰が来るともわからないここでは・・・
するとGさんが言う

『もう今日でおしまい』

『え?エレベーターも?』

『そう エレベーターもおわり
 もう何もしない』

それがいいんだよね ホントは



『○○さんに見られちゃうかもよ?』

この街に住む私の上司の名前を出す
そうよね いつ会ってしまうかわからない

そんな話をしながらでも私から手を繋ぐ

『恋人だったらこう繋ぐんだよ』

指と指を絡ませる
それがなんとも心地よくて 離しては繋ぐ

『懲りないんだからぁ』

そのたびにこう言って笑うGさん





タクシーの中
また手を繋ぐ

『前の人の手を思いだすよ』

私みたいに小さい手の人だったそうで

『もう今日で終わりか・・・』

私がつぶやくと返ってきたのはこんな言葉

『第2部始めてよ すみれさんが考えた第2部を』




このひとはまた 意味深な言い方をする






2006年10月20日(金)
いつものことだけど。



返信が来ない日が続いてる



・・・ちょっと気になるなあ





2006年10月19日(木)
M坊と呼ばれる人。



その人はGさんの後輩にあたる
まだ20代
とてもほんわかしていて 何かしら声を掛けたくなるようなひと

でもMくんと話をするようになったのはごくごく最近
あまり接点がなかった というのが正解かな

ふたりは仲がいい

『話し掛けようとしたらMくんと何やらお話中だったので
 乱入できなかったよ』

『気にしないでいいのに 乱入してきてよ』

そうか 私が割り込んでも平気なのね・・・
それがわかってからは時々おじゃま

何日か前
そのふたりが話してる横を私が通った
そのまま通り過ぎようと思ったのに 横目でチラチラこちらを見るMくん
その仕草が もうおかしくておかして




昨日のこと

『Gさんがさ Mくんのこと「M坊」って呼ぶんだよ
 失礼だよねェ』

『いえいえ そんなことないですよ』

『じゃああたしも呼んでいい?(爆)』

面と向かって聞かれりゃ嫌とは言えないわな・・・
無理やりOK取った感じだけど 呼んじゃいましょう

ってホントに呼べるのかなあたし(笑)

そう思ってた
考えてみれば 今まで一番長く話したのがこのときだわ





そして今日
特に意識はしなかったけど 呼びかける機会もないまま過ぎる

偶然にも出発前のエレベーター待ち中のMくんに遭遇

『あ M坊だ』

『あ すみれのお姉さんだ』

昨夜食べたラーメンに大量に入れたニンニクが まだ残ってるんだって(笑)



夕方 帰ってきたM坊
貸し出したおつり用のお金を確認している私の前で 
何やらリラックスしてるんすけど

『使ってないんで ちょうどあるはずです』

『たまには多く持ってきなさい
 「すみれさんのために100円入れておきました」って』

『えええええ なんでですか』

『あ でもダメだ
 100円じゃジュース買えないもん』

『いや 買えますよ』

『あ!そうだよね 
 奥の自販機にある小さいビンのレモンのジュース
 あれが90円だった!!!
 今言ったからね 覚えておいてよ 現物でもいいよ(笑)』

『あーオレ明日から3連休なんだ〜 
 別にどこも行かないんで お土産はないっすけど』

『そうなの?でもいいなあ
 出てきたら席ないよ(笑)』



目を見ながら こんな至近距離で話したのは初めて
キミはこんなに優しい顔してたんだね





Gさんとよく電話していた月の利用明細を見てビックリ
まあ予想通りだけど 他のも合わせると過去最高?と思える請求額

『すごいことになってた!(>_<)』

『僕も携帯料金の明細見て愕然としたよ』

『あたしとのメールのせい?だったらゴメン
 でもメールやめないから(>_<)』

こんなメールしなきゃよかった・・・
自分から切り出しておいて 少しブルーになってるおバカな私




これもクールダウンの一要素になるかな





2006年10月18日(水)
待ってるつもりは。



私がブース近くを通るとき 見えるのはたいてい後ろ姿

そりゃあこっち向いてくれないかな〜と少しは思うけど
何故か不思議と気付いてくれる
たとえ さっきまで背中を向けていたとしても

目が合う
近ければ話しかけ
遠いときは『よっ!』みたいなカンジで手を振れば 笑顔が返ってくる

でもなんで気付くんだろう





『ねえ 食べ物欲しい?』

なんじゃそりゃ。。
私物が入ってるところから おむすび1個をくれる

『お腹いっぱいになっちゃったんだ これおいしいよ』

はいっ 遠慮なく頂戴いたします



『もう今日からは何もしないと言うコトで』

話題を切り替え 昨夜のメールでの話題へ持っていく
Gさんの顔が 急に明るくなったのがわかる
すごく印象に残る表情

『でも違うんでしょ?すみれさんはそう思ってないんでしょ?』

『え。。。』

『違うんでしょ?わかるもん 顔に書いてあるよ』

このときの独特な言い方 
有無を言わせずたたみかけ ほんの少し早口で






今日もかなりの超勤
でもまだ帰ってきていない
仕事が終わらないから帰れないだけで 待ってるわけではないんだけど
あれ?まだだ・・・と気になる

あ いた
ひと声掛けて帰ろう


『もう帰るよ』

『また4階行くんだけど(笑)』

『ふーん』

『どうする?行く?行く?』

『じゃあ着替えてくるから5分後にここへ来る』






あれ?いない・・・
どうしよう
廊下のトイレにいったん入り メールしてみたけど返信が来ない
誰かと話し込んでるのかな

かなーり迷ってから電話してみる

『あ 今かけようと思ってたんだ
 どこにいるの?』

『トイレ』

『なんだ 今4階にいるよ』

『待ってて すぐ行く!』

そっか 先に4階へ行ったと思ったんだな



奥にある自販機の前にいた

『何にする?』

『これ使って』

今日は私がご馳走しようと持ってきた500円玉

『いいよいいよ』

『じゃあ向こう5日間分(笑)』

『いいよ 要らないってば』

結局今日も買ってもらっちゃった



『1階へ行くんだ これ置きに』

私ももう帰るだけ 押すボタンはひとつ

『どうするの?』

『ん?何もしないよ 側には寄るけど』

私が歩み寄って並ぶ
すぐに近付いてくる顔
『欲しい』と顔に書いてあるかのよう

全くがさがさしていない 柔らかい唇が重なる

『いけないことしてる』

一度唇を離れたとき 多少の非難をこめて言う
だって昨夜のメールで『だってもうしないから』って言ったのは誰?

4ダウンは思ってる以上に長い
キスしながら

『まだこのままいられる?』

と思うほど



『お疲れさま!』

1階に着き さらりと言い合って別れる
さあ また明日も仕事がんばろう





2006年10月17日(火)
4フロア分。



外出前 一緒に乗ったエレベーター
今は何もしないつもりだけど・・・

そうだ 思いついたことがあったんだ

『手 繋いでほしいの』

『なんで〜?(笑)』

そう言いつつ差し出されたGさんの手を握る
繊細という言葉を思い出させる きれいな手

いつだったか ふと思った
Gさんの手の感触を まだ知らないなあ・・・と
タクシーの中では重ねたけれど 覚えてない







夜 人気がなくなった頃に乗る
今日も『4階へ行く?』がちょっとした合図で

またジュースを買ってもらい
『どうする?』と私に問い 4ダウンを選択
そこで笑うのはなぜですか!



『どうする?どうする?』

またこれだ

傍らに立つ
私の頭に手を伸ばし 横をポンポンと

そのままキスに移行

一旦離してから『もっと口開けて』
更に深いキスを

『今日は長かったね』

満足すぎるくらい満足



『元気でた?』と送ると

『と言うより やっちゃいけないことをしちゃったと言うカンジ』
『と言いつつしばらくしたらまたやっちゃうんだろうなぁ』

朝いち元気なかったからちょっと心配だったの
午後のエレベーターはその思いから

夜の部は(笑)たまたまあなたがひとりだったから

やっぱり・・・しばらく控えよかな





『三日月』って こんなにいい曲だったのか
こんなことがあったから妙に響くのかな

でも真っ先に『この曲知ってる?』と送った相手は 彼





2006年10月16日(月)
切り取って。



休みだったからこそ出られた電話
それは遠い地の人から

『何ですみれに電話するかと言うと 寂しいし 甘えたいから』

『すみれのさ 声質が好きなんだよ』

『そうやって 物事を切り取って見られるところが好き』

この人とはまだ一度も逢ったことがない
動かない画像と声のみ

『もしそっちに行くことがあったら必ず逢うんだけど
 なんせその機会がないもんで』




この人と私を繋げているものは何なのだろう

自然に対して共感できることが多い?
教育に関わる立場の方なので 相談できるから?
独特の考え方に惹かれるから?

こんなトコなのかも





2006年10月15日(日)
こちらは安心。



珍しく返信がなかった昨夜
何かあったのかと少し気になる

『ゴメン 返信できなくて
 昨日のあの件が終わらなくて 今会社にいるんだ』

休日出勤か・・・
引きずってしまってるんだな ややこしそうだったもの

身に何か起きたのではないことが判りひと安心
でもGさんはそれどこじゃない







2006年10月14日(土)
詠んでみる。



置いてある椅子は向こうとこちらのふたつ 一度降りたあれは要らない



座り方だけではなくて何もかもが違う心地よさに甘えて



感触の違いに気づくと言うことはあの唇を覚えているから



見える君見えないキミでもいつだって私のココロの中に在りぬる



5年間もうそんなになるんだ一歩ずつ歩いてきたよねこれからもよろしく



『こゆことを不倫というんだよ世間では』と言いつつその手は止めない



二兎を追う一兎を得ずとはこういうこと どちらも静かに黙ったままで



得ずともよしきっとそうなるだろうなと思った上で送ったんだから




・・・おそまつ(汗)





2006年10月13日(金)
小さな方で。



きっとこれから出掛けるんだな と言う気配
そんなとき 調べ物で階下に行く用事が出来る


『ちなみに、午後のエレベーターは一人っきりだったよ^^
 残念だったねぇ・・』

『あそこで一緒にエレベーターに乗ってたら 「ディープ」確定だったのに』

昨日
呼び止めたときにほとんど誰もいなかったから
もしかしたら一緒にエレベーターに乗れちゃう?との思いが一瞬よぎる
でもたまたま 私が席をはずすと誰もいなくなってしまう時間帯だったので
泣く泣く諦め Gさんを見送った

そのことをメールした夜 返って来たのは上のよーな内容




並んで歩く

『乗っちゃおうかな』

『ふふふ じゃあ僕は階段で行こうかな
 荷物は下に置いたままで上がってきたから』

エレベーターのドアが開き 私は正直に2つの数字を押す
一緒に地下まで行くなら1つでいいものを

端と端に立つふたり
指で手招きをしてみる

『ええええ 何でこっちからぁ?』

『いいじゃん 来てよ』

私の降りるフロアに止まる
でも強制的にドアを閉じて 地下へ

『どうする?』

『よしよしして』

『もー 仕方ないなあ』

微笑みながら歩み寄ってきたGさんの手が 私の頭に触れる
うむ 満足♪






仕事が終わらず 気付いたらこんなに超勤してる
わー 印刷やりかけだったの忘れてた・・・

『あれ?まだいたの?』

『いますよ まだ印刷終わらないんだもん』

その足で印刷室に行き そのまま終わるまでこもっていた
周りをキョロキョロしてたらGさんの姿発見!
手を振ったら 柱の陰に隠れてやんの

『ねえねえねえ エレベーター行く?』

『4階に行こうかな ジュース買いに』

『わっ あたしもほしい!』

『待って お金持ってくるから』




『さあ どうしよっか!』

『このまま4階に行くだけにしようか』

『いいよ あたしはそれでも』

笑いながら言い合う間に到着

『はい これで好きなの買っておいて
 僕のもね
 すみれさんのセンスで選んで』

手前のトイレへ消えるGさん



私は いつかGさんに教えてもらったレモンを
Gさんにはアミノ酸系を

『あ もう買い終わってる』

はい と手渡し 歩く

『僕たち何してるんだろうね』

『え?ジュース買いに来たんだよ』


さっき乗ったのは 廊下に出ずとも乗れる業務用エレベーター
4階はそこに行く手前に お客さま用エレベーターがある

『これで行こうか』

『え これすぐ開いちゃうよ?』

・・・しまった(汗)
吹き出すGさん

『魂胆みえみえじゃん!!!』

業務用の中での端と端では 近付くのに数歩歩く必要がある
でもこれは普通サイズ
手を伸ばせば届くところにGさんがいる

乗り込み お互いに奥の壁に寄りかかる
また指で手招きしてみる

『なんでよ』

『じゃあ あたしはここまで行く』

すぐ隣に立ち そっと寄り添う
目と目が合う

Gさんが顔を少し近付けては離し
『ホントに?』みたいなこと 言ったんじゃないかな
でもそのとき 今日はしないような気がしてた
昼間のように 気配だけで終わってしまうのでは・・・と




ゆっくり接近してきた柔らかいものが 重なる




もう着いてしまうだろう
その1回だけのつもりだった
すぐに離す

『もっかい もっかい』

意外にも催促され もう一度キス
しかも優しく絡めてくるものがある
正直 ちょっとビックリ


Gさんが唇を袖でぬぐった瞬間 開いたドア
待ってる人がいた
降りた私たちは お互い別々の方向へ






印刷室に戻ると 同僚が『帰るよ!』と迎えに来てくれた
危なかった・・・ 
ペットボトルを持ったふたりが一緒に歩いていたら 怪しまれるのは必須
『Gさんに買ってもらったんだ』とひとこと言えばいいだけなんだけど






2006年10月12日(木)
3コの行方。



顔を上げたとき そこにいられると一瞬詰まります
アドリブに弱いので(笑)

でも今日はちょうど 誰に尋ねようかと思っていたときだったから
グッドタイミング!とばかりにいきなり尋ねる

まだ話し終わらないうちに ポコッと目に前に置かれたのは
新しい味のチロルチョコ
3コ買ってきたらしく ひとつをくれた
遠慮なく頂き 回答も頂いたところで
テンパってた同僚Sと半分こ

『さっきのおいしかったよ
 半分こしようとしたら 1/3と2/3になっちゃったから
 Sに2/3あげた〜』

『せこっ(笑)』

えー せこいかなあ






Gさんのブース横を通りかかる
『何かくれるの?』と冗談で言ったら
コンビニでもらったらしい割引付きの広告
それと一緒にさっきのチョコが

『いいよ』

と返しても またこちらに戻る 
そのとき隣にいたIさんが無言で笑いながら ガムをまるまる1本下さる

『お客さんにもらったんだ あげるよ』 

はい 遠慮なくいただきます^^






『本持って来たよ』

このときのバッグ に入った本を渡されたとき
同僚Hが『あー 何もらったのぉ』と声を掛けてくる
いつからそこにいたの!

私は本をしまいに更衣室へ GさんはHのいる席へ・・・
何しに行ったんだ?

そのあと一応言っといた

『さっきのはね Gさんから本借りたの』

『ゴメンねェ 私声かけて悪かったかしら』

ふと見るとそこにさっきのチロルチョコが!

『これ Gさんがくれたの?』

『そう』

あー これを渡しに行ったのか・・・






さっきもらったチョコを持ってGさんのところへ
出かけようとしていた人を呼び止める

『ねえ これ返すよ
 Hにあげたんでしょ?口封じに(笑)
 Gさんの食べる分なくなっちゃったじゃん』

『いいよ あげる
 あ!じゃあ口移しでちょうだい』

またこの人は・・・



そのチョコを半分にして持って行った夕方
その場で半分を私がいただき 残りをそのまま無言で置いてきた

『何これ〜』

背中に聞こえる笑い声




『惜しい!今3秒経っちゃった』

『あー 15秒だったのに終わっちゃったあ』

必ず何かを言って通り過ぎるひと





2006年10月11日(水)
心に留まる言葉をいくつか。



     『その程度の男であった』

これは読み返している本に出て来たセリフ
こう思えば腹も立たない気がする?



     『この番組は、今と未来を描くドキュメンタリー。
      現在進行形だからこそ、現場発の「仕事に役立つ情報」と
      視聴者のみなさんが「自分も頑張ろう」と思えるような
      「明日への元気」をお届けします』

毎週録画して何度も見ている 大好きな番組のHP
確かに元気もらってます






2006年10月10日(火)
もう少し続け。



しばらくは金曜日が休みだと聞いていたから
Gさんが休みだとわかったとき ガッカリよりもなぜかビックリ(笑)

でも
そのガッカリさも 忙しさのためすぐにかき消される

背中の窓越しに聞こえる バイクの音
ふと昨夜を思い出す



『でもね
 忙しいのは私だけじゃなくて みーんなが忙しいんだよ』

彼の腕の中でここまで言ったあと

『でも仕事しない人が・・・』

そうこぼしたとき 彼は笑いながら私を抱き締める
『はいはいわかってます例のヒトですね』みたいに



その笑い声を思い出すだけで まだ今日もシアワセ気分に浸れてる





2006年10月09日(月)
YZF−R1。



彼の愛車に 初めて乗せてもらえる日がやってきた
それも突然







『おーい 少し出てこれるかな?』

一昨日 昨日と続いたメールに
なんとなく今日お誘いがありそうな気がしていたから
やった!と思いつつ「ホントに来たよ!」と失礼ながら笑ってしまう

『お迎えですか?』

と送るとすぐに

『いや ちょっと待って 状況が変わりそう
 判ったらすぐメールするね』

仕事で何かトラブルでも起きたのかな





1時間待ちぼうけ そして23時

『何とかクリア! 今からでも大丈夫?』

『ぜひお迎えでお願いできます?』

返ってきたのはこんな不思議な内容

『いや 実はね
 ある場所に来て欲しいんだ
 ○○から△△に抜ける自転車屋の信号を右
 次の信号も右
 その辺りまで来てくれるかな』

???????
何か見せてくれるのかな・・・
頭の中をグルグルさせつつ 車で向かう





着いてから電話してみたのに出ない
おっかしいなあ 場所はここのはず・・・
時折横を通り抜けるバイクの音に
あ もしかしたらバイクで来るのかも?と言う思いが浮かぶ

速度を落として後ろから来る2つのランプ
横を通り過ぎる赤と白のボディ

R1だ!!!

車を降りて そばへ行く
軽く抱き締めてくれる

そして広めにデザインされたブラウスの袖をつまみ

『あー これ大丈夫かなぁ
 寒いかもしれないな』

『ん?なに?』

後部座席にぶら下がるメットを私に渡す

『「乗せる」ってずーーーっと前に言ったまま まだだったから』



『ファンデーションついちゃうよ』

『大丈夫 中のこれは洗えるから』

『きっと私これ かぶれないよ(笑)』

『こうやるんだよ まずね・・・』

彼の頭は小さい方だから 入らなかったらどうしよう!
とマジで思っていたのだ実は(汗)
意外にもすんなりかぶることができて安心


駐禁しなさそうなところまで車を移動させてから
彼のグローブを借り 後ろへまたがる
彼のジャケットのベルト部分を掴み 準備OK

発進・・・

スタートが想像以上に早い
あっという間にかなりの加速

『風になるって言うのがわかるよ!』

思わず叫ぶ

街灯がきれいなマンション造成中の更地になった道をぐるっと1周
降りてメットをはずし 彼の講義を聴く

『もう1周して って言ったらしてくれた?』

『うん』

『後ろに人を乗せるのは怖いって言ってたでしょ?』

『うん もし事故とかしたときに
 自分だけならいいけれど 後ろの人までケガさせちゃうからね』

彼らしい配慮だ


もうたぶん0時頃だろう

『帰る?明日仕事でしょ?』

『休みなんだー』

『じゃあ 車に少し乗る?』











後部座席に乗った彼は

『わー 久しぶりだあ』

そうだよね
前は時々乗っていたよね

しばらく話をした後 彼は後ろからそっと抱き締める
弟さんが結婚したと言う話になる

『先越されちゃった(笑)
 「早く出て行きなさい」って風当たりが強くて』

『じゃあひとり暮らししちゃう?』

『うーん ふたり養わなきゃいけないからなぁ』

てっきりご両親のことだと思ったら
車とバイクのことだとわかって大爆笑
と言うことは当分まだおうちだね

私を自分の膝の上に倒し 顔を近づける
でも唇寸前で止める

『ガマン比べ?』

『この人はガマンできないでしょ』

ふーんだ どうせそうですよ〜と私から近づけた唇を
彼は上手に交わす

そして 笑いながら重なる






『そうだ
 初めてキスしてから5年経つんだよ
 5年前の ちょうど今頃』

『よっく覚えてるね〜
 じゃあ初めてHしたのは?』

『あれ・・・雪の日の○○の駐車場じゃなかったっけ?』

この辺はあいまい

『うーん 違う・・・と思うなあ』

『キスしてから それまで結構時間があったよね』

『だってねェ・・・
 だってこれって世間じゃ「不倫」って言うんだよ?』

そうでした
トントンと進められないんだった

彼にそう言われてもそんなに哀しくならず
でもちょっと二の句が告げなくなってしまった分 熱いキスでカバー
彼もそれに応える



『ねえ
 また公園デートしようよ』

これは最近時々思ってたこと
以前よりは 帰る時間を気にしなくて良くなったし

『休みは決まってるの?何曜日とか』

『ううん 毎週ばらばら
 でも変わってもらうことは出来るから』

『そっか』


『明日は何するのかなー』

『映画でも見に行こうかな』

『あたしも明日休み取っちゃおうかなぁ
 ・・・なーんて無理だけど』







1時

そろそろお開き〜のキスをした後

『公園デートかあ』

『ん?』

『いや 年内に行けるかなあって』

叶う日が来るかもしれない





2006年10月08日(日)
泣く資格。



昨夜の飲み会 女友達の話にショックを受けた

ひとりはバツいち
もうひとりは私と同じ『早くひとりになりたい』組

その理由はふたりとも 夫の不倫だった

『(夫と)話は出来るけど 許せない』

相手の不倫 影響は大きい
聞いていて 目が潤んでくる

自分だって同じコトしてるんだから 泣く資格なんてない




だから
Gさんの『ふたりきりはまずい』は
当たり前の 当然の感情だ

『バレたときのことを考えたことがあるんだったら 実行できないものなのでは?』

言われたときはカチンときたこのセリフも
今になってわかる

全くそのとおりだよ







途中でメールに気付く
今夜の月のことが書いてある彼らしい内容に やっぱりほっとしてしまう

盛り上がってるときだったので返信しないでおいた

そのせいなのか
今朝 更に届いていたメール
それもまた彼らしい

『富士山のテッペン 薄化粧してるのが見えたよ』

昨夜のことも合わせて丁寧に返信する
散歩がてら見に行ったのになぁ 二日酔いでなければ(笑)





2006年10月07日(土)
あと一歩?



Gさんひとりしかいなかった

『ねえ 3秒!』

声を掛けると こちらへやってくる

『・・・ホントに?』

『さあ どうしようかな』

この先にあるエレベーターに ホントに乗るつもりなんだろうか
半信半疑で歩く


でも


私は自分からエレベーターを通過し 横の通路へ反れる

友達の待つ店に急いで行かなければ というのがなかったら
こうはしなかったかな・・・ってこれは結果論か 

『お疲れさま』

来た道を戻るGさん
私は一度廊下へ出たけれど 
閉じかけたドアを止め 呼び掛ける

『ねえ!ホントに?』

今思えば おかしいセリフだよね
でも誰が聞いてるか分からないから ホントのことを言える訳がない

Gさんは「今日はやめておこう」みたいなカンジで手を振り
席へ戻っていった


今日だって何度もあった

『あー 3秒終わっちゃった』

『じゃあもう1回♪』

『ここで?ここで?』



『いまからだよ って言ってよ』

『じゃあ今度はすみれさんから言えばいっか』

言ったって 何もしないでしょ







歩きながらのメール

『ねえ ホントにぎゅーしてくれた?』

『かもね^^ 今度その気になったらね』





2006年10月05日(木)
今日もダメダメ3秒。



ドアを開けたら後姿が遠くに見えた
こっそり近付いて体当たり・・・

あああ!ケガした方の肩だった(汗)

『ゴメン!!!!』

必死で謝る私を 肩を押さえ笑いながら見てる





出発前の準備中の横を通りかかる
お互い横目で見ていて 目が合った
でも他にも人がいたから そのまま通り過ぎようとしたんだけど
やっぱり戻ってお邪魔

『あ やっぱり来た』

『本読み終わったよ
 で ○○の中巻からまた読み直してる』

『何で中巻なの(笑)』

『次は何がいいか探しておいてね』

『これ?』

手渡されたのは 休憩中に読んでるらしい本

『じゃあこれ今日借りとく』

『えええ』

しばらくその本を眺めていた

『あーあ 終わっちゃった』

『???』

『3秒終わっちゃった』

とてもいい笑顔で 楽しそうに言ってる
そっか
昨夜『明日こそ3秒お願い』ってメールしたんだっけ






新聞の番組評にあった こんな文章が目に留まる

『主人公は このキスだけを信じて波乱の運命を乗り越えていく』

キス・・・したんだったね





2006年10月04日(水)
3秒。



よく聞こえなかった
聞き返した
それでもよく聞き取れないくらいの小さな声

『3秒だけぎゅーっとしてあげようか』

そう聞こえた気がする
周りには大勢いる すぐ近くにも人がいる

・・・・・ここで?

『1・・2・・3・・・ああ時間切れ〜』

向かい合ったまま 全く身動きせずに言う
そこまで来てやっと笑えた
周りには聞こえなかっただろうか




『このインクある?』

しまってあるキャビネを案内する
Gさんは場所を知ってるけれど わざとご一緒に歩く

数分後再び 他の色もないという
忙しいのにぃぃぃ!と言う顔をすると

『あ!迷惑そうな顔してる(笑)』


さっきのキャビネまでの道を今度はGさんが先に歩く

『ねえ 何であたしが後からついていくんだ?』

『ホントだ(笑)じゃあ来なければいいのに』

『だって一緒に行きたいんだもーん』

コバンザメですね ええ








このところの忙しさで体が持たない とメールする
かなり経ってから届いたのはこんな返信

『大事を取って今日はもう寝なさい。いーい? 』






2006年10月03日(火)
any time 。



『いつでも胸は貸せるようにしておくよ』

こんなふうに言っちゃうんだな



このときのメール に確か

『この先の繁忙期に向けて その胸で泣かせてもらうことが増えるから』

みたいなことも送ったんだっけ
すーっかり忘れてた(笑)

そのあとに続く 今日逢えそうなニュアンスの言葉
でもまだ風邪が抜けないから
お断りメールを先程泣く泣く送信



ありがとう その言葉嬉しかった





2006年10月02日(月)
順応。



電話回線が増えても 人数は増えないと言う理不尽な状態に突入
おまけに風邪っぽい

朝も 何と言って話しかけられたのか覚えていない

『風邪引いちゃった』

『熱は?』

『ある感じだけど 測ってない』



荷物を持ってきた私を見て
手にしていたコインケースをわざと載せる

『あ!ねえ あのレモンのジュース買ってきて』

『じゃあ口移して飲ませてあげよか』

『うん!』

『はやっ!今言い終わらないうちに「うん」って言ったでしょ(笑)』



やっぱり
この席からでは 話に行けない
フラストレーションたまるなあ

でもね 土曜日ほどじゃなかったよ
嘆きつつも 私は少しずつ順応してるらしい





2006年10月01日(日)
栄養剤。



昨日までの3日間 珍しく彼からメールが来てた
久しぶりに『現場』で作業すると言うので

『じゃあ筋肉痛は2日後だね(爆)』

って送ったら それから毎日報告


勤務を終えた頃に届くメールは 
疲れを一瞬忘れさせる



そして
返信はまだだけど
昨日Sさんに報告したことを 彼にも言う

正式な日は今日『10月1日』だから